テキスト全文
救急搬送された80代男性の症例
#1. その患者、MRI撮像できますか? 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科(救急部門)
竪 良太
#2. ある夜の救急当直中 80代男性が1時間前からの左上下肢の高度な麻痺と左顔面の麻痺を主訴に救急搬送された。
バイタルサインは軽度の意識障害と血圧高値あり。
モニター上は未指摘の心房細動であった。
低血糖はなく、脳卒中が疑われる。頭部CTで出血はなく、急性期脳梗塞の可能性が高いと考えられた。
MRI撮像の判断基準と注意点
#3. 「急いで頭部MRI!」と思っていたら 家族から
「5年前に大腿骨頚部骨折で人工関節の手術をしました」
インプラント患者のMRI撮像原則
インプラントとMRI検査の指針
MRI撮像におけるデバイス管理
心臓ペースメーカーのMRI対応
MRI対応機種の条件と確認事項
インプラント患者へのMRI撮像の重要性