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高齢者のうつ病の特徴と評価
#1. テーマ 高齢者の抗うつ薬の使い方 山田 悠史 | Icahn School of Medicine at Mount Sinai
#2. 本日の流れ 1 2 3 4 5 6 高齢者うつ病の特徴と評価 ウォームアップ 治療の全体像と薬の選び方 原則と意思決定のフレーム 各抗うつ薬を1剤ずつ深掘り SSRI / SNRI / NaSSA / vortioxetine 他 開始・モニタリング・副作用 Start low, go slow の実際 治療抵抗性と中止のしかた augmentation・discontinuation syndrome 症例(MCQ)×3 途中でみんなで考えます ジェリトーーク! ~みんなの老年医学~
#3. 高齢者のうつ病 疫学:隠れた「高い」有病率 • 地域在住の高齢者の大うつ病有病率は1.7〜7.6%、しかし入院・外来などの身体疾患を持つ患者では30〜40% に跳ね上がる • 診断基準を満たさない抑うつ症状はさらに高頻度(地域在住でも19〜22%)。身体機能低下や大うつ病への進 展リスクが高く、軽視できない 臨床像:若年者と異なる「非定型」症状 • 身体化:「抑うつ気分」を訴えにくく、痛み・倦怠感・消化器症状などの身体症状として現れやすい • 血管性うつ病 (Vascular Depression):脳血管リスク因子を持つ患者に多いサブタイプ ▸ アパシー・精神運動制止・遂行機能障害が目立ち、「認知症」と誤診されやすい • 精神症状:妄想(貧困・心気・罪業)を伴う重症例も多く、自殺リスクが高い ジェリトーーク! ~みんなの老年医学~ N Engl J Med 2014; 371: 1228–1236.
高齢者の抗うつ薬の選び方
症例に基づく抗うつ薬の選択
SSRIとSNRIの効果と副作用
非定型抗うつ薬の特徴と使用法
抗うつ薬の選び方と症例検討
治療のモニタリングと副作用
抗うつ薬の中止と中止症候群
参考文献と次回の案内