#4.
カルシウム・ビタミン D サプリメントは骨折・転倒を予防しない from BMJ 69 試験・ 153902 例を統合したシステマティックレビュー・メタ解析。対象の 87% が地 域在住、 73% が骨折・転倒の高リスクでない成人で、骨粗鬆症薬非使用者に限定。あらゆ る骨折に対し、カルシウム単独( 11 試験9067 例、 RR 0.91 、 95%CI 0.81 -1.01 、 moderate certainty )、ビタミン D 単独( 36 試験92045 例、 RR 1.00 、 0.95 -1.06 、 high certainty )、併用( 15 試験51126 例、 RR 0.91 、 0.84 -0.99 、 high certainty )のいずれも、 臨床的に意味のある効果は示せなかった。股関節骨折・椎体骨折・非椎体骨折・転倒回数 といった副次評価でも結果はおおむね同様で、サブグループ解析でも頑健であった 。 サプリメント信仰を冷静に見直す結果かもしれません。地域在住の一般高齢者には、カ ルシウム・ビタミン D 単独・併用のいずれも骨折と転倒を実質的に減らさないことが明確 になりました。私たち医療者が患者さんに伝えるべきは、ボトルの中の栄養素ではなく、 筋力・バランス・骨を強くする「身体活動と運動」の習慣かもしれません。歩く・立つ・ 抵抗運動を生活に組み込むことこそが、骨折・転倒予防の本筋であると、改めてお伝えし ていきたいです 。 出典: https://doi.org/10.1136/bmj-2025-088050