#4.
本⽇の内容 • みんなで⼀緒に成⻑しよう︕〜SHAREのススメ〜 • 教えられ上⼿になろう︕ • ⾃分で効果的に振り返りをしよう︕
#5.
成⻑するために⼤切なこと 診療セッティング 成⻑ 経験症例数 働き⽅改⾰ × 同僚とのSHARE 症例の質 上級医からの教育 個⼈での振り返り
#6.
診療セッティングによる違い • ⼤学病院 or 市中病院︖ • ⼤規模 or 中規模 or ⼩規模︖ • 都会 or ⽥舎︖ • ウォークイン当直がある or ない︖ • 救急⾞は多い or 少ない︖ • スタッフは多い or 少ない︖ • コンサルトできる診療科が多い or 少ない︖ 千差万別︕︕ それぞれに良い点・悪い点があり、⼀概には⾔えない ただ、研修病院によって経験症例数の差は⼤きいかもしれない
#7.
働き⽅改⾰は嫌でも進む • 2024年から本格的に始まる • ざっくり⾔うと「医師の労働時間規制」 • 今までのような⻑時間労働が“できなくなる” ⇨ 当直回数の減少、当直明け勤務の制限など 経験症例数や診療時間は減少していくだろう
#8.
同僚と⼀緒に成⻑しよう〜SHAREのススメ〜 飯塚病院における“SHAREの⽂化”(1999年〜) 横須賀海軍病院Program Directorからのメッセージ 「医療の⽬的が、できるだけ多くの⼈を救うことに あるとすれば、知識を独り占めしたり、⾃分だけ 知っていることに優越感を感じたりしてはいけない。 同じ研修医仲間で⾃分だけが知っていて、まわりが 知らないようなことがあれば、⾃分を恥じなければ ならない。失敗も成功も『SHARE』しなければ ⽩井敬祐先⽣ この医療の⽬的を達成することはできない 」 http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2003dir/n2540dir/n2540_08.htm
#9.
”SHARE=教えること“は最⼤の学び • 医局で⾃分の経験を話す • わからないことがあれば、 同期同⼠で教え合う。 • レクチャーの場を設ける • SHAREメール • コミュニケーション ツール(LINE/SLACK等) で発信する アウトプットが⼤切︕
#10.
#11.
他のビジネスコミュニケーションツール ⾊々あるので良さそうなの を使ってみては︖
#12.
成⻑するために⼤切なこと 診療セッティング 成⻑ 経験症例数 働き⽅改⾰ × 同僚とのSHARE 症例の質 上級医からの教育 個⼈での振り返り
#13.
Feedbackはカーナビのようなもの “答えあり体験”が⼤切︕
#14.
指導医に恵まれない・・・︖︖ そんなこと⾔ったって、うちには良い指導医なんていないよ・・ と思っていませんか︖︖ 指導医も⼼を持った⼈間 → 熱⼼に指導したい⼈もいれば、その逆もしかり・・・ “指導医は変えられない”、でも“⾃分は変えられる︕” どうすれば「教えてあげたい︕」と思わせられるのか・・・
#15.
教えられ上⼿になろう 信頼と⽀援の⼗箇条 ① ⼈としてのマナーを守る ② ルールを守る ③ 明るく元気な挨拶ができる ④ 嘘がなく誠実である ⑤ 約束を守る ⑥ 差別や偏⾒が無い ⑦ 不平・不満・愚痴・陰⼝が無い ⑧ 向上⼼があり、努⼒する ⑨ 謙虚である ⑩ 他⼈を認め、感謝をしている
#16.
教えられ⼒を⾼める⾏動(研修医Ver.) ①社会⼈としてのマナー(挨拶、時間厳守など)を守る ②きちんとした電話対応ができる ③⾜で稼ぐ ④なべおたま ⑤ほうれんそう(報告・連絡・相談)ができる ⑥わからないことを「わからない」と⾔える ⑦嘘をつかない(やってないことをやってますと⾔う等) ⑧メモを取りながら聞く ⑨教えてもらったことを実⾏する(同じことを何回も⾔わせない) ⑩カンファ等では必ず1つは質問する(質問しようと思って聴く)
#17.
