#4.
演者紹介 学会レベル 2020年ー 日本プライマリ・ケア連合学会 ICT診療委員会委員長
プライマリ・ケアにおけるオンライン診療ガイドの編集
日本医学会連合などへの学会提言の策定
日本専門医機構総合診療専門医検討委員会 専攻医・指導医支援部会 診療者レベル スマホは持っている
ダイエットアプリを使ったり使わなかったり
パソコンでメールやSNSする
日本医師会のHPKI医師資格取得
厚労省オンライン診療講習修了
96床のケアミックス型病院の外来センター長
電子カルテ ○
電話再診 ○
オンライン診療 X 演者とオンライン診療 実践者として、というより、家庭医療・総合診療・在宅医の観点からオンライン診療をウォッチしているスタンスからのお話になります。
#5.
オンライン診療を取り巻く状況の3行プレゼン イマココ!
#6.
日本のオンライン診療の歴史 1997年:厚労省が特定条件下での遠隔診療が無診察診療には当たらないと通知
-2017年:詳細な診療ルールが順次通知
へき地・離島・障害のある患者に
対面診療を補完する形でのビデオ機器の使用
電話診療料 73点 を算定
2018年:厚労省よりオンライン診療の適切な実施に関する指針が発出 オンライン診療料 : 71点 +医学管理料 : 100点 E-ラーニングによる講習会の受講が必須 → ”平時のオンライン診療”
#7.
厚労省 オンライン診療研修・緊急避妊薬の処方に対する研修 無料オンライン
#8.
厚労省 データからわかるー新型コロナウイルス感染症ー https://covid19.mhlw.go.jp/ COVID-19感染拡大後のオンライン診療に関する動向 〜第1波〜 ICT診療委員会設立 オンライン診療ガイドver1 オンライン診療ガイドver2 時限措置発令 コロナ診療対応 医学会連合初診オンライン提言書
#9.
日本プライマリ・ケア連合学会ICT診療委員会 2020.4~ ビジョン
日本のプライマリ・ケアにおいて外来・病棟・在宅と調和する『第4の診療形態(the 4th Patient Care)』であるオンライン診療を開発しその普及に貢献する
#10.
日本プライマリ・ケア連合学会ICT診療委員会オンライン診療班の活動内容 オンライン診療ガイドを作成
オンライン診療ガイド開発動画を作成
オンライン診療診断学ことはじめシリーズを作成
冬期セミナーオンライン診療WSを企画
学術大会企画
オンライン診療に関するオンデマンド配信
新型コロナウイルス対策シンポジウムに登壇
日本医学会連合提言書の学会コメント文案作成
オンライン診療が困難な症状リスト
不適切処方リスト
スウェーデン大使館商務部に対する日本の オンライン診療の現状 オンラインヒアリング
#11.
オンライン診療ガイド(表示はVer2.0)平時と時限措置の違い
#12.
オンライン診療ガイドver1.0オンライン診療の対象者
#13.
初診からのオンライン診療Not To Do! To DO! まったくの初診患者への対応 JPCAオンライン診療ガイド解説動画リンクはこちら →
#14.
オンライン診療に適していない症状リスト
#15.
スローガンは 第4の診療形態!
そもそもオンライン診療は対面診療と対比するものではない。オンライン診療は、患者さんの状態を医師が判断して、相応しい時に用いる診療形態である。診療には入院・外 来・在宅という形態の別があり、オンライン診療はそこに並列される「第 4 の診療形態」 なのである。
『第 4 の診療形態』であるオンライン診療のより良い適応を検討し、現在の感染予防対策 としてだけでなく、将来にわたり、広く住民に、正しく提供、できるように育てること
黒木春郎、医事新報, No.4995 2020 年 01 月 18 日発行
#16.
厚労省 データからわかるー新型コロナウイルス感染症ー https://covid19.mhlw.go.jp/ COVID-19感染拡大後のオンライン診療に関する動向 〜第2-4波〜 ICT診療委員会設立 オンライン診療ガイドver1 オンライン診療ガイドver2 時限措置発令 コロナ診療対応 医学会連合初診オンライン提言書
#17.
2020年度:時限措置の電話およびオンライン診療の実施状況 登録医療機関数 初診からの診療報告数 全医療機関の1%から15%に増えた 初診対応施設は全体の1%以下 厚労省 オンライン診療関連資料より 再来の処方継続目的に主として使われている?
#18.
時限措置による電話およびオンライン初診の診療実施状況 実施状況
全国で月7000件前後 実施医療機関あたり月10件
電話診療が83%(7-9月は90%)
内科68%、小児科26%
31%で過去の診療録なし
発熱・「かぜ症状」が60-70% 厚労省 第13回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会資料
#19.
時限措置による電話およびオンライン初診の診療実施状況 リスクマネジメント
発熱、頭痛、咳腹痛診療において
1割弱で対面診療を勧奨していた 厚労省 第13回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会資料
#20.
厚労省通知より初診電話・オンライン診療の注意喚起 「初診」の定義(新規症状・疾患+当該医療機関に初めての受診)
処方制限違反(睡眠薬、コデイン10%、8日以上処方)
適応外処方(痩身目的のGLP-1阻害薬)
遠方からの診察(対面診察の案内が困難)
→ 結局、厚労省オンライン診療E-Learningの受講が強く推奨されることになった。
#21.
