テキスト全文
湿疹の診断と考え方の基本
#1. 92-E01 110-I79 112-C25 A B C ~湿疹はどれだ?~ 皮疹の診かた・考えかた 
 #3. 92-E01 110-I79 112-C25 表面がザラザラ 表面がツルツル ポイントは表面の性状 なぜこのような違いが生じるのか? 
 皮膚の構造と病変の関係
#4. 皮膚は3層構造 表面がザラザラしているということはつまり… 
 #5. 表皮 真皮 皮下
組織 ザラザラ ツルツル ・表面がザラザラ→表皮に病変がある
・表面がツルツル→表皮に病変がない(真皮より下にある) 
 #6. それではなぜ表皮に病変が生じたのか? 92-E01 
 湿疹と薬疹の違いについて
#7. 表皮 真皮 皮下
組織 ザラザラ 湿疹(かぶれ)は皮膚の外側から原因物質が接触
→表皮から病変が生じる → 表面ザラザラ 
 #8. 表皮 真皮 皮下
組織 ツルツル 薬疹や蕁麻疹は血流に乗って原因物質が侵入
→真皮から病変が生じる→表面ツルツル 
 #9. 92-E01 112-C25 湿疹 蕁麻疹 表面ザラザラのほうが湿疹 
 境界の明瞭さと病変の深さ
#10. それではこの2つの違いは?(両方とも表面ツルツル) 110-I79 112-C25 
 #11. 110-I79 112-C25 境界明瞭 境界不明瞭 なぜこのような違いが生じるのか? ポイントは表面の性状 
 #12. 表皮 真皮 皮下
組織 真皮の病変 皮下組織の病変 境界明瞭 境界不明瞭 病変の深さが違うと見えかたが違う 
 紅斑の分類と鑑別診断
#13. 110-I79 112-C25 境界明瞭
→病変が真皮にある 境界不明瞭
→病変が皮下組織にある 結節性紅斑 蕁麻疹 
 #14. 紅斑 表面ツルツル 表面ザラザラ 病変は皮下組織 病変は真皮 病変は表皮 境界明瞭 境界不明瞭 まとめると紅斑は3つに分類できる 
 皮疹診断のまとめと参考文献
#16. まとめ ・紅斑はまず表面の性状に注目
・表面の性状によって病変の深さがわかる
・表面がザラザラの紅斑はまず湿疹を考える
・表面がツルツルで境界明瞭な紅斑はまず薬疹や
 蕁麻疹を考える