高齢者の転倒を診るとき、「外傷がないか」だけで診療を終えていないでしょうか。
今回のスライドでは、転倒で救急搬送され、一度は帰宅となったものの、その後再受診した高齢患者の症例をもとに、高齢者救急でどこまで視野を広げて考えるかをまとめました。
外傷の評価に加えて、「なぜ転んだのか」という内的要因を考えること。画像検査だけでなく、普段の状態まで戻っているか、帰宅後に安全に生活できるかまで考えること。そして、身体的な問題だけでなく、認知機能やADL、家族・介護などの生活背景もProblemとして捉え、必要な支援につなげること。
高齢者救急は、救急診療だけで完結するものではなく、ジェネラリストとしての総合力が求められる領域だと感じています。
「転倒」というよくある主訴から一歩踏み込み、その患者さんの救急受診の背景や、その先の生活まで考えるきっかけとして、本スライドをご活用いただければ幸いです。
※本スライドは、Antaa Channelにて2026/9/14に実施したウェビナーの講演資料となります。