テキスト全文
横田スタイルの基本概念と導入
#1. 横田先生から プレゼンのヒントを もらったので紹介 揖斐郡北西部地域医療センター 横田スタイル
#2. タイトル 『病院と福祉制度』 これはタイトルからして,研修医・専攻医にとっては 厳しい戦いが予想される レクチャー中の脱落,傾眠が十分予想される
#3. 横田スタイル 介護保険とは・・・・・・ と脱落必至のヤバい展開が来るかと思ったが, 違ったんです
急性期病院からの退院後のケア
#4. 78歳女性 横田スタイル 認知機能の低下の進行により5年前よりグループホームでの生活を してきたが、最近になりパーキンソン病も進行し、車椅子での生活 が中心となっていた。 食事時間がかかり、食事摂取量も減少していたが、発熱と痰の量が 増加したため、東京北医療センターに救急搬送された。 誤嚥性肺炎の診断で入院、抗菌薬加療を行い、肺炎は改善したが、 食事摂取困難、家族の希望もあり、胃ろうが造設された。 状態も安定したが、グループホームの受け入れは困難とのことで、 キーパーソンの長女から相談があった。 実際はこんな感じ はい,みなさんどうしますか?
#5. 横田スタイル フロアからの発言を聞いたあと 初めて 左の枠組みを提示 みんな 「へ~」って スッキリしていた
#6. 横田スタイル その患者さんは,その後地域包括ケア病棟に行きました ところで, 地域包括ケア病棟でどんなところなんでしょうか? 発言を促した後 地域包括ケア病棟の特徴のレクチャーにうつる こういう繰り返しが 在宅調整まで続くよ
地域包括ケア病棟の役割と特徴
#7. 緊急入院した症例の提示 メイントピック 急性期病院後の退院先 メイントピック 地域包括ケア病棟とは 横田スタイルの構造 関連トピック(一例) 退院調整のポイント 介護保険の仕組み 関わる職種の紹介 そこでできること 地域包括だからこそできること,やりがい メイントピック 在宅調整.症例のその後 そこでできること,できないこと 在宅だからこそできること,やりがい
#8. 横田スタイルの特徴 無味乾燥なトピックを患者さんの導線上に置くことで 流れがイメージできる 模擬的に臨床体験させることで,リアルに 必要に迫られる形で興味を持たせることができる さらに始めに問いかけることで 演習→共有→一般論の提示 というインストラクショナルデザインでの 効率的な学びも提供している
症例提示とインタラクションの重要性
#9. 横田スタイルを実践するには 自分が話すトピックに症例の 実際の流れを重ねられるか確認 重ねられそうであれば, トピックの紹介の前に症例提示して 症例の導線上にトピックを配置する インタラクションを常にすることで 演習に近い効果を出す
#10. プレゼン部としての気づき 症例の導線に「もし」の導線を多数作ると面白いかも 状況 症例 トピック 状況 分岐 トピック 状況 分岐 トピック 状況 トピック ゲームでいうところの「オープンシナリオ」システム 症例のシナリオに分岐を多数もたせると さらに派生したトピックの説明も興味をもたせられるかも
無味乾燥なトピックを生かす方法
#11. 一見無味乾燥なトピックでも 患者さんの導線上におくことで とびきりウェットな学びになる! 揖斐郡北西部地域医療センター 横田スタイル