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皮膚科に頼れない人に贈る ステロイド外用剤の選び方、使い方

投稿者プロフィール
エフ@皮膚科

総合病院皮膚科

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858

概要

目次

・はじめに:ステロイドの作用機序と吸収経路

・ステロイド外用剤の剤形の種類と選び方

・本邦ではステロイド外用剤は強さに応じて、5つのランクに分類される

・ステロイドの吸収効率は部位によって異なる

・外用ステロイドの塗り方

・外用ステロイドの注意点その1

・外用ステロイドの注意点その2

・外用ステロイドの注意点その3

・外用ステロイドの注意点その4

・外用ステロイドの注意点その5

・最後に:皮膚科への紹介はお気軽に

本スライドの対象者

研修医/専攻医

参考文献

  • Barnes PJ. Molecular mechanisms and cellular effects of glucocorticoids. Immunol Allergy Clin North Am. 2005, vol.25, p451-468.

  • Malkinson FD. Studies on the percutaneous absorption of C14 labeled steroids by use of the gas-flow cell. J Invest Dermatol. 1958, vol. 31, 19-28.

  • Boguniewicz M. Conventional topical therapy of atopic dermatitis. Atopic Dermatitis (Bieber T, et al, ed.), Mercel Dekker Inc, 2002.

  • アトピー性皮膚炎ガイドライン, 2018

  • Feldmann RJ. Regional variation in percutaneous penetration of 14C cortisol in man, J invest Dermatol. 1967, vol.48, no. 2, p181-183.

  • 島雄周平. ステロイド外用剤の外用期間と外用方法. 日本医事新報. 1993, vol. 3625, p135-136.

  • 島雄周平. 外用ステロイド剤による全身的影響. Therapeutic Research. 1988, vol. 8, p222-231.

  • 相馬良直. ステロイド外用薬を長く使っていますが、副作用は大丈夫でしょうか。 皮膚科の臨床. 2021, vol. 63, no. 6, p734-737.

  • 有川順子. アトピー性皮膚炎患者の眼圧と顔面へのステロイド外用療法との関連性についての検討. 日皮会誌. 2002, vol.112, p1107-1110.

  • Chi CC. Risk of intrauterine growth retardation, malformations and other birth outcomes in children after topical use of corticosteroid in pregnancy. Acta Obstet Gynecol Sand. 2002, vol.81, p234-239.

  • Butler DC. Safety of dermatologic medications in pregnancy and location: Part Ⅱ. Location. J Am Acad Dermatol. 2014, vol. 70, no. 417, e1-e10.

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テキスト全文

ステロイド外用剤の基本と作用機序

#1.

皮膚科に頼れない人に贈る ステロイド外用剤の選び方、使い方 エフ@皮膚科 Twitter ID:@sz6ds

#2.

はじめに:ステロイドの作用機序と吸収経路 • ステロイドは細胞質内のステロイド受容体に結合し、NF-κβや AP-1といった転写因子を阻害し、抗炎症作用を示す1)。 • 同時に免疫抑制作用や細胞増殖抑制作用も有し、有害事象を引き 起こす。 • ステロイド外用剤は、経表皮・経付属器経路から吸収される。 • ステロイド外用剤の経皮吸収は角層の厚さ2)や剤形に左右される。 1) Barnes PJ. Molecular mechanisms and cellular effects of glucocorticoids. Immunol Allergy Clin North Am. 2005, vol.25, p451-468. 2) Malkinson FD. Studies on the percutaneous absorption of C14 labeled steroids by use of the gas-flow cell. J Invest Dermatol. 1958, vol. 31, 19-28.

ステロイド外用剤の剤形と分類

#3.

ステロイド外用剤の剤形の種類と選び方 →発毛部はローション、それ以外は軟膏 ステロイド外用剤の剤形には軟膏、クリーム、ローションがある。 基本的にはどれを選んでも構わない。 (参考) • 抗炎症作用 :軟膏>クリーム>ローション※3) • べとつき :軟膏>クリーム>ローション ※薬剤により異なる 3) Boguniewicz M. Conventional topical therapy of atopic dermatitis. Atopic Dermatitis (Bieber T, et al, ed.), Mercel Dekker Inc, 2002.

部位別のステロイド吸収効率と使用法

外用ステロイドの正しい塗り方と注意点

外用ステロイドの副作用と禁忌

特定部位への外用に関する注意事項

妊婦・授乳婦への外用と皮膚科への紹介

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