アプリだとスライドの中のお気に入りの1ページを保存できます
インストール

オミクロン株についての注意事項

使用されているブラウザではスライドの拡大ができません。iPadをご利用の場合はSafariをお試しください

1/27

シェア
山本 剛

2022/01/06
(2022/01/08 更新)

山本 剛

神戸市立西神戸医療センター

23297 page views

オミクロン株ってどうしてそれほど騒がれるのかその理由を簡単に書きました。

- Featured Contents -

【公式】Antaa Slideへのアップロード方法

Antaa Slideは、医師・医学生のためのスライド共有プラットフォームです。 本スライドでは、Antaa Slideへのスライドアップロード方法を解説します。 ① Antaa Slideへのログイン方法 ② スライドのアップロード方法 ③ アップロードしたスライドの確認方法 ④ ご利用にあたっての注意点 勉強会やセミナーのために作ったスライドを、皆でシェアして知識をつないでいきましょう。アップロードをお待ちしています! ※登録には、医師資格登録年度または医学部卒業見込み年度の入力が必要です。 <以下のnoteもぜひご覧ください> Antaa Slideは、医師同士の“Giveの精神”でつながるスライド共有プラットフォーム https://note.com/antaa/n/n5fabdc34a32f Antaa Slideってどんなサービス? 反響をまとめてみました https://note.com/antaa/n/nd09bf6ed8f3f

40626 20

オミクロン(B.1.1.529系統)について

2021年11月から急速に世界中に拡がり、2022年1月初旬から日本でも急速に増加しているオミクロンについて、2022年1月6日時点でわかっていることについてまとめました。日本政府の方針に合わせて、2022年1月10日に1回目の改訂を行い、2022年1月15日に再度改訂しました。このスライドは、作者が個人的に作成したものであり、所属施設の見解を代表したものではありません。

169845 61

2022.1.11時点のCOVID治療について

様々な新薬が使用できるようになりCOVID治療の選択肢が増えました。 2022.1.11時点におけるCOVIDの標準治療をまとめました。 参照される際は最新の情報をもとにご活用いただきますようお願い致します。

7604 42

内科医のための脳出血とくも膜下出血

内科医が苦手意識があるかもしれない、出血性脳卒中について初療の重要ポイントを、その後の脳神経外科医の仕事にもイメージがわくように、まとめました。「内科医のための」とありますが、内科医ではない先生も、研修医の先生も、ぜひ少しでも御参考頂ければ幸いです。

25438 46

在宅医療における看取りの作法

在宅医療の看取りを言語化したときに「一定の作法・型がある」というのが私の臨床経験上の1つの結論です。トータルペイン、看取りのパンフレット、キュブラー・ロスの死の受容5段階モデルの活用など。より具体的にスライド作成していますので、明日の在宅医療現場で意識してもらえたら幸いです。

4762 12

救急外来で気軽に使える漢方入門 漢方はじめるならこの症候 3選

本スライドは「現代医学的な視点」で「西洋医学を補完」するための救急漢方の入門編です. ◎対象者 ・救急外来で漢方を役立てたい人 ・漢方に興味があるが, はじめ方がわからない人 ・漢方特有の理論が苦手な人 ◎目次 ・本スライドの対象者 ・救急漢方はどんなときに役立つ? ・救急漢方の特徴は? ・救急漢方はじめるならこの症候 ・めまい ・便秘 ・打撲 ・もっと救急漢方を役立てたい方 ・最後に漢方の代表的な副作用をチェック ・Take home message

10287 41

「脊髄損傷」コレだけは 〜基本的な初期対応〜

脊髄損傷の「評価の方法」「手術の是非」「ステロイド大量療法の是非」が学べます。当直などで脊髄損傷が来るとなった時でも焦らずに対応できるよう学んでいきましょう。 ◎目次 ・今回のスライドで学べること ・脊髄損傷でもまずはABCDE ・バイタルが安定したら脊髄損傷の評価 ・高位診断 ・損傷高位と達成可能な予後 ・脊髄損傷の重症度評価 ・脊髄損傷の重症度による予後予測 ・脊髄損傷に対する手術治療の是非 ・ステロイド大量療法の是非 ・脊髄損傷の初期合併症の注意点と対応 ・ステミラック注 ・TAKE HOME MESSAGE

