飯塚病院
急がば回れ!3つのステージをクリアせよ!! ケアのゴールの決め“型” 〜超急性期から療養病床まで 「日本イチ総合医フレンドリーな緩和ケア科」 で身につく意思決定支援の考えかたをお伝えします〜
##緩和ケア ##家族面談 ##コミュニケーション ##飯塚病院
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最終更新:2022年1月15日
フィードバックを身につけて今日から君もTeacherだ!
#医学教育 #総合診療 #家庭医療 #フィードバック #教育 #指導 #藤田保健衛生大学
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最終更新:2017年11月26日
病状説明 ハートとスキル
#医学教育 #総合診療 #家庭医療 #コミュニケーション #オンライン配信 #病状説明 #出版記念 #動画あり #インフォームドコンセント #ムンテラ #天野
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最終更新:2021年6月8日
ちゃんとできる!禁煙指導!
##総合診療 ##プライマリケア ##禁煙指導 ##禁煙外来 ##行動変容 ##新型タバコ ##電子タバコ ##家庭医療
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最終更新:2022年4月10日
ちゃんとできる!誤嚥性肺炎!
##肺炎 ##総合診療 ##プライマリケア ##誤嚥性肺炎 ##嚥下機能 ##栄養 ##リハビリ ##歯科 ##ACP ##初期研修医
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最終更新:2022年4月10日
行動変容について
#プライマリケア #総合診療 #家庭医療 #岡大GM ##総合診療 ##プライマリケア #行動科学 #行動変容
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最終更新:2021年6月7日
<東京北プレゼン部:医療スライドでのあしらい(装飾)を学ぶ>
#総合診療 #プレゼン #東京北プレゼン部 #東京北総診 #ロールキャベツ系総診 #東京北医療センター #装飾 #あしらい
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最終更新:2023年3月6日
キャリア迷子の医師へ〜自分らしい進路を探すためのヒントとアドバイス〜
#キャリア #キャリアプラン #ロールモデル
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最終更新:2023年2月28日
これだけは知っておきたい! 家庭医療学はじめの一歩 (2023.02.24 更新)
#プライマリケア #総合診療 #家庭医療 #患者中心の医療の方法 #家庭医療学
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最終更新:2023年2月24日
女性医師の働き方〜飯塚病院総合診療科 女性医師座談会〜
#女性医師
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最終更新:2022年12月21日
やってみよう!健診バイト~評価があがる健診の作法~
#健診バイト #バイト
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最終更新:2022年12月19日
患者ケアの質向上につながる!メディカルスタッフとのコミュニケーションのコツ
#コミュニケーション #飯塚病院 #チーム医療 #メディカルスタッフ
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最終更新:2022年6月7日
内科(364)
消化器内科(55)
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リハビリテーション科(8)
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緩和ケア科(23)
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産業医(8)
初期研修医(333)
医学生(6)
その他(298)
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⾃⼰紹介 ⼭⼝県 萩市出⾝ ⿅児島⼤学 H8卒 26年⽬ 総合診療科医師(初期研修から飯塚病院) 趣味 合唱 PGY2 ACLSに出会う。ICLSの啓発、シミュレーションに没頭。 研修管理委員会 初期部会⻑ 医療安全推進室メンバー 急変対応委員会 委員⻑ ラーニングセンター⻑ 2/38
1998 ⼼肺蘇⽣教育 ブルーオーシャン • 九⼤の先⽣⽅との連合チーム • 何をやっても喜んでもらえた • とがめられることはなかった • 若⼿医師、看護師、救命⼠、MEが混然となって、 • どういった講習会が、学習効果が⾼いのか • どういった現場が理想的なのかを議論した 3/38
4.
医療安全推進室と シミュレーションチームの連動 1998 2001 2006 2012 2015 2021 ACLSチーム 医療安全推進室 急変対応委員会 安全管理委員会 医療安全体制 再構築 ICLS啓発活動 全職員BLS講習会 の開始 院内急変WG 現場の問題を抽 出し、改善する サイクルが必要 急変対応委員会 インシデントから 抽出した問題を シミュレーション 教育に取り込む 4 /38
5.
安全⽂化 個⼈とチームの成⻑促進 1. SafetyⅠ とSafety Ⅱ 2. ジョハリの窓 ⾃⼰開⽰とフィードバック 3. なぜVUCA︖ 4. なぜ⼼理的安全性︖ 5. 安全⽂化への道 5 /38
6.
「あっ やばい」と思うことをやってしまった A C もみ消す すぐに上司に 報告する B D なんとか、修復する ⼈のせいにする 6/38
7.