“なべおたま”も意外と⼤切 な︓なるほど べ︓勉強になります お︓おっしゃる通りです た︓確かに ま︓またお願いします あくまで⾃然に。わざとらしいのは嫌がる⼈もいる。
#18.
とりあえずメモ帳を買ってメモしまくる
#19.
なぜ振り返りが重要なのか︖ • なんとなく振り返りが重要なのはわかる • でも⾯倒くさいし、⽇常診療でいろいろな経験を していれば、勝⼿に成⻑するのでは︖ • そもそも振り返りの時間なんて忙しくてとれない • ⾃分のできてないところに向き合うのが⾟い・・・
#20.
ドラッカーはかく語りき “Follow effective action with quiet reflection. From the quiet reflection will come even more effective action.” 効果的な⾏動のあとには静かな振り返り を⾏おう。その静かな振り返りから より効果的な⾏動がうまれる Peter Ferdinand Drucker 決定版 ドラッカー名⾔集より
#21.
経験学習モデル 中原淳. "経験学習の理論的系譜と研究動向." ⽇本労働研究雑誌 639 (2013): 4-14. Kolb, D. A. (1984) Experiential Learning: Experience as the Source of Learning and Development, Prentice Hall.
#22.
⾃分で“効果的な”振り返りをしよう︕ • 経験症例をきちんと振り返って ますか︖︖ • 振り返り⽅は⼈それぞれなので、 ⾃分に合った振り返り⽅でOK (私の場合) 救外で経験した症例を全て記録 Up to Dateやアンチョコ本で勉強 ExcelやEvernote等にまとめる 指導医に恵まれないと嘆くのではなく、 ⾃分で⾃分にFeedbackをできるようになろう︕
#23.
#24.
どんな経験を振り返ればいいのか︖ • 失敗した症例︖ • うまく⾏った症例︖ • よくわからないままになってる症例︖ • 経験した症例全部︖
#25.
⾃分の診療を思考と結果の成否で整理する Incidental Diagnosis,ラッキー診断 正しい思考 間違った思考 思考なし 成功 必然の成功 偶然の成功 失敗 偶然の失敗 必然の失敗 診断エラー “M&Mカンファレンス” 失敗症例だけでなく、 成功症例も振り返ることが⼤切︕
#26.
うまくいったケースの振り返りも重要 • ⾃らの成⻑を実感できる • 気持ちが前向きになる • ⾃⼰肯定感が育まれる • さらなる改善ポイントも⾒つけられる ぜひ成功症例も振り返りを︕︕
#27.
3つのリフレクションとは •Reflection in Action → ⾏動をしながらの省察 •Reflection on Action → ⾏動後の省察 •Reflection for Action → ⾏動のための省察
#28.
Reflection in Action ⾏動をしながら、その⾏動の中で振り返る対処法 例)実際の診断をしていく中で困難が⽣じたときに、 System 1(直感的思考)が作動せず、相補的に System 2(分析的思考)を作動させながらどうにか 鑑別を広げて診断を絞っていく ⽇経メディカル︓診断の質を⾼める3つのReflectionを(志⽔太郎)
#29.
Reflection on Action ⾏動後に、その⾏動の成功・失敗要因を振り返る対処法 例)診断がSystem 1でうまく⾏かなかった時の振り返り を事後に⾏い、なぜ診断エラーが起こったか、またその エラーが成⻑のためにどのような意味を持つかという ことを省察し、次回の同様な局⾯に活かす。 ⽇経メディカル︓診断の質を⾼める3つのReflectionを(志⽔太郎)
#30.
Reflection for Action Reflection on Actionで特定した改善すべき要因に対して、 それを解決するための具体的な訓練の課題を⾃ら設定し、 その訓練を実⾏していくこと 例)⾍垂炎を⾒逃したのは、CTの読影⼒が⾜りなかっ たせいだとわかった。次の当直までに腹部CT読影の本 を読み、⾃分なりの読影の型を決めておこう。 ⽇経メディカル︓診断の質を⾼める3つのReflectionを(志⽔太郎)
#31.
