#4.
自院の設備 ダーモスコープ:なし
*通販価格 6-7万円
顕微鏡:なし
*通販価格 10万~ *疥癬診断プロセス1 ダーモスコープで
怪しいトンネルや角質部を選定 怪しいトンネルや角質部から
角質を生検又は直接虫体を採取 顕微鏡で虫体、卵、糞を同定 1 和田康夫: 疥癬ハンドブック, 2016, アトムス 診断実績なしでは買ってもらえない!
代替品は??
#5.
ダーモスコープの代用品 皮膚科医と思われる人の口コミもあり。。。
#6.
LEDフラッシュライトルーペ 通販で2000-3000円 写真はミザールテック社のRF-100
#7.
代用品の実力 10mm 実際もう少しクリアに見えます
(スマホをルーペに近づけて撮影) 自験例:患者さんの許可を得て掲載
#8.
ちなみに。。。 写真だけならスマホの8倍ズームでも
(焦点距離が必要なので、探すのには不適) 自験例:患者さんの許可を得て掲載
#9.
顕微鏡の代用品 安い!買った~!!
#10.
ポータブル顕微鏡 通販で1500-3000円 写真はKenko社のSTV-120M
#11.
ポータブル顕微鏡の問題 メカニカルステージがない!
*視野をクリクリ回して動かすやつ コレ 写真はOlympus CX23 サイトより引用
https://www.olympus-lifescience.com/ja/microscopes/upright/cx23/ 広い平面に検体を固定する必要性
#12.
セロテープ法 勝又一夫・一臣先生(勝又医院、名古屋)が開発1
セロテープで皮膚の鱗屑を剥がして
スライドグラスに張り付けて顕鏡する方法
追試では感度68%と報告あり2 1 Katsumata K, Katsumata K. Intern Med. 2006;45(14):857-9. PMID: 16908942.
2 Walter B, et al., Arch Dermatol. 2011 Apr;147(4):468-73. PMID: 21482897.
#13.
セロテープ法を応用 ピンセットやスキンスクレイパーで皮膚の鱗屑を剥離
又は26G針でトンネル先端の鱗屑をすくい上げる 皮膚上の剥離片や26ゲージ針の先端を
セロテープに張り付けて検体を回収
さらに、剥離後の皮膚にも張り付けて検体を回収 A4の白いコピー用紙に張り付けて
ポータブル顕微鏡で観察 *少し出血することあり *白が手に入りやすく見やすい *皮膚上に取り残した
虫や卵を回収
#14.
代替品の実力 0.5mm *付属のスマホ用アタッチメントで撮影 X120
#15.
代替品の実力 白い糞(矢頭)や
透明な卵(矢印)
も観察可能
#16.
診療報酬点数 D017 排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査
3 その他のもの 67点
+
D026 検体検査判断料
7 微生物学的検査判断料 150点
=217点(+迅速検体加算など) コスト算定については
Antaa Q & Aにて大阪中央病院 谷口彰治先生より御教示いただきました ただ、ヒゼンダニ以外の診断に使えない検査系なので、
自院では同定した時だけ算定するようにしています
#17.
この方法の利点 初期投資が安価
⇒ダーマスコープや据え置き顕微鏡より大幅に安価
診断実績がなくても導入しやすい
ポータブルデバイスのみで診断が完結
⇒スペースの限られた診療所や訪問診療でも有用
#18.
閲覧ありがとうございました
よろしければご活用ください こちらもご参照ください
Kaneko M and Ohnishi J, Detection of Scabies Mites with a Handheld Magnifier and Portable Microscope, Balkan Med J 2024, in press.
DOI : 10.4274/balkanmedj.galenos.2024.2024-4-36
スライドで使用した写真については
患者様から学術的な利用についての同意書を取得しています