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#1. カテゴリー(教育広報委員会)  新規治療導入時のポイント ー医師の立場からー 新規治療、特に標準治療を新たに導入する時のポイントとして、そもそも「標準 治療」に対して、どのように考えるべきか?について解説します。切除不能進行 胃がんの薬物療法を一例に取り上げていますが、考え方は、他のがん種や、がん 薬物療法以外の領域でも共通であると思われます。 本スライドは、多職種セミナーで用いたものを、初学者向けに改変しましたが、 それでも、やや専門的なところがあります。分かりにくい点などあれば、WJOG を通じて、お気軽にご質問ください。  近畿大学病院腫瘍内科  三谷誠一郎   
 #2. 新規治療を導入する時に考えること  ・新規治療について -治療の概要 -どのようなエビデンスがベースか?  ・実際に導入するにあたって -施設で導入可能か? -実際の患者さんに導入するか否か? 実際の導入に関する後半部分は下嵜先生の解説を参照ください   
 #3. 標準治療の成り立ちについてー例:胃がんに対する薬物療法ー 切除不能進行再発胃がんに対する化学療法のアルゴリズム 【HER2陽性】 【PD-L1陰性】  【PD-L1陽性】 1次治療  Tmab+Pembro+Ca peOX Tmab+Pembro+FP  Tmab+Cape+CDDP Tmab+CapeOX Tmab+S-1+CDDP Tmab+SOX  2次治療 3次治療 4次治療 以降  【HER2陰性】  PTX+Ram T-DXd  【CLDN陰性】  【CLDN陽性】 Zolbetuximab+CapeOX Zolbetuximab+FOLFOX Nivo/Pembro+CapeOX Nivo+FOLFOX Nivo+SOX Pembro+FP  Nivo/Pembro+CapeOX Nivo+FOLFOX Nivo+SOX Pembro+FP 1次治療における ニボルマブと化学療法の併用は 2021年11月に新たに承認  Pembro IRI  FTD/TPI  Nivo  3次治療までの候補薬のうち、使用しなかった薬剤を適切なタイミングで治療を切り替えて 使っていく治療戦略を考慮する  胃癌治療ガイドライン2025年 第7版 一部改変して簡略化