医師・医学生のためのスライド共有

Antaa Slide
診療科
特集

お知らせ

登録 /ログイン
【複雑性・有熱性UTI】尿路感染症の鑑別診断と抗菌薬の選び方 L1.png

関連テーマから出会おう。

閲覧履歴からのおすすめ

Antaa Slide
頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

サラリ医マン@泌尿器科

続けて閲覧
【病棟管理】入院患者の便秘マネジメント:2つの病型鑑別と安全な下剤処方戦略

【病棟管理】入院患者の便秘マネジメント:2つの病型鑑別と安全な下剤処方戦略

木原駿

続けて閲覧

1/16

関連するスライド

頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

サラリ医マン@泌尿器科

147870

696

尿定性検査の見方

尿定性検査の見方

ねこすけ

97822

516

【複雑性・有熱性UTI】尿路感染症の鑑別診断と抗菌薬の選び方

投稿者プロフィール
木原駿

JA北海道厚生連ニセコ羊蹄広域倶知安厚生病院

6,020

74

概要

◆このような方におすすめ / 解決できる課題

・当直や病棟管理において、高齢者の非定型的な尿路感染症(せん妄や活気低下など)の診断に迷う医師

・有熱性・複雑性UTIに対する、商品名を用いた具体的な抗菌薬の選び方や用量調整を整理したい方

1,高齢者や男性のUTIは原則として「複雑性」としてアプローチし、無症候性細菌尿(ASB)に対する不要な抗菌薬投与は避ける

2.抗菌薬投与前に必ず適切な尿培養・血液培養を採取し、qSOFA等を用いて敗血症の重症度評価を行う

3.発熱のない単純性UTIにはST合剤やホスホマイシン等を、有熱性・複雑性にはロセフィン等の静注薬を第一選択として検討する

4.適切な抗菌薬投与後、48〜72時間経過しても解熱や症状改善が乏しい場合は、閉塞性腎盂腎炎や膿瘍を疑い早急に画像評価を行う

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

投稿された先生へ質問や勉強になったポイントをコメントしてみましょう!

0 件のコメント

コメントするにはログインしてください

関連するスライド

頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

頻尿について~病棟・外来での初期対応~ 基本編

サラリ医マン@泌尿器科

サラリ医マン@泌尿器科

147,870

696

【病棟管理】入院患者の便秘マネジメント:2つの病型鑑別と安全な下剤処方戦略

【病棟管理】入院患者の便秘マネジメント:2つの病型鑑別と安全な下剤処方戦略

木原駿

木原駿

3,270

15

尿路感染症を通じて学ぶAntimicrobial Stewardship

尿路感染症を通じて学ぶAntimicrobial Stewardship

新米ID

新米ID

69,552

167

尿定性検査の見方

尿定性検査の見方

ねこすけ

ねこすけ

97,822

516


木原駿さんの他の投稿スライド

すべて見る


テキスト全文

複雑性尿路感染症の定義と特徴

#1.

尿路感染症 (UTI)の臨床戦略単純性から有熱性・高齢者UTIまでの実践的アプローチと薬剤選択現場で即戦力となる「病態把握」と「商品名での処方戦略」を完全ナビゲート A Gemini Notebook

#2.

Clinical Mentors Clipboard UTIの全体像 : 病態の「地図」を把握する【単純性UTI】 GHO 上部尿路・対象: 健康な若年~中年女性(妊婦を除く) (腎盂腎炎) 病態: 基礎疾患尿

路構造異常なし【複雑性UTI】下部尿路 (膀胱炎) 対象: 男性、高齢者、妊婦、小児リスク因子: 尿路結石・閉塞、カテーテル留置、神経因性膀胱、免疫抑制、腎不全メンターからの助言 : 男性や高齢者のUTIは、原則>としてすべて『複雑性』としてアプローチします。ここを見誤らないことが第一歩です。 Gemini Notebook

#3.

Clinical Mentors Clipboard 【診断】見逃してはいけない「有熱性・複雑性」のサイン発熱 (>38℃) 悪寒戦慄 (菌血症を強く疑うサイン) 側腹部痛 / 肋骨脊柱角(CVA)叩打痛>悪心・嘔吐 (経口摂取困難) 排尿時痛や頻尿などの「膀胱炎症状」に上記が1つでも加われば、上部尿路への進展 (腎盂腎炎) や全身感染を疑い、即座に治療アプローチ (培養提出静注葉の検討) を切り替える。 A Gemini Notebook

#4.