経験学習モデル Reflection for Action Reflection in Action Reflection on Action Reflection on Action 中原淳. "経験学習の理論的系譜と研究動向." ⽇本労働研究雑誌 639 (2013): 4-14. Kolb, D. A. (1984) Experiential Learning: Experience as the Source of Learning and Development, Prentice Hall.
#32.
私の振り返りをもう⼀度⾒てみましょう 失敗事例の振り返り Reflection on Actionはできている For Actionはやや不⾜ ⼀⾒うまくいった事例の振り返り 振り返ると改善点に気づける。
#33.
1⼈でも⾃ら振り返ることで学べる︕ 現在は1⼈でも学べるツールがたくさんある︕ 例)たくさんの医学雑誌、アンチョコ本などの書籍 例)CareNet、Youtubeなどの動画サービス 例)Antaaやm3、Medpeerなどの医師専⽤オンライン コミュニケーションサービス 例)⽇経メディカル、医療系ブログなどの無料の オンラインサービス
#34.
でも指導医に気軽に相談できた⽅がいい︖ • 先輩や指導医がいて、気軽に相談できる環境は⼀⾒ ⾮常に良いように思えます。 • ただ、今まで⾒てきたようなReflectionを⾃らした上で 相談しなければ、⾃⼒で振り返る⼒はつきません。 • 最初は良いけれど、将来⾃分が指導する⽴場に なった時に成⻑が⽌まってしまいます。 • 気軽に相談できない環境だからこそ、⾃分で振り返る⼒ を伸ばすチャンスとも捉えられます。 • もちろん、両⽅できれば⼀番良いのですが(笑)
#35.
エキスパートになれるか︖ Reflection for Action︕ 清⽥先⽣スライドより拝借
#36.
成⻑するために⼤切なこと 〜まとめ〜 経験症例数 →〜↓ 成⻑ × 症例の質↑ 診療セッティング↑〜↓ 働き⽅改⾰↓ 同僚とのSHARE↑ 上級医からの教育↑ 個⼈での振り返り↑
#37.
Take Home Message • 研修病院により経験症例数や上級医の教育の質に 差があるのは事実。それは仕⽅がない。 • 同僚とたくさんSHAREし、経験不⾜を補おう。 •教えられ上⼿になることで、誰からでも学べるはず。 • ⾃⾝の経験を振り返る習慣を必ずつけよう。 • 失敗事例だけでなく、成功事例も振り返るべき︕ • Reflectionには3種類ある。For Actionまでやろう︕
#38.
飯塚病院総合診療科の魅⼒①︓仲間が多い 64︕ 60 50 40 29 34 34 30 33 32 39 36 26 19 23 20 10 0 4 1 4 3 4 4 4 6 6 5 7 5 5 5 5 5 9 10 15 8 15 15 14 11 10 19 18 18 22 22 24 28 28 2000200120022003200420052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202021 スタッフ 専攻医・後期研修医
#39.
飯塚病院総合診療科の魅⼒①︓仲間が多い ベテランも多い ヤングスタッフも多い
#40.
飯塚病院総合診療科の魅⼒②︓ブロックローテーション 当科での研修の特徴︓ ブロックローテーション ・⼀般病棟の患者診療 ・重症患者診(@HCU ) ・外来診療 を同時にすることはない。 それぞれの学びに集中できる。 ⼀定期間に集約することで⾝に付く。
#41.
飯塚病院総合診療科の魅⼒③︓絶えず変化 • 毎年のようにシステムが改良されている • これらは主に若⼿からの意⾒を反映しているものが多い (例)・ナイトシフト(2013年〜) ・病棟固定制度(2013年〜現在は中⽌) ・チーフレジデント制度の確⽴(2014年〜) ・機能別チーム編成(2018年〜) ・連携医療緩和ケア科との密接な連携(2019年〜) ・働き⽅改⾰(17時帰宅・⽉1回の有給取得の推奨) (2020年〜) ・ 整形外科連携(2020年〜) ・有給休暇取得推奨(2021年〜年2回のリフレッシュ休暇) ・ナイトチーム開始(2021年〜)
#42.
飯塚病院総合診療科で⼀緒に成⻑しませんか︖ 2023年度の専攻医・後期研修医も⼤募集中︕ スタッフも⼤募集中︕︕