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その心不全診療に、新しい「鑑別の視点」を。

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Dr.ゆみの Weekly Journal Scan vol.42

投稿者プロフィール
医療法人社団ゆみの

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概要

2012年ゆみの開設以来、毎週金曜日に海外の最新医学研究報告を約30報、

法人内外にWeekly Journal Scanと題して配信しています!

ここではその中から更に興味深い報告をPick Upして投稿していきます!

🔳iPS細胞由来心筋シートによる進行心不全治療 from NEJM

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2513525

🔳低炭水化物・低脂肪食と冠動脈疾患リスク:「質」が決め手 from JACC

https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacc.2025.12.038

🔳カルシウム・ビタミンDサプリメントは骨折・転倒を予防しない from BMJ

https://doi.org/10.1136/bmj-2025-088050

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

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#1.

Dr.YUMINO Weekly Journal Scan vol. 42 海外の最新医学研究の報告の中から特に 興味深い報告をPick UP!

iPS細胞由来心筋シートによる心不全治療の試験結果

#2.

iPS細胞由来心筋シートによる進行心不全治療 from NEJM ドイツ の2施設で実施されたオープンラベル第 1/2 相試験。 LVEF≦35% かつ局所壁運動 異常を有する進行心不全患者 20 例に対し、同種 iPS細胞由来心筋細胞と間質細胞から作製 した組織工学的心筋シート( BioVAT 、 5/10/20 ユニット)を心外膜上に移植し、全例で 免疫抑制を併用。安全最大用量( 20 ユニット)投与 16 例のうち 3か月時点で評価可能で あった 12 例で、標的部位の心壁厚は 4.5 mm 増加( 90%CI 3.7 -5.4 、 P<0.001 )、 LVEF は 3.9 ポイント上昇( 90%CI 0.9 -6.8 、 P=0.04 )、 KCCQ -OSSは6.7 点上昇( 90%CI 1.0 -12.5 、 P=0.06 )。 3例死亡(血管麻痺、 COVID -19 、大動脈解離)、 1例心移植、 4例で免疫抑制 中止( LVAD 、腎不全、尿路上皮癌)。全例で 1つ以上の有害事象を認めた 。 再生医療の歴史的な節目です。失われた心筋細胞そのものを補う「 Heart remuscularization 」というアプローチが、人で初めて心壁厚増加と機能改善を伴って示さ れた意義は大きいです。一方、免疫抑制と腫瘍リスク、不整脈など実装上の課題は残り、 長期成績の継続的な追跡が不可欠です。心不全治療の選択肢拡大に向けて、本邦での動向 も含めて注目していきます。 出典: https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2513525

低炭水化物・低脂肪食と冠動脈疾患リスクの関係

#3.

低炭水化物・低脂肪食と冠動脈疾患リスク:「質」が決め手 from JACC 米国の3大コホート( HPFS 、 NHS 、 NHSII )計約 20 万例を最長 30 年追跡し、 20033 例 のCHD 発症を解析した大規模研究。低炭水化物食( LCD )と低脂肪食( LFD )をそれぞれ 「動物性」「植物性」「健康的」「不健康」などの質によって 5パターンに分類して評価 したところ、両食事戦略とも、健康的版で CHD リスク低下、不健康版でリスク上昇と、食 事の「質」によって正反対の結果となった。最も対照的な「健康的 LCD ( HR 0.85 、 95%CI 0.82 -0.89 ) vs 不健康LCD ( HR 1.14 )」では約 30% のリスク差を認めた。植物中 心・全粒穀物・健康脂質か、動物性・精製食品かが分岐点であり、健康的パターンでは中 性脂肪低下、 HDL 上昇、 hs-CRP低下、代謝物プロファイルの改善も伴っていた 。 「何を食べないか」より「どんな質のものを食べるか」を示す重要なデータです。同じ 「糖質制限」「脂質制限」でも、植物中心で全粒穀物・健康脂質を選べば CHD リスクは下 がり、動物性・精製食品が中心なら逆に上がる —方向が真逆になる点が印象的ですね。マ クロ栄養素の量より食品の質を見る視点が予防の核心であることを再確認させられました。 当法人の栄養指導でも、量と質をセットで伝える設計にしていきます。 出典: https://www.jacc.org/doi/10.1016/j.jacc.2025.12.038

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