#4.
抗MRSA薬の種類 バンコマイシン
テイコプラニン
リネゾリド
ダプトマイシン
アルベカシン
<CA-MRSA>
テトラサイクリン系,ST合剤,クリンダマイシン,キノロンを使用することあり
#5.
バンコマイシン <特徴>
・使用経験の蓄積がある
・血中濃度測定の必要性
→副作用のモニター トラフ値の測定
副作用:腎毒性
・投与速度
Red neck syndrome
・補足
VCMのMICが2μg/mlの株でも
臨床的有効性はやや悪い
#6.
バンコマイシン <臨床での使用例>
・MRSA感染症
感染性心内膜炎,化膿性関節炎,肺炎・・・
・E.faecium感染症
・コリネバクテリウム肺炎
・MRSA感染症等が鑑別にあるEmpiric therapy
MSSA感染症ではVCMはβラクタムより効果が劣る Clin infect Dis 44:190-196,2007
#7.
テイコプラニン <特徴>
・副作用はバンコマイシンより少ないとされる
腎障害出現率,ヒスタミン遊離作用が少ない
・臨床的効果について、バンコマイシンに勝る報告はない
#8.
リネゾリド <特徴>
・オキサゾリジン系薬剤
・静菌性抗菌薬で、内服薬がある
<使用時注意事項>
・2週間以上の長期使用で可逆性の骨髄抑制
(特に血小板減少,貧血)腎機能患者で出やすい
・SSRI使用中の患者でセロトニン症候群に注意
・副作用神経障害(末梢神経、視神経)がある
・乳酸アシドーシスは死亡率が高いので見逃さない
#9.
リネゾリド <臨床での使用例>
皮膚軟部組織感染症,骨・関節感染症,肺炎,髄膜炎に対しVCMと並んで第一選択薬。
ドレナージをしながら膿胸に対して使用することもある。
※髄液移行性良好
#10.
ダプトマイシン <特徴>
・サイクリックポリペプチド系抗菌薬
・濃度依存性の殺菌的な抗菌薬
<使用時注意事項>
副作用 CK上昇・好酸球肺炎・血球減少
CK:週に1回はモニタリング
耐性菌に注意する必要あり
薬剤投与量の問題(添付文書)
#11.
ダプトマイシン <臨床での使用例>
皮膚軟部組織感染症,敗血症・心内膜炎,骨・関節感染症に対してVCMと並んで第一選択薬。
皮膚軟部組織への移行性良好。
肺胞サーファクタントで不活化されるので、肺炎では使えない。
#12.
実臨床での使い分け ・血流感染症
MRSAの感染性心内膜炎
・皮膚軟部組織感染症
・グラム陽性耐性菌の治療
などで使い分けを行ってゆきます スライドの動画解説は
You tube(抗微生物薬のマネジメント戦略)をご参照ください。
実臨床での使い分けは、書籍等をご参照ください。