#4.
質問1 診療で検尿していますか? ほぼ全例でしている
外来のみしている
入院のみしている
ほとんどしていない 4
#5.
身体所見・血液検査による腎機能のパラメーター 【出典】Anders and Vielhauer Arthritis Research & Therapy 2011, 13:222
#6.
A B C D E
#7.
A 正常 B 肉眼的血尿 C 肉眼的血尿 腎炎 D 紫蓄尿バック症候群 E プロポフォールによる緑色尿
#8.
尿量と定義 無尿を50 mL/ 日以下,乏尿を400 mL/ 日以下と定義することもある.
【出典】志水英明:尿で何がわかるの?.鈴木利彦 監,坂井正弘 編:「型」が身につく蛋白尿・血尿の診かた・考えかた.日本医事新報社,2021:62-66 を基に作成
#9.
無尿をみたときに考える病態 持続する重度のショック
両側尿管閉塞
溶血性尿毒症症候群(HUS )
腎皮質壊死
両側腎動脈閉塞,
急速進行性(半月体形成性)糸球体腎炎
特に抗糸球体基底膜抗体病
【出典】志水英明:尿の色・量.藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:256
#10.
検尿(試験紙法)による腎疾患の鑑別 *SGLT2阻害薬内服では糖尿病でなくても尿糖陽性になる
#11.
検尿(試験紙法)による腎疾患の鑑別 *SGLT2阻害薬内服では糖尿病でなくても尿糖陽性になる
#12.
日本の慢性腎臓病(CKD)分類
#13.
蛋白尿の種類 . 【出典】村井由香里:尿検査の診かた・考えかた.藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:256 70代 女性
Cr 2.3 mg/dL, eGFR 23.8 ml/min/1.73m2
検尿蛋白(+/-), 尿蛋白/Cr比 3.6 g/gCr 疑われる病態は?
ネフローゼ症候群
尿細管間質性腎炎
その他
#14.
蛋白尿の種類 . 【出典】村井由香里:尿検査の診かた・考えかた.藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:256 70代 女性
Cr 2.3 mg/dL, eGFR 23.8 ml/min/1.73m2
検尿蛋白(+/-), 尿蛋白/Cr比 3.6 g/gCr 疑われる病態は?
C)その他
多発性骨髄腫による
オーバーフロー蛋白
#15.
膠原病で起こるおもな腎疾患 【出典】村井由香里:膠原病で起こる腎疾患.藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる
!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:533
#16.
腎機能が急速に悪化し透析導入となった事例 70代女性 【主訴】発熱 倦怠感
【現病歴】
高血圧にてAクリニック通院中 X年/2/12 Cr0.84(eGFR 49.7)
6月中旬より 味覚低下・全身倦怠感出現、食思不振
7/1 Aクリニックで採血しCr2.63(eGFR 14.3)、WBC16000
7/3 入院
【入院時現症】
身長 160cm, 体重 50kg, 血圧 120/70mmHg, 脈拍 70回/分・整,
SpO2 97%(室内気), 呼吸数16, 体温37.8℃,
【検査所見】
血液検査:WBC 16000/μl ,RBC 302×104/μl, Hgb 8.8g/dl, Hct 25.7%, 血小板 52.8×104/μl,
BUN 66.4mg/dl,Cr 4.81mg/dL (eGFR 7.4), CRP 12.63mg/dl, MPO-ANCA 290IU,
尿: 尿蛋白2+, 尿潜血3+, 尿蛋白3.85g/gCre,
#17.
ANCA関連血管炎による
半月体形成性糸球体腎炎
免疫抑制剤使用し、炎症反応は改善するも透析導入となる 腎機能が急速に悪化し透析導入となった事例
#18.
臨床で遭遇しやすい腎生検適応の病態 【出典】山口 真:腎生検を行うべき病態は?.In:藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:297
#19.
ANCA 測定を考慮する状況 【出典】Bossuyt X, et al.:Revised 2017 international consensus on testing of ANCAs in granulomatosis with polyangiitis and microscopic polyangiitis. Nat Rev Rheumatol 2017;13:683-692 を基に作成
#20.
ANCA 関連血管炎(AAV)を疑うべき臨床所見 【出典】山口 真:ANCA関連血管炎(AAV).In:藤田芳郎/岸本暢將 監,滝澤直歩/志水英明 編:フィジカルアセスメントで追いつめる!リウマチ・膠原病診療マスト&ベスト.診断と治療社,2023:395
#21.
大型血管,中型血管,小型血管 血管の太さを基にした分類
#22.
血管炎の皮膚症状と罹患血管レベル 腎臓の弓状動脈は,皮膚では皮下脂肪織の小動脈(small artery)に相当.