6077 33
もっと見る

オミクロン株についての注意事項

1. オミクロン株について(2022年1⽉6⽇) WHOは、新型コロナウイルスの変異株の中で感染性、病原性、ワクチンおよび治療法の観点から危険 性が⾼いと認めた変異株(VOC:Variant of Concern)をクラス分けしています。 2021年の夏に流⾏した株はデルタ株ですが、現在南アフリカやヨーロッパで拡がりを⾒せる株はオミク ロン株としてクラス分けしています。 オミクロン株は従来株と⽐べて30の変異がありますが、そのうちの15の変異は感染の成⽴に関わる受容 体に関係があります。 今までにわかっていること ・感染⼒が⾼い https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/omicron_info.html ・ワクチンや過去の感染で 作られた免疫からの回避 能⼒が⾼い
2. オミクロン株は市中の拡がりが速い(イギリス) 全体の発症者数 デルタ株 オミクロン株 ベータ株 5例⽬が報告されてからの⽇数 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1043807/technical-briefing-33.pdf
3. オミクロン株で置き換わったイギリスとデンマークは⼤変な状況
4. オミクロン株は感染⼒が⾼い 今の⽇本 はこの辺 ・デルタ株に⽐べて実効再⽣産数 は2.81倍⾼い。 ・実効倍加時間は1.94⽇(デンマー ク)、1.82⽇(南ア)、2.32⽇(英 国)、1.87⽇(⼤阪)、1.35⽇(沖 縄)とデルタ株の4⽇に⽐べて短 い。 ・世界各国では、変異株が⼊れ替 わる期間はは2週間ほど。 第65,66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇,令和4年1⽉6⽇) オミクロン株は今までに類を みないスピードで増加する
5. オミクロン株とデルタ株の分布(全国と⼤阪) ⼤阪 全国 今の⽇本 はこの辺 今の⼤阪 はこの辺 1⽉15⽇にはオミクロン株が90%を超える勢い。 第65,66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇,令和4年1⽉6⽇) デルタ株に⽐べて2.77倍も感染者が出ると予測される。
6. オミクロン株の割合(全国主要な都府県) 変異株PCR陰性=オミクロン株の可能性が⾼い→この後に確認試験へ進みます 第666回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 兵庫県は18%ほど(2022年1⽉6⽇)
7. オミクロン株に対するワクチン予防効果 ・発症予防効果 ・重症化予防効果 ・死亡抑制効果 13.7% 32.2% 36.0% (2022年1⽉6⽇の予測) ・新型コロナは⾼齢者と基礎疾患を持った ⼈、妊娠後期の⽅は重症化しやすい。 ・感染しやすいが、重症化予防効果は⾼ い。 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) ・65歳以上は2回⽬が終了してから時間が 経過しているため、抗体価は下がってきて
8. オミクロン株とデルタ株に対するワクチン予防効果 オミクロン株 14.3% デルタ株に⽐べてオミクロン株の⽅が感染防御のワクチン効果は低い 第65回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇) デルタ株 49.9%
9. 今までの流⾏の特徴 ・感受性者が多くなると感染者が増える →ワクチンで予防できる ・流⾏株が⼊れ替わる際に感染者が増える →防⽌できない ・⼈流が増えると感染者が増える →⾃粛により減少できる
10. ブースターワクチンの効果 ⽇本の2回以上ワクチン接種率 78% 3回⽬接種をすることで発症予防効果が上がる 接種後からの週数 ファイザー2回接種 ファイザー3回接種 ファイザー2回 +モデルナ1回接種 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1043807/technical-briefing-33.pdf
11. オミクロン株はデルタ株より家庭内感染のリスクが⾼い 家庭内2次感染リスク (household secondary attack risk) ・デルタ株 ・オミクロン株 第65回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇) 10.7% 21.6%
