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パーキンソン病と運動

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山本大介
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医療法人徳洲会湘南鎌倉総合病院

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テキスト全文

パーキンソン病と運動の基本情報

#1.

パーキンソン病と運動 Department of Neurology, Shonan Kamakura General Hospital Daisuke Yamamoto

#2.

運動には治療的効果がある パーキンソン病患者が週に2.5時間以上の定期的な運動を行うことで、生活の質や移動能力の低下を緩やかにし、症状の進行を遅らせる可能性。 J Parkinsons Dis. 2017;7:193-202. Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

#3.

運動の全体的な効果 パーキンソン病患者にとって、運動は以下のような効果が期待されます。 運動症状の改善  :歩行能力、バランス、筋力の向上 非運動症状の軽減:抑うつ、不安、便秘、認知機能の改善 生活の質の向上 :日常生活動作の維持、自立性の促進

運動のガイドラインと効果

#4.

Exercise Guidelines 2021 概要 有酸素運動(Aerobic Activity) 筋力トレーニング(Strength Training) バランス、敏捷性、多重課題(Balance, Agility & Multitasking) 柔軟性訓練(Flexibility Training) これらの運動を組み合わせ、週に合計150分以上の中等度から高強度の運動を行うことが推奨されています。 Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

#5.

参考資料 Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

#6.

①有酸素運動(エアロビクス) 効果: バランスや歩行速度、歩幅の改善、    運動機能の向上が報告されています。 週3回、1回30分以上 Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

有酸素運動と筋力トレーニングの重要性

#7.

有酸素運動の全身効果 有酸素運動は運動症状だけでなく、 認知機能、気分、ADLを改善する可能性あり。 Nat Rev Neurol. 2017 Nov;13(11):689-703.

#8.

有酸素運動(週3日以上) 内容:早歩き、エアロバイク、水中ウォーキングなど 強度:会話ができるが息がやや上がる程度 効果:心肺機能、歩行速度・距離、気分改善 Parkinson’s Foundation Exercise Guidelines (2021)

#9.

②筋力トレーニング 筋力トレーニングは運動機能・筋力を有意に改善。 24か月間の高強度筋トレはPDの運動機能の進行を遅らせた。 Cochrane Database Syst Rev. 2012 Feb 15;(2):CD002815. Arch Neurol. 2013;70(2):183–190.

#10.

筋力トレーニングの重要性 筋力トレーニングは、パーキンソン病における運動機能の維持・改善、転倒リスク低下、QOL向上に重要な役割を果たします。特に下肢筋群を中心としたトレーニングが推奨され、週2〜3回の継続的な実施が理想です。 Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

バランス訓練の実践方法と効果

#11.

筋力トレーニング(週2日) 部位:下肢(大腿四頭筋、殿筋)、体幹(腹筋・背筋) 実践方法(週2〜3回)

#12.

③バランス訓練 2021年の研究では、10週間のバランス訓練がPD患者のバランス能力や運動・認知症状を改善し、脳活動の変化をもたらすことが示されました。 パーキンソン病におけるバランス訓練は、運動機能の改善、転倒リスクの低下、QOLの向上に寄与することが多くの研究で示されています。 NPJ Parkinsons Dis. 2022 Jan 21;8(1):12. Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

#13.

バランス訓練(週3日) 種目例: 片足立ち(手すりありでも可) タンデム歩行(一直線上を歩く) 目標:転倒予防・姿勢保持能力の改善

柔軟性訓練とストレッチの重要性

#14.

バランス・柔軟性運動 目的: 姿勢の崩れ・転倒の予防 関節の可動域としなやかさを保つ 実践方法(毎日 or 週3〜4回):

#15.

④ストレッチ訓練 パーキンソン病(PD)における柔軟性訓練は、筋緊張の軽減、可動域(ROM)の維持、疼痛の緩和、姿勢改善、ADL能力の向上に寄与します。 Parkinson's Foundation. Exercise and Parkinson's Disease.

全身ストレッチとヨガの効果

#16.

全身ストレッチングプログラム

#17.

ヨガやピラティスベースの訓練 ゆっくりとした呼吸と動作を取り入れた方法(例:猫のポーズ、ブリッジのポーズなど) バランス能力や心の落ち着きにも寄与

#18.

参考資料 Fitness Counts: A Body Guide to Parkinson’s Disease

運動実践のポイントと推奨動画

#19.

まとめ 有酸素運動はやりやすい。 運動の組み合わせが有効。 有酸素運動、筋トレ、バランス、ストレッチ。 セラピストにメニューを決めてもらう。 YOUTUBE動画もいいでしょう。

#20.

学会推薦のYOUTUBE運動動画 パーキンソン財団(Parkinson’s Foundation) 米国パーキンソン病協会(APDA)

#21.

✅ 実践のポイント 医師や理学療法士と相談: 運動プログラムを開始する前に、専門家と相談し、個々の症状や体力に応じた計画を立てましょう。 無理のない範囲で継続: 体調や症状に合わせて、無理のない範囲で運動を継続することが重要です。 楽しみながら行う: ダンスや太極拳など、楽しみながらできる運動を取り入れると、継続しやすくなります。 グループでの実施: 仲間と一緒に運動することで、モチベーションの維持や社会的交流にもつながります。


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