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救急外来における気管挿管の適応と基準
#2. ①気管挿管の適応 MOVES Mental status/Maintain Airway Expectoration/Expected course Oxygenation Shock 意識障害/気道確保 低酸素血症 Ventilation 換気不全 喀痰・吐物/今後の経過が悪化する ショック
気管挿管用チューブの選択基準とリスク
#3. ②チューブの選択 01 チューブ内径サイズの目安 男性:7.0~8.0cm 女性:6.5~7.5cm 02 挿管管理が長期化しそうな場合に検討 カフ上吸引付きチューブ 気管支鏡の使用できる内径のチューブ 太いチューブは喉頭損傷や嗄声などのリスクでもある リスクベネフィットを考慮して決定
挿管後の確認方法とカフ圧管理
#4. ③挿管後の確認 1 位置の確認 胸郭の上昇→5点聴診→チューブの曇り→呼気CO₂モニター波形 胸部X線:チューブ先端が気管分岐部から3~5cm 2 カフ圧:20~30cmH₂O 定期チェック(時間経過、処置、体位変換前後など) 気管の太さ、チューブの太さ、呼吸器の設定によって最適なカフ圧 は変化するためあくまで目安とする