テキスト全文
発熱の原因と抗菌薬の必要性
#1. 発熱性好中球減少症とは?(FN: Febrile neutropenia) 体温:
腋窩温≧37.5℃
口腔温≧38.0℃
末梢血好中球数:
500/μL未満
1000/μL未満でも今後48時間以内に500/μL未満へ減少すると予測
発熱の原因は感染症に限定されない
ステロイド投与中、高齢者など熱の出にくい患者にも注意 →速やかな広域抗菌薬の経験的治療を推奨 日本臨床腫瘍学会編.発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第3版.出版社:南江堂.発行年:2024,頁:P3
#2. なぜ発熱原因が感染症とは限らないのに抗菌薬が必要? 高度な好中球減少→重症感染症のリスク上昇
肺炎や血流感染症、複数臓器の感染症など重篤な感染症が多い
→しかし臓器特異的な炎症所見が少ないため診断が困難
もし緑膿菌菌血症が熱源の場合48時間無治療だと57%が死亡の報告も
Acute Medical Emergency!
発熱性好中球減少症のClinical Questions
#3. 発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第3版 主なClinical Questions
どの抗菌薬を投与?
外来治療は可能?
抗菌薬開始後のマネジメント
‐状態が改善したが好中球減少持続時
‐発熱は続くが全身状態が安定しているとき
‐全身状態が改善しない場合
リスクが高い患者への予防投与
ワクチン