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脂質異常症治療薬 スタチン不耐のフローチャート・薬効ごとのまとめ

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  • スタチン
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  • クレストール
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  • EPA製剤
  • MTP阻害薬
  • PCSK9阻害薬
  • 陰イオン交換樹脂

29,399

131

2021/12/27
2021/12/27 更新

本スライドの対象者

研修医/専攻医/専門医

内容

脂質異常症治療薬に関してのLDL-C管理目標フローチャート、スタチン不耐のフローチャート、薬効ごとの作用機序や特徴、副作用についてまとめています。

また、各薬効に属する薬剤に関して、専門医コメントを掲載しています。

そのほかの薬剤について専門医コメントをご確認いただきた場合は、医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」(完全無料)でご確認ください。

イシヤクアプリはこちら。

iOSの方:https://apple.co/38QrgLq

androidの方:https://bit.ly/3tC1fc7

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脂質異常症治療薬 スタチン不耐のフローチャート・薬効ごとのまとめ

  1. 脂質異常症治療薬一覧 薬効ごとのまとめ イシヤク

  2. 目次 1. 脂質異常症治療薬一覧(画像) 2. 3. 冠動脈疾患予防からみたLDL-C管理目標設定のためのフローチャート LDL-C管理目標設定のためのフローチャート 4. リスク区分別管理目標値 5. 脂質異常症治療薬の特徴 6. スタチン系(スタンダード・ストロング) 7. フィブラート系 8. 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬 9. 陰イオン交換樹脂 10. EPA製剤 11. MTP阻害薬 12. PCSK9阻害薬

  3. 脂質異常症治療薬一覧 スタチン系 スタンダード リポバス 小腸コレステロール トランスポーター阻害薬 メバロチン ストロング ローコール リバロ フィブラート系 ベザトール クロフィブラート リピディル パルモディア クレストール ロスーゼット リピトール アトーゼット ゼチーア 陰イオン 交換樹脂 EPA製剤 MTP阻害薬 PCSK9阻害薬 コレバイン エパデール ジャクスタ ピッド レパーサ クエストラン ロトリガ プラルエント

  4. 冠動脈疾患予防からみたLDL-C管理目標設定のためのフローチャート(簡易版) 左の簡易ツールの Web版はこちら https://www.j-athero.org/jp/general/ge_tool2/ アプリ版も出ていますので、ダウンロードしてご利用下さい ※ガイドラインでは、リスクの分類は吹田研究から導かれた吹田スコアによって分類されること が推奨されています。一方で、ガイドラインでは吹田スコアの算出が煩雑であるため、日常診療 に容易に使用できるようにアプリを用意するとともに、危険因子の個数による簡易チャートも作 成されました。この図はその簡易版の方です。 日本動脈硬化学会 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2017年版より作成

  5. リスク区分別 脂質管理目標値 脂質管理目標値 (mg/dL) 治療方針の原則 管理区分 低リスク <160 <190 まず生活習慣の改善を おこなった後、薬物療法 の適用を考慮する 中リスク <140 <170 高リスク <120 <150 生活習慣の是正と主に 薬物治療を考慮する ● ● Non-HDL-C 一次予防 ニ次予防 ● LDL-C 冠動脈疾患既往 <100 (※<70) <130 (※<100) TG HDL-C <150 ≧40 ※家族性高コレステロール血症、急性冠症 候群の時に考慮する。糖尿病で他の高リス ク病態(非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患、 慢性腎臓病、メタボリックシンドローム、主要 危険因子の重複、喫煙)を合併する時はこ れに準ずる。 一次予防における管理目標達成の手段は非薬物療法が基本であるが、 低リスクにおいても LDL-C 値が180mg/dL以上の場合は薬物治 療を考慮するとともに、家族性高コレステロール血症の可能性を念頭においておく。 治療の順としては、 まず LDL-C の管理目標値の達成を目指し 、その後 non-HDL-C の管理目標値の達成を目指す。 これらの値はあくまで到達努力目標値であり、 一次予防においては LDL-C 低下率20~30%、二次予防においては LDL-C 低下率50%以 上も目標値となりうる 。 日本動脈硬化学会 動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2017年版

  6. 脂質異常症治療薬の特徴 分類 LDL TG HDL-C Non-HDL-C 一般名 プラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、 アトルバスタチン、ピタバスタチン、アトルバスタチ ン、ロスバスタチン スタチン ↓↓〜↓↓↓ ↓ ー〜↑ ↓↓〜↓↓↓ 小腸コレステロール トランスポーター阻害薬 ↓↓ ↓ ↑ ↓↓ 陰イオン交換樹脂 ↓↓ ↑ ↑ ↓↓ コレスチミド、コレスチラミン フィブラート系 ↓ ↓↓↓ ↑↑ ↓ ベザフィブラート、フェノフィブラート、クロフィブラー ト、ペマフィブラート 多価不飽和脂肪酸 ー ↓ ー ー イコサペント酸エチル、オメガ-3脂肪酸エチル PCSK9阻害薬 ↓↓↓↓ ↓〜↓↓ ー〜↑ ↓↓↓↓ エボロクマブ、アリロクマブ MTP阻害薬 ↓↓↓ ↓↓↓ ↓ ↓↓↓ ロミタピドメシル酸塩 ↓↓↓:≦-25% ↓↓:≦-20〜-25% ↓:-10〜-20% ↑:10〜20% ↑↑:20〜30% ↑↑↑:≧30% ー:-10〜10% エゼチミブ 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017 日本動脈硬化学会

