#10. 検診はMMGと超音波(US)どっちがいいの? ポイントは3つ ① 死亡率の低減が証明されているのはMMGのみ ⇒これが日本において対策型検診としてMMGが採用されている理由 ② MMGにUSを併用すると感度は上昇するが特異度は低下する ⇒40歳以上の72,998人の日本人女性を対象とした研究で感度/特異度はMMG単独群で 77.0%/91.4%に対してUS併用群では91.1%/87.7%であった ※ Narumi Harada-Shoji et al. JAMA Network Open.2021;4(8):e2121505. ③ 日本人は高濃度乳腺が多くMMGの精度が低下する人がいる ⇒これについても死亡率低下のエビデンスはないが、高濃度乳腺ではMMGの 精度が低くなるので、乳腺濃度の高い若年者などはUSを追加する意義が高いと考えられる 基本はMMGでOKですが、一部にUSを受けた方が有益な可能性がある人もいます MMGが痛くて検診から足が遠のいてしまうならUSでも受けた方がよいです 自分にUSが必要かわからない方は、乳腺クリニック等へ相談ください