#13. 治療中の注意 治療中にDIP関節を屈曲させないように指導する。
屈曲してしまったら、スプリント固定をやり直す必要がある。
コクラン・レビューでは、患者のコンプライアンスがスプリント治療の成功に最も重要な要素であることが示されている。
スプリントの交換時には末節骨を支える必要がある。
患者単独では難しいため、受診が必要である。
固定中のDIP関節を過度に伸展させると、皮膚の壊死が起こる可能性がある。
皮膚が蒼白になっている場合は、DIP関節が過伸展しているため注意。
スプリントの交換時には、10~20分間皮膚を「呼吸」させることで、皮膚の浸軟のリスクを最小限に抑えることができる。