SafetyⅠ SafetyⅡ 安全の定義 失敗が少ないこと 成功が多いこと 安全管理の原理 受動的 許容できないことが起こったら対応 能動的 連続的な発展を期待 事故の説明 失敗と機能不全により発⽣する 物事はどのような結果であれ同じように 事故調査の⽬的は、原因と寄与する要 発⽣する 素を明らかにすること 物事がうまくいかない基礎に、どのように うまくいっているかを理解すること ヒューマン・ファ クターへの態度 ⼈間は基本的にやっかいで 危険な因⼦である ⼈間はシステムの柔軟性と レジリエンスの必要要素である パフォーマンス 変動への役割 有害であり、できるだけ防ぐべき 必然的で、有⽤ 監視され、管理されるべきである SafetyⅠ&SafetyⅡ エリック・ホルナゲル著 2015 より引⽤ 7
8.
なぜ今 • • • • • SafetyⅡか︖ 情報化社会 常に新しい情報 情報格差の最⼩化 変動する正しさ 制御不能な感情 エラー発⽣を前提とし、 隠蔽せず、個⼈を責めず、 エラーから学ぶチームが必要 • エラーの発⽣⺟地 SafetyⅠのみでは、個⼈とチームが崩壊する SafetyⅠ&SafetyⅡ エリック・ホルナゲル著 2015 より引⽤ 8
9.
医学教育の中のSafetyⅡ ICLSのシミュレーション教育の中で • Positive Feedback • Negative Feedback • Constructive Feedback 現場の声 ・できてないのに、褒めるとかおかしい ・受講⽣の機嫌取りではない ・インストラクターの時は優しいけど、 診療現場では違う 現国際医療福祉⼤学 副学部⻑ 医学教育統括センター教授 吉⽥ 素⽂先⽣ 9
10.
医学教育の中のSafetyⅡ 5 step microskills 1. 2. 3. 4. 5. 考えや意⾒を聞く 根拠を聞く ⼀般論を伝える できたことを承認する 間違いを伝える 先⽣はもう何年も上なんです。 初期研修医への要求が、 ⾼すぎます。 できたところ確認はもうい いです。それより、できて いないところを、最初から 教えてください。 Neher JO, et al:A five-step “microskills” model of clinical teaching. J Am Board Fam Pract 5:419-424,1992 10
11.
医学教育の中のSafetyⅡ SEA:Significant Event Analysis 1. significant event の記述 2. 最初に考えたこと,そのときの感情 3. うまくいったこと 4. うまくいかなかったこと 5. こうしたらよかったと思うこと 6. 次のアクションプラン,学びの計画 師⻑さんより 考えていても、 必要だと思っていても 動けないことってある んですね。 この振り返りの仕⽅、 いいですね︕ Significant Event Analysis: 医師のプロフェッショナリズム教育の⼀⼿法 ⼤⻄弘⾼、錦織宏、藤沼康樹、本村和久 家庭医療 14巻1号 2008年 11 /38
12.
ジョハリの窓 ⾃分⾃⾝が 知っている 他⼈から ⾒ え て い る ⾒ え て い な い 開かれた窓 秘密の窓 ⾒えていない 盲点の窓 未知の窓 対⼈関係における気づきのグラフモデル Joseph Luft 、Hary Ingham 1955 より引⽤・改変
13.
ジョハリの窓 ⾃分⾃⾝が 知っている 他⼈から ⾒ え て い る ⾒ え て い な い 開かれた窓 秘密の窓 インタビュー ⾃⼰開⽰ ⾒えていない 盲点の窓 未知の窓 未知の窓
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ジョハリの窓 ⾃分⾃⾝が 知っている 他⼈から ⾒えていない 盲点の窓 ⾒ え て い る ⾒ え て い な い 開かれた窓 秘密の窓 インタビュー ⾃⼰開⽰ フィードバック 未知の窓 未知の窓
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安全⽂化 個⼈とチームの成⻑促進 1. SafetyⅠ とSafety Ⅱ 2. ジョハリの窓 ⾃⼰開⽰とフィードバック 3. なぜVUCA︖ 4. なぜ⼼理的安全性︖ 5. 安全⽂化への道 15 /38
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なぜVUCA︖ Volatility(変動性) Uncertainty(不確実性) Complexity(複雑性) Ambiguity(曖昧性)
17.
VUCAは成功の果て︖ 情報集約・伝達の⾼速化による、急速な進歩 解決できることが解決できて、残った「解決困難」 ×変化スピードUP(過去の成功体験がボトルネックに) ×問題量の増加(しょうがないが、対応可能に) ×少⼦⾼齢化 解 決 困 難 ・情報格差の短縮 ・成功法則の変化 ・物不⾜から溢れた時代 ・家族、社会の変化 ・教育の変化 ・⾼齢化 など 解 解 決 決 困 難 V U C A 17
18.