日本医学会連合オンライン診療初診に関する提言 かかりつけの医師が、背景のわかっている患者に対して行う場合のみ、オンライン初診を行う
オンライン初診が適さない状態
診断のため医療機関における検査が必要(情報量)
投薬以外の治療を開始すべき状態(対応手段)
専門外の医師による初診の対応については『緊急性』と『対面による情報量や対応の違い』の観点からすべきもの
後半に各学会からのふたつのネガティブリスト
初診に適さない症状
初診での投与について十分な検討が必要な薬剤
#22.
厚労省 データからわかるー新型コロナウイルス感染症ー https://covid19.mhlw.go.jp/ COVID-19感染拡大後のオンライン診療に関する動向 〜第5波以降〜 ICT診療委員会設立 オンライン診療ガイドver1 オンライン診療ガイドver2 時限措置発令 コロナ診療対応 医学会連合初診オンライン提言書
#23.
オンライン診療ガイドver2.02021年8月3日より学会サイトで公開 PDFテキスト(目次ワープ付)
厚労省通知を反映
以下を追加
時限措置実施状況の検証
発熱・COVID-19患者診察
実践者による立ち上げ期の振り返り
#24.
オンライン診療ガイドver2.0オンラインのかぜ診療とCOVID-19診療 かぜ診療 受付でのトリアージ
診察時の重症度評価
呼吸数の計測、呼吸様式視診
咽頭のスマホ照明
経過説明と対面診療必要時の案内
COVID-19 軽症自宅待機者診療 事例報告
自院外来で診断し一家全員オンライン診療
保健所からの一家オンライン診療依頼(子供がかかりつけ)
小児の隔離入院継続不能例
#25.
コミュニケーションと診断に焦点を絞った、シリーズ動画も学会サイトで公開! オンライン診療
診断学ことはじめ 全6回の動画シリーズJaMITAC, Medpeer作成協力
コモンディジーズを模擬患者に診察し留意点も含め解説
演者・関係者による座談会から、各事例のTIPSも共有 試しに再生してみましょう。
#26.
COVID-19対応とオンライン診療2021年8月以降の動向 8.13 厚労省、『診療所の医師は、検査陽性者を確認した際には、保健所の判断が無くとも、さらにその家族等の濃厚な接触の可能性のあるものに検査を促すこと。さらに、保健所の連絡を待たず、必要な治療や保健指導を行うこと』を通知
8.13 東京都医師会、全域でオンライン診療や24時間の見守り体制を導入すると発表
8.16 厚労省、新型コロナウイルスの自宅療養者に対する診療報酬の増額を通知(初診2140+2500円、再診730+2500円)
#27.
オンライン診療を取り巻く状況の3行プレゼン イマココ!
#28.
今日のトピック
学会ガイドの作成を通した、プライマリ・ケアの理念に沿ったオンライン診療実施のポイントについて 〜ファクト〜
オンライン診療が今後のプライマリ・ケアにもたらすもの〜アイデア〜
みなさんから質疑応答
#29.
今後の展望オンライン診療そのものの開発 診察技法の開発
コミュニケーションに与えるインパクト
ケアアクセスを改善しうるポテンシャル
治療アプリケーションなどとの連動性
自宅急変、不適切処方などリスクの測定
かかりつけ医機能の強化(システム登録、家族受診を通して)
デバイス開発、セキュリティ強化、データ収集臨床研究(患者経験価値、実装研究、記述・コホート研究、RCT)医療政策研究などが必要と思う。
#30.
今後の展望オンライン診療の適応対象 詳細 外来初診
かぜ診療(小児・成人)
軽症コロナ診療
花粉症、皮膚炎、軽度外傷?
外来再診
生活習慣病(HTN、DM、HL)
禁煙外来
認知症
検査結果の説明(診療・健診)
専門医との連携 (D to P with D)
頭痛
メンタルイルネス
婦人科
てんかん
難病 医療アクセス
離島、過疎地交通手段のアクセスが悪い地域
平日や日勤帯に休めない就労者育児や介護による受診困難者
在宅医療を受けている患者 (D to P with N)
遠方で頻回往診が困難
コロナ拡大により訪問が困難
特殊ニーズ(一部自由診療)
セカンドオピニオン外来 (D to P with D)
緊急避妊薬 / 低用量ピル
AGA外来・ED外来
舌下免疫療法 大林克巳, どんな患者さんだとはまるのか? 雑誌 治療 Vol.103, No.2 2021.2 を参考に演者が一部改変
#31.
今後の展望オンライン診療の適応対象 ざっくりまとめ
#32.
今後の展望(住民患者目線)(在宅拡大期にあったように)Patient Journeyを支援するような診療形態ごとの適応と連携の開発
#33.
今後の展望(担い手)多様な診療の場に対応する医師集団の育成6つの診療形態を駆使する家庭医/総合診療医・専門医が日本のどこでも住民の健康を支え続けている 医療機関 研修プログラム 各学会 地域コミュニティ 医師会,行政,ベンダー,, 日本専門医機構
#34.
結語日本のオンライン診療とプライマリ・ケア 時限措置の開始により、初診に適応が広がり電話診療、かぜ診療が大半を占める
初診に関しては適切なトリアージ、診察技法、対面診療との連携の啓蒙が必要である
平時の診療対象となりえた、医療アクセスやアドヒアランスを向上させるような適応も紹介していく必要がある
プライマリ・ケア発展の検証のためには適切なデータ収集や研究実施、専門教育といった学術活動が必要である
#35.
オンライン診療とプライマリ・ケア外来・病棟・在宅に続く、第四の診療形態 Antaa特別企画
飯塚病院・頴田病院 総合診療科 吉田 伸 たくさんのご質問お待ちしています!