12. 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 沖縄県の状況 同居家族が感染→濃厚接触者→休職。もはや対岸の⽕事では済まされない ⽶軍から始まり市中感染へ移⾏ 20代が圧倒的に多い ワクチン接種が保証にならない 医療従事者が濃厚接触者となり休職のため外来診療に影 響が出てきている
13. オミクロン変異株に感染した11例の臨床経過とウイルス排出期間 GeneXpertのN2でCtを算出 Ct>30となるまでは6.0⽇ Ct>35となるまでは10.6⽇ Ctが35を超えると感染⼒は下が りますが、ワクチン接種完了者 でも、オミクロン株に罹患した 場合、今まででワクチン未接種 の患者が罹患した時のウイルス 排泄期間とほぼ同じ。 ワクチン接種しても、感染対策 は重視すべきである。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ghm/advpub/0/advpub_2021.01124/_article/-char/en
14. 新規感染者数の推移(全国) ⼈⼝10万⼈あたり 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 1⽉に⼊り感染者数が著増している
15. 新規陽性者、⼊院患者数の推移(兵庫県) 感染者 病 院 重症者 1.6% 死亡例 1.0% 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 病床利⽤率は低いが、感染者増により⼊院患者数も増える
16. オミクロン株が流⾏することで病棟管理は難しくなるのか? 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 今のところは軽症例が多いが、今後⾼齢者層が増えることで変わってくるかもしれない。
17. 新規陽性者に占める各年代の割合(全国) 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 20代の感染者だけが多い。
18. 年代別の発⽣者数の推移(兵庫県、⼤阪府) ⼈⼝10万⼈あたりの累積7⽇間発⽣者数 兵庫県は、10歳未満、30代の発⽣者が多い 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) ⼤阪府はは、10歳未満、10〜30代の発⽣者が多い
19. 年代別の発⽣者数の推移(全国) 40歳未満で感染者が増加 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇)
20. 主要繁華街の滞留⼈⼝の推移(兵庫県) 全時間帯で滞留⼈⼝の増加を認めるが、1⽉に⼊り20時以降が顕著に減少している
21. さらに ・気温が低下し、屋内での活動が増える。 ・忘年会、クリスマスやお正⽉休み等の恒例⾏事により、普段会わない ⼈々との交流が増える。 ・年末年始に向けて帰省などによる⼈の移動も活発化する 感染が急拡⼤するおそれがある 主な対策として ・医療提供体制が急速にひっ迫する可能性がある。 ・感染リスクの⾼い活動を控え、できるだけ少⼈数での活動に抑えることが必要。 ・医療従事者等や重症化リスクが⾼い⾼齢者の⽅々を対象とした追加ワクチン接種前倒し。
22. ⻑距離移動時の注意点 乗り物⾃体に感染リスクはない ・⾶⾏機は2〜3分ごとに換気しています。 ・新幹線は6〜8分ごとに換気しています。 感染リスクを低減するために気を付けること ・⾷事中にはしゃべらない。 ・混雑時間は避ける。 ・できるだけ移動距離は短くする。 ・⼿洗いをしっかりと⾏う。
23. 感染リスクを極⼒減らす
24. もはや、若気の⾄りとは⾔える状況ではない •(第73回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和4年1月6日)
25. 新型コロナウイルスは空気感染ではなく、マイクロ⾶沫が問題 結核や⿇しんのような 空気感染ではなく、換 気条件が悪い空間で感 染し拡がる。 狭い空間を共有するこ とで感染リスクが⾼く なる。 明らかに換気の悪い、 お店は避けた⽅が良 い。
26. CO2濃度の測定だけでは感染症対策の指標にはならない 感染症対策で重要なの は、CO2濃度を基準値以 下とすることが⽬的では なく、 あくまでも正しく必要な 換気ができているかを考 えること。
27. 機械換気に加えて、窓や⼾で換気ができている場所は感染リスク減らす 東京都モニタリング会議資料