小葉間動脈から輸入動脈- 糸球体- 輸出動脈は,皮膚では真皮の細動脈(arteriole)から毛細血管(capillary)に相当するため,脂肪織の深さまで生検を依頼する
【出典】日本皮膚科学血管炎・血管障害診療ガイドライン改訂版作成委員会:日本皮膚科学会ガイドライン血管炎・血管障害診療ガイドライン2016 年改訂版.
日皮会誌 2017;127:299-415 を基に作成
#23.
Case C BUN 19.2 mg/dL
Cre 0.77
Na 141 mEq/L
K 1.4
Cl 119
Na-Cl 22
40代 女性 両下肢脱力で入院 血圧:105/75 mmHg 脈拍:89/分
体温:37.7 ℃ 呼吸数:17回/分 23 どんな治療をしますか?
3号輸液(K 25meq/L)
生理食塩水+KCL 20meq)
アスパラカリウム 500mg 3錠 分3
#24.
Case C BUN 19.2 mg/dL
Cre 0.77
Na 141 mEq/L
K 1.4
Cl 119
Na-Cl 22
40代 女性 両下肢脱力で入院 血圧:105/75 mmHg 脈拍:89/分
体温:37.7 ℃ 呼吸数:17回/分 24 どんな治療をしますか?
3号輸液(K 25meq/L)
生理食塩水+KCL 20meq
アスパラカリウム 500mg 3錠 分3
重度の低K血症の治療では更なるK低下の恐れがあるためブドウ糖や重炭酸(アルカリ)が含まれない輸液を選択する、
アスパラKもアルカリを含んでいる。高濃度のカリウム輸液投与に関しては施設の取り決めに従う
入院管理はICUもしくはそれに準じる管理体制が望ましい
#25.
Case C BUN 19.2 mg/dL
Cre 0.77
Na 141 mEq/L
K 1.4
Cl 119
Na-Cl 22
40代 女性 両下肢脱力で入院 pH 7.292
PvCO2 26.8 mmHg
PvO2 33.1 mmHg
HCO3 12.6 mmol/L
AG 13.4 血圧:105/75 mmHg 脈拍:89/分
体温:37.7 ℃ 呼吸数:17回/分 Na−Cl = 22<36
代謝性アシドーシス
(シェーグレン症候群による尿細管性アシドーシス) 低カリウム血症 25
#26.
Na−Clの考え方 AG(正常12)=Na − Cl − HCO3
Na − Cl=HCO3+AG(正常12)=36 正常値
AG =12
HCO3 =24
Na − Cl =36 Na - Cl 覚え方
1ダース
2ダース
3ダース *注意点
・36でも酸塩基平衡異常あり
・呼吸性の酸塩基異常では逆 26
#27.
低カリウム血症の酸塩基平衡分類による鑑別 代謝性アルカローシス
(Na+-Cl- >36)
高血圧
内分泌性高血圧
アルドステロン症(原発性・偽性)
腎血管性高血圧
正常~低血圧
利尿薬、嘔吐
Bartter症候群 酸塩基平衡異常なし
周期性四肢麻痺
(特発性、家族性、甲状腺)
インスリン過剰
β刺激薬過多 代謝性アシドーシス
(Na+-Cl- <36)
下痢
(慢性は代謝性アルカローシスもあり)
尿細管性アシドーシス
トルエン中毒
糖尿病性ケトアシドーシス
炭酸脱水酵素阻害薬 pH 低K血症 危険 【出典】より理解を深める!体液電解質異常と輸液 改訂3版を参考に作成、 志水 日内会誌 111:1-8, 2022 27
#28.
細胞内液
カリウム
3500 mEq
(140 – 150 mEq/L)
筋肉 2700 mEq
肝臓 250
赤血球 250
骨 300
カリウムの細胞内外移動に影響する因子ブドウ糖・アルカリ投与で低K血症増悪の恐れ 【出典】Emmett, ASNBRC 2013より改変 インスリン
β2受容体刺激
代謝性アルカローシス
α受容体遮断薬 代謝性アシドーシス
高血糖(高浸透圧)
β2受容体遮断薬
α受容体刺激薬 K上昇 K低下 重度の低K血症に維持輸液
(ブドウ糖・アルカリ入り)では危険! 28
#29.
まとめ 尿の色や尿量も重要な情報が得られる
尿蛋白/Cr比と尿蛋白の乖離ではオーバーフロー蛋白を疑う
蛋白尿+血尿では腎炎を疑う、急速進行性糸球体腎炎を鑑別
低カリウム+代謝性アシドーシス
シェーグレン症候群によるRTA
危険な低カリウム 維持輸液で低カリウム血症悪化の恐れ