#4.
新型コロナウイルス感染症の主な症状 新型コロナ感染症 病院・診療所のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVer.3.0
#5.
新型コロナ感染症 病院・診療所のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVer.3.0
#6.
新型コロナウイルス感染症の特徴 新型コロナ感染症 病院・診療所のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVer.3.0
#7.
日本における年齢階級別症例数と致命率 厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2020年11月4日)
新型コロナ感染症 病院・診療所のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVer.3.0 重症化のリスク
#8.
新型コロナウイルスの感染経路
飛沫感染が主体
感染者の咳嗽など
→ 飛沫(≧5μm)が1-2m 飛ぶ
→ 吸気や粘膜に付着して感染
#9.
新型コロナウイルスの感染経路 エアロゾル感染:厳密な定義はない
感染者の呼気や咳嗽など
→エアロゾルが空中に数時間浮遊
→ 吸気で感染
一般的な感染経路ではない
エアロゾルが発生する可能性:気道吸引、気管内挿管、下気道検体採取等
空気感染予防策をする
#10.
新型コロナウイルスの感染経路 “マイクロ飛沫”:感染医学的に未確立の用語
感染者の発声・歌・激しい呼気(運動など)
→ “マイクロ飛沫”(<5μm?)
→ 空中を短時間、数m漂うと言われている
→ 吸気で感染
空気感染でも飛沫感染でもない状況でのクラスター発生から
3密感染の根拠として想起
#11.
新型コロナウイルスの感染経路 接触感染
感染者の気道分泌物(唾液、鼻汁、痰等)が物に付着
→ 手に付着
→ 付着した手で口腔、鼻腔、眼球粘膜などに触って感染
接触感染は手指衛生で遮断可能
↑↓
空気/飛沫/“マイクロ飛沫”は吸い込む
#12.
標準予防策+感染経路別予防策 標準予防策
「どんな患者も何かの病原体を有している」ことを前提
すべての患者・すべての診療に対して行う予防策
感染経路別予防策
• 空気感染/飛沫感染/接触感染することが明らかな病原体
に対して「上乗せ」する予防策
#13.
感染予防策
#14.
今は全患者がコロナの前提かぜ症状の有無で対策を分ける 全患者 有症状者
#15.
医療機関の感染対策
#16.
かぜ症状の受診方法を患者さんに伝える あらかじめ患者に伝えておく
自宅療養中:1日2回(朝・夕)体温の記録
不安があるとき: かかりつけ医に電話
一定期間の自宅療養を促す
受診時はまずかかりつけ医に電話
#17.
「動線分離」「時間分離」 動線分離
院内での分離
• 患者同士:1m以上あける,会話を控える
• 有症状患者:専用診察スペース+一方向動線
院外への分離
• 患者自家用車での待機;車内での問診や検体採取
• プレハブ、テント、トレーラーハウス等での診察
• 電話再診、オンライン診療の活用
時間分離
診療時間の分離
• かぜ症状患者専用の診療時間帯への誘導
#18.
院内の3密対策 密閉を避ける:換気
密接を避ける:みんなでマスク
会話:マスクの徹底
密集を避ける:患者同士1m以上,待合室での会話を控える
会議は少なく短く
休憩は静かに交代で
#19.
接触感染予防策を徹底 接触感染予防策は必須
すべての患者が診療で触れたものを消毒(例:聴診器)
手指衛生の徹底
患者:入り口・受付で手指消毒
誘導するごとに手指衛生をお願いする
#20.
医療従事者(職員)の健康管理 職員の体調確認
出退勤時の体温測定 1日2回,顔を合わせる
自発的に相談しやすい環境づくり
職場環境づくり
私生活でも,感染のリスクのある行動を避ける
職員体調不良時の診療体制の想定
#21.
復職基準 退院基準***
有症状の者
1)10日間経過 かつ 症状軽快後72時間経過
2)症状軽快後24時間経過 かつ PCR検 査または抗原定量検査で24時間
以上の間隔をあけて2回陰性
無症状陽性の者
1)10日経過間経過
2)6日間経過後 かつ PCR検査または 抗原定量検査で24時間以上の間隔
をあけて2回陰性 新型コロナ感染症 病院・診療所のプライマリ・ケア 初期診療の手引きVer.3.0
#22.
検 査
#23.
新型コロナウイルス感染症の検査 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針 第1版より ※1:発症2日目から9日目以内の有症状者の確定診断に用いられる
※2:有症状者への使用は研究中。無症状者への使用は研究を予定している
※3:使用可能だが、陰性の場合は鼻咽頭PCR検査を行う必要あり
※4:推奨されない
#24.
新型コロナ陰性結果の解釈について 陰性でもコロナは否定できない(インフルエンザも同じ)
新型コロナ:PCR検査 感度は低い
• 感度70%?・特異度95-99.7%?1
• PCR以外の検査の感度:PCRよりも劣る
インフルエンザ迅速検査:感度も低い
• 感度62.3%・特異度98.2% (159研究のメタアナリシス)2 1.doi:10.1056/nejmp2015897 doi:10.1101/2020.05.15.20103515 doi:10.1136/bmj.m1808
2.doi:10.1059/0003-4819-156-7-201204030-00403
#25.
陰性でも否定できない 地域で大流行中の発熱・咳嗽
「かなりコロナ(インフルエンザ)っぽい」と判断
→検査前確率を80%に見積もる
→陰性と判明した場合でも、検査後確率は55-60%
地域で小規模発生中の発熱・咳嗽
「ちょっとコロナ(インフルエンザ)っぽい」と判断
→検査前確率を20%に見積もる
→陰性と判明した場合でも、検査後確率は7-8%
#26.
陰性結果の説明は慎重に 「陰性だから風邪でしょう」→「後日陽性」ということも…
• 陰性であってもコロナを完全に否定できない
コロナ前提の療養について丁寧に説明し、カルテ記載
• 療養中の過ごし方を患者に説明
家族にも分かるように,リーフレットを渡す
【参考】日本プライマリ・ケア連合学会初期診療の手引き Ver.3.0
#27.
コロナ感染対策 標準予防策+感染経路別予防策
発症前から感染力がある
「自分自身も感染源かも」という特殊性
• 3密回避する
自分を患者と見なして標準予防策+空気/飛沫感染予防策
コロナと共に生きる時代
既にやって来たことを、引き続き丁寧に続ける
#28.
初期診療の手引き Ver.3.0 改訂のポイント
かぜ症状の診療の流れ
各種検査の比較
発熱時のオンライン診療
透析患者、施設・在宅の対応