  7. スタチン系 作用機序 肝臓におけるコレステロール合成を抑え、主に血液中の LDLを低下させ、動脈硬化などを 予防する。脳梗塞や心筋梗塞などの予防効果もある。 LDL低下の度合いが比較的マイルドな薬剤を「スタンダードスタチン」、作用が強い薬剤を 特徴 「ストロングスタチン」と呼ぶ。 力価:クレストール 5㎎>リピトール 10㎎≒リバロ2mg≧リポバス20㎎≒ローコール 40㎎> メバロチン20㎎

  8. スタンダードスタチン:メバロチン・リポバス・ローコール

  9. ストロングスタチン:リバロ・リピトール・クレストール

  10. スタチン不耐のフローチャート スタチン投与にともなう有害事象の中で、 科学的エビデンスを備えかつ頻度の高い ものとして、筋障害(筋痛や筋力低下と いった自覚症状、 CK値上昇などの検査値 異常)、肝酵素上昇、新規糖尿病発症 が 挙げられる。 日本動脈硬化学会 スタチン不耐に関する診療指針 2018

  11. スタチン不耐のフローチャート(筋障害) 筋症状 筋肉の痛み、つり、こわばり、違和感などのあらゆ る自覚症状 特徴 体幹や近位優位の四肢に左右差なく、比較的大 きな筋肉に出現。 スタチン内服開始から 4-6週間以内で出現 するが、 稀に数年経ってから出現する場合もある。 体を動かすことが多い人に出現しやすい。 重篤な 病態 横紋筋融解症 四肢・体幹の筋力低下:首が重い・腕が挙がらない ・しゃがみ立ちができない など 日本動脈硬化学会 スタチン不耐に関する診療指針 2018

  12. スタチン不耐のフローチャート(肝機能障害) アトルバスタチンとシンバスタチンによる肝障害の 報告は多いが、プラバスタチンとピタバスタチンは 少ない。 肝障害の起こる時期は様々 で、投薬を始めてか ら6か月以上経ってから生ずることもある。 肝障害は、肝細胞障害型のことも、胆汁うっ滞型 のこともあり、さらに自己免疫性肝炎を発症する こともある。 B型慢性肝炎や原発性胆汁性胆管炎( PBC)の 患者への投与は特に注意が必要。 日本動脈硬化学会 スタチン不耐に関する診療指針 2018

  13. フィブラート系 作用機序 特徴 コレステロール合成阻害作用や TG分解促進作用などにより、 LDLやTGを低下させ、HDL を増加させる。 脂質異常症の中でも TGが高い病態に対して有用 である。 リピディルには尿酸排泄作用があり、高尿酸血症を伴う高 TG血症に適している。 各薬剤 パルモディアは、選択的 PPARαモジュレーターと呼ばれ、 PPARα活性化作用が強く、低濃 度で強力なTG低下作用と肝障害などの副作用の軽減が期待される。

  14. フィブラート系:ベザトール・リピディル

  15. フィブラート系:クロフィブラート・パルモディア

  16. 陰イオン交換樹脂:コレバイン・クエストラン 作 用 機 序 副 作 用 陰イオン交換樹脂でできた薬剤 で、胆汁酸を吸着する作用を持 ち、消化管内で胆汁酸を吸着しそ のまま体外へ排泄させてコレステ ロールを下げる。 消化器症状(便秘・腹部膨満)、 皮膚症状(発疹・かゆみ)。

  17. EPA製剤:エパデール・ロトリガ 作用 機序 特徴 脂質合成を抑えたり、 TGの分解を促 進する作用などにより、血液中の脂質 などを改善する。 日本ではEPA製剤(エパデール)を用 いたJELIS試験でEPA1800mg/日の 投与で心血管病が有意に抑制され た。 抗血小板作用も有するため、閉塞性 動脈硬化症やそれに伴う疼痛や冷感 などの改善に使用される場合もある。

  18. MTP阻害薬:ジャクスタピッド 作用 機序 特徴 注意 点 LDLを増やす要因となる MTP(ミクロソー ムトリグリセリド転送タンパク質)という物 質を阻害することで、 LDLを低下させる。 LDLアフェレーシスしか治療法がなかっ た家族性高コレステロール血症ホモ接合 体(HoFH)へのLDL抑制効果が確認さ れている。 脂肪便、下痢、肝障害( ALT・AST増加)、 脂溶性ビタミン不足に注意。

  19. PCSK9阻害薬:レパーサ 作用 機序 特徴 血液中のLDLコレステロールを増加因子 (PCSK9)を阻害し、LDLを下げることで、主に 家族性高コレステロール血症( FH)を改善す る。 FHは、ホモ接合体( HoFH)とヘテロ接合体 (HeFH)のタイプに分かれる。本剤の中で、レ パーサはホモ、ヘテロ両方のタイプに対して の有効性が確認されている。 スタチン系で効果不十分な場合に使われる

  20. 配合剤:ロスーゼット・アトーゼット 特 徴 種 類 小腸におけるコレステロール吸収 を阻害する作用と肝臓でのコレス テロール合成を阻害する作用に よって主に血液中のコレステロー ルを下げる。 ロスーゼット:エゼチミブ(ゼチー ア)とロスバスタチン(クレストー ル)の配合剤。 アトーゼット:エゼチミブ(ゼチー ア)とアトルバスタチン(リピトー ル)の配合剤。

  21. イシヤク 医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」では、全 薬剤に専門医コメントを掲載しています。 ご興味のある方は、 Appleストア・Googleプ レイで「イシヤク」で検索して是非ダウンロード してみてください。 https://bit.ly/3FJmFc9

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