高齢者UTIのピットフォール: 隠れたサイン【水面上 (顕在化しにくい典型症状)】発熱排尿時痛 CVA叩打痛【水面下 (初発症状になり得る非定型症状) 】・意識変容・せん妄 (39%) 行動変化・ADLの急激な低下・食欲低下、活気低下低体温(重症化サインの場合あり) メンターからの助言 : 高齢者では『尿所見の悪化』と『せん妄』だけでUTIと即断せず、肺炎や脱水など他の原因も必ず並行し>て鑑別しましょう。 A Gemini Notebook

#5.

Clinical Mentors Clipboard 最重要ルール: 無症候性細菌尿 (ASB) は「治療しない」 X Don't (やってはいけない) Do (例外的に治療するケース) STOP 局所症状や発熱等の

感染徴候がない状態で、尿の混濁や悪臭、尿定性での白血球/細菌陽性のみを理由に抗菌薬を開始する。 ※耐性菌を生み出す最大のリスクとなります。・妊婦粘膜出血を伴う泌尿器科的処置(TUR-P等)の前 1 8 メンター>からの助言 : 高齢者やカテーテル留置患者の細菌尿は「正常な常在菌』と考えましょう。抗菌薬適応の理由にはなりません。 A Gemini Notebook

有熱性尿路感染症の診断基準

#6.

E 初期マネジメント : 抗菌薬の「前」にやるべきこと Step 1: 重症度・敗血症評価 Step 2: 適切な検体採取 (絶対原則) • qSOFA等を用いたバイタル評価。意識障害・低血圧

・呼吸・乳酸値上昇があれば直ちに敗血症性ショックとして対応。【尿培養】必ず抗菌薬投与前に中間尿を採取 ( カテーテルの場合は新規交接後に採尿口から) 【血液培養】発熱、悪寒戦慄、敗血症疑い時は必ず2セッ

ト採取。 0 Step 3: 経験的治療 (Empiric Therapy) 開始メンターからの助言治療後に培養を出しても原因菌は特定できません。熱があれば『尿培+血培2セット』をルーチンにしてください。 Gemini Notebook

#7.

治療戦略の基本: EmpiricからTargetedへ Day 0: 経験的治療 (Empiric Therapy) 地域のアンチバイオグラム、直近3ヶ月の抗菌薬曝露、医療関連感染、 ESBL産生菌緑膿菌リス

クから広域にカバーする薬剤を選択。 Day 2-3 (48-72時間後) : 再評価解熱、血行動態臨床反応をチェック。改善が乏しい場合は閉塞や膿瘍の画像評価へ。 Day 3 以降: 標的治療 (De-escalation) 培養結果と感受性>に基づき、最も「狭域で有効な」薬剤へ切り替え、または経口薬へスイッチ。 A Gemini Notebook

#8.

【単純性膀胱炎】の薬剤選択 (外来・発熱なし) バクタ配合錠 (ST合剤) 2錠1日2回 (3日間) ※地域の耐性率が低い場合ホスミシン(ホスホマイシン) : 3g 単回投与ケフレック>ス(セファレキシン): 250mg 1回2錠 1日4回 (3~7日間) 制限: クラビット (レボフロキサシン) 等のニューキノロン系は第一選択から外す。代替薬がない場合の「切り札」として温存。腱障害や高齢者のせん妄リスクに

注意。 Gemini Notebook

#9.

【有熱性・複雑性UTI】の経験的治療 ① (軽症~中等症) 条件: 経口摂取が可能で、バイタルが安定している場合。【経口薬】 + • クラビット錠(レボフロキサシン) : 500mg 1>日1回 (腎機能正常時) ・バクタ配合錠 (ST合剤):原則として培養で感受性判明後に使用。【静注薬(外来点滴・短期入院)】 ●ロセフィン静注 (セフトリアキソン) : 1g〜2g 1日1回 ※1日1回投与で済むため、外来・病棟

での初期治療として極めて使いやすい第一選択。メンターからの助言: 有熱性の場合、単純性向けの短期経口薬(ケフレックス等) では組織移行性が不十分です。ロセフィン等の静注か、バイオアベイラビリティの高い>キノロンを用います。 13 Gemini Notebook.

#10.

