乳酸高値の患者さんを前に、「追加で輸液すべきか」「昇圧薬を調整すべきか」「もう少し評価すべきか」と迷う場面は少なくありません。
本スライドでは、蘇生輸液を「とりあえず入れるもの」としてではなく、病態・指標・時間経過の中でどう考えるかを整理しました。
輸液の目的は、前負荷を増やし、心拍出量を上げることです。
ただし、輸液をして心拍出量が上がること、つまり輸液反応性があることと、その患者さんに本当に輸液が必要であることは同じではありません。
乳酸値、ScvO₂/SvO₂、PvaCO₂ギャップ、CRT、mottlingなどから輸液必要性を評価し、輸液反応性、さらに過剰輸液による害を踏まえた輸液忍容性まで考慮して、追加輸液の判断につなげる流れをまとめています。
救急外来、病棟急変、ICUでの初期蘇生後の再評価など、循環管理に関わる場面で参考になれば幸いです。
※本スライドは、Antaa Channelにて2026/7/2に実施したウェビナーの講演資料となります。