テキスト全文
ペニシリン系抗菌薬の概要と使用状況
#1. ペニシリン系抗菌薬セフェム系抗菌薬(前編)Ver. 0 抗微生物薬のマネジメント戦略 2022.8.1
#2. ペニシリン系抗菌薬 ①天然型ペニシリン:カビ由来 ②黄色ブドウ球菌用ペニシリン
ナフシリン・オキサシリン ③アミノベンジルペニシリン
アンピシリン ⑤ベータラクタマーゼ阻害剤
アンピシリン・スルバクタム ④ウレイドペニシリン
ピペラシリン ピペラシリン・タゾバクタム 黄ブ菌の耐性化 陰性桿菌へ拡張 緑膿菌へ拡張 耐性菌(βラクタマーゼ)対策
#3. ①天然型ペニシリン 一般名:ペニシリンG
<スペクトラム>
レンサ球菌,肺炎球菌,腸球菌(E.faecalis)
髄膜炎菌,嫌気性グラム陽性菌,スピロヘータ
<臨床での使用状況>
・梅毒、神経梅毒 ・髄膜炎菌髄膜炎
(・肺炎球菌性肺炎)
<追記>
・PRSPが増加しているため、肺炎球菌性髄膜炎の
初期治療には用いづらい。
・投与回数が多く(半減期が短い)、輸液量が多くなる(Kを多く含むため)ことが難点。
アミノベンジルペニシリンと緑膿菌用ペニシリン
βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリンの特性
セフェム系抗菌薬の種類と特徴
セファロスポリン系の臨床での使い分け