Para CONCINGE RANDAL BARLE 【有熱性・複雑性UTI】の経験的治療②(重症・入院) 条件: 敗血症疑い、経口摂取不可、血行動態不安定な場合。 1 【基本・緑膿菌リスクなし】>ロセフィン静注 (セフトリアキソン) 2 3 【緑膿菌・医療関連感染リスクあり】マキシピーム静注 (セフェピム)またはモダシン静注 (セフタジジム) ゾシン静注 (ピペラシリン/タゾバクタム) 【ESBL産生菌の既往・超

重症】メロペン点滴静注 (メロペネム) ※腸球菌が疑われる場合はバンコマイシンの併用を検討。 A Gemini Notebook

抗菌薬の選択基準と商品名

#11.

投与量調整の落とし穴 (腎機能モニタリング) eGFR/CrCl Level 抗菌薬は開始して終わりではありません。高齢者は見かけの血清Cr値が正常でも、eGFR/CrClが低下 LOW/DANGER していることが多いため、必ず腎機能に応じた用量調整が必要です。 1. フルオロキノロン系(クラビット等): 高齢者における蓄積による中枢神経毒性 (せん妄、錯乱)、腱障害、 QT延長、血糖異常のリスク大。 2.ST合剤 (バクタ等): CrCl < 30mL/minでの減量必須。腎障害の悪化、高カリウム血症のモニタリングが必要。 3. ニトロフラントイン: 腎機能低下例では十分な尿中濃度が得られず、肺・肝毒性のリスクが上昇。 A Gemini Notebook

#12.

治療期間の目安 : いつまで続けるか? Days 週週 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 14 16 17 18 19 20 22 23 24 25 27 28 単純性膀胱炎: 3~5日間 (薬剤による) 有熱性・複雑性UTI / 腎盂腎炎: 7~14日間急性細菌性前立腺炎 (男性): 14~28日間 (前立腺への移行性を考慮し長期化) 個別化の要素 (Individualization) ・一律の日数ではなく、臨床反応 (解熱までの日数)、菌血症の有無、尿路閉>塞解除の成否によって調整する。尿所見の改善(無菌化) を確認するためのルーチンのフォローアップ尿培養は、原則として不要 (妊婦除く)。 A Gemini Notebook

鑑別診断の重要性と注意点

#13.

感染源コントロール: 薬だけで治らない時抗菌薬 ×80 = 物理的介入 Recovery Rule of Thumb: 適切な抗菌薬投与後、 48~72時間経過しても解熱・症状改善が乏しい場合は、耐

性菌だけでなく「物理的閉塞」や「膿瘍」を疑う。 1. 閉塞性腎盂腎炎 2. 腎・腎周囲膿瘍尿路結石や腫瘍による水腎症。エコー/CT で直ちに評価し、泌尿器科コンサルトの上、尿管ステントや腎瘦による緊急ドレナー

ジを行う。(※ドレナージなしでは敗血症造影CT等で確認し、5cm以上の場合は経皮的ドレナージを検討。性ショックから離脱できない) A Gemini Notebook

#14.

カテーテル関連尿路感染症 (CAUTI) への対応適応の再評価:その尿道カテーテルは本当に今必要か? 不要なら「即抜去」が最大の予防策。培養採取の鉄則: 留置継続が必要な場

合は、必ず「カテーテルを新規交換してから」尿を採取する。バッグ内の古い尿は絶対に用いない。治療期間:通常5~7日間。効果不十分な場合は14日間まで延長を考慮。 Don't: カテーテル内の定着菌による「無症候>性細菌尿」に対して、混濁や悪臭だけを理由に抗菌薬を投与しない。 A Gemini Notebook

#15.

参考文献・ソース資料 (References) • 総合内科病棟マニュアル (第2章尿路感染症 / Part 13 感染症) 単純性・複雑性尿路感染症の治療戦略 • 尿路感染症の症候・鑑別・治>療高齢患者における尿路感染症の評価 • 高齢者の有熱性尿路感染症に対する治療とケアメンターからのメッセージ : 正しい診断と適切な薬剤選択が、明日からの患者さんの予後を変えます。病棟での実践、応援してい

ます! A Gemini Notebook

Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

Antaa QA

医師同士の質問解決プラットフォーム

App StoreからダウンロードGoogle Play Storeからダウンロード

会社概要

Antaa, Inc. All rights reserved.

Follow us on Facebook
Follow us on Twitter