学習スタイルの加速的変化 • GIGAスクール構想 (96.1%の⾃治体が⼩中1台/⼈パソコン整備を完了 2021年8⽉) • 全員⼀律学習から個別学⼒に合わせた学習内容 • 知識・スキルは、ITにより習得が⾏われる • 教えることから、コーチとしての役割に変わる • 得た技術・スキルをどう使うのか、使いたいのか スタディサプリ教育AI研究所所⻑ ⼩宮⼭ 利恵⼦⽒
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答えのない問題に、 スピード感を持って、チームで最適解を⽣み出す⼒ 成⻑社会 成熟社会 情報処理⼒ 情報編集⼒ 論理⼒ 創造⼒ 回復⼒ スタディサプリ教育AI研究所所⻑ 協働⼒ ⼩宮⼭ 利恵⼦⽒
20.
「もしドラ」は、なぜ書かれた︖ 権⼒(マネジメント)の変化は、情報独占の変化 ⾼ 組 織 階 層 情報独占 情 情 情 情 情 情 情 情 情 情 情 情 低 遅 速 情報伝達のスピード 著者 岩崎 夏海⽒ 2010
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Inclusion & Diversity • 「男性」「⼥性」「LGBTQ」を超えて • それぞれの個⼈が、それぞれの視座をもつ • VUCAを乗り越えるためのInclusionのスキルを 鍛えることができるか Inclusionの結果が、 Diversityですよ。 21 /38
22.
コラボレーションの効果 突き抜けた成功 変 化 の 価 値 平均 失敗 低 専⾨性の多様性 ⾼ Fleming, L. (2007). Breakthroughs and the" long tail" of innovation. MIT Sloan Management Review, 49(1), 69 - 74.
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• 早いことは、しばしば失敗する • 完璧である必要はない • ⼤量の失敗は、速く修正するための情報でしかない Corel corporation CEO Christa Quarles 23
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安全⽂化 個⼈とチームの成⻑促進 1. SafetyⅠ とSafety Ⅱ 2. ジョハリの窓 ⾃⼰開⽰とフィードバック 3. なぜVUCA︖ 4. なぜ⼼理的安全性︖ 5. 安全⽂化への道 24 /38
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「あれ︖⼤丈夫かな」を声に出せる関係に
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皆さんの病院の看護師さんは、 あなたに適切な報告をしてくれますか︖ A C 適切 ちょっと 多め B D ちょっと 少なめ 多すぎ
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⼼理的安全性が低い時の4つの不安 1. 無知だと思われる不安 2. 無能だと思われる不安 3. 邪魔をしていると思われる不安 4. ネガティブであると思われる不安 恐怖のない組織: Amy C. Edmondson
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質問をするひとは偉い! ◆はじめに質問するひとは偉い︕ 後に続きやすいから ◆簡単な質問をするひとは偉い︕ 質問の内容のハードルが下がるから ◆関係のない質問をするひとは偉い︕ 話が広がるから グロービス経営⼤学院
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ゴールまでに ⽯が積み上がるのに 不要な⽯は︖ 「積み⽯」 「捨て⽯」
30.
恐怖のない組織 4つの不安(無知、無能、邪魔、ネガティブ)を 乗り越えて • ⾃分の困りごとを話すことができる • ⾃分のアイデアを話すことができる
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ジョハリの窓 ⾃分⾃⾝が 知っている 他⼈から ⾒えていない 盲点の窓 ⾒ え て い る ⾒ え て い な い 開かれた窓 秘密の窓 インタビュー ⾃⼰開⽰ フィードバック 未知の窓
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⼼理的安全性と業績の関係は、トレードオフではない ⼼ 理 的 安 全 性 ⾼い 快適ゾーン 学習ゾーン 無気⼒ゾーン 不安ゾーン むしろ、 謙虚に、 かつ尊重しながらも、 考えをはっきり⾔い合う 柔軟な組織になる 低い 少ない 業 績 多い Stanford Medicine X 2017: Opening Keynote Address: Amy C. Edmondson
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安全⽂化への道 • VUCA時代の変化に対応してゆくために、視点を増やす • そのために、多様な個⼈をInclusionする • 4つの不安を乗り越えて気づきを⾔い合える ⼼理的に安全なチームこそが、変化に対応し、 進化してゆくことができる 33 /38
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安全⽂化 個⼈とチームの成⻑促進 1. SafetyⅠ とSafety Ⅱ 2. ジョハリの窓 ⾃⼰開⽰とフィードバック 3. なぜVUCA︖ 4. なぜ⼼理的安全性︖ 5. 安全⽂化への道 ⽇々の会話にSaftey-Ⅱは、練り込まれていた
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参考図書 • SafetyⅠ&SafetyⅡ • なぜエラーが医療事故を減らすのか • 恐れのない組織 • 問いかける技術 Eric Hollnagel Laurent Degos Amy C.Edmondson Edgar H.Schein 35 /38