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オミクロン株についての注意事項

  • 感染症科

44,156

38

2022/1/6
2022/1/18 更新

本スライドの対象者

研修医/専攻医/専門医

内容

オミクロン株ってどうしてそれほど騒がれるのかその理由を簡単に書きました。

2022年1月17日アップデート済み

山本剛

大阪大学大学院医学系研究科


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オミクロン株についての注意事項

  1. オミクロン株について(2022年1⽉6⽇) WHOは、新型コロナウイルスの変異株の中で感染性、病原性、ワクチンおよび治療法の観点から危険 性が⾼いと認めた変異株(VOC:Variant of Concern)をクラス分けしています。 2021年の夏に流⾏した株はデルタ株ですが、現在南アフリカやヨーロッパで拡がりを⾒せる株はオミク ロン株としてクラス分けしています。 オミクロン株は従来株と⽐べて30の変異がありますが、そのうちの15の変異は感染の成⽴に関わる受容 体に関係があります。 今までにわかっていること ・感染⼒が⾼い https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/henikabu/omicron_info.html ・ワクチンや過去の感染で 作られた免疫からの回避 能⼒が⾼い

  2. オミクロン株は市中の拡がりが速い(イギリス) 全体の発症者数 デルタ株 オミクロン株 ベータ株 5例⽬が報告されてからの⽇数 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1043807/technical-briefing-33.pdf

  3. 全国の実効再⽣産数の推移 実効再⽣産数:1⼈が何⼈に感染させるかの指標。1.0を超えると増加する。 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 年末から増え続けている

  4. オミクロン株で置き換わったイギリスとデンマークは⼤変な状況

  5. オミクロン株は感染⼒が⾼い ・デルタ株に⽐べて増殖⽐は2.77倍 ⾼い。 東京都 今の東京はこの辺 (93%置き替わり) ・実効倍加時間は2.04⽇(デンマー ク)、2.27⽇(英国)、1.81⽇(東 京都)、1.98⽇(⼤阪)、1.24⽇ (広島)、1.56⽇(沖縄)とデルタ 株の4⽇に⽐べて短い。 ・世界各国では、変異株が⼊れ替わ る期間はは2週間ほど。 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) オミクロン株は今までに類を みないスピードで増加する

  6. オミクロン株に対するワクチン予防効果 ・発症予防効果 ・重症化予防効果 ・死亡抑制効果 13.2% 36.3% 35.2% (2022年1⽉13⽇の予測) ・新型コロナは⾼齢者と基礎疾患を持った ⼈、妊娠後期の⽅は重症化しやすい。 ・感染しやすいが、重症化予防効果は⾼ い。 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) ・65歳以上は2回⽬が終了してから時間が 経過しているため、抗体価は下がってきて いるため安⼼はできない。

  7. オミクロン株とデルタ株に対する全⼈⼝のワクチン予防効果 オミクロン株 14.3% デルタ株に⽐べてオミクロン株の⽅が感染防御のワクチン効果は低い 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) デルタ株 49.1%

  8. 今までの流⾏の特徴 ・感受性者が多くなると感染者が増える →ワクチンで予防できる ・流⾏株が⼊れ替わる際に感染者が増える →防⽌できない ・⼈流が増えると感染者が増える →⾃粛により減少できる

  9. ブースターワクチンの効果 ⽇本の2回以上ワクチン接種率 78% 3回⽬接種をすることで発症予防効果が上がる 接種後からの週数 ファイザー2回接種 ファイザー3回接種 ファイザー2回 +モデルナ1回接種 https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/1043807/technical-briefing-33.pdf

  10. 年代別のワクチン接種、未接種別の感染者数 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) ワクチン未接種者の感染者が多い

  11. オミクロン株はデルタ株より家庭内感染のリスクが⾼い 家庭内2次感染リスク (household secondary attack risk) ・デルタ株 ・オミクロン株 第65回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇) 10.7% 21.6%

  12. 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 沖縄県の状況 同居家族が感染→濃厚接触者→休職。もはや対岸の⽕事では済まされない ⽶軍から始まり市中感染へ移⾏ 20代が圧倒的に多い ワクチン接種が保証にならない 医療従事者が濃厚接触者となり休職のため外来診療に影 響が出てきている

  13. オミクロン変異株に感染した11例の臨床経過とウイルス排出期間 GeneXpertのN2でCtを算出 Ct>30となるまでは6.0⽇ Ct>35となるまでは10.6⽇ Ctが35を超えると感染⼒は下が りますが、ワクチン接種完了者 でも、オミクロン株に罹患した 場合、今まででワクチン未接種 の患者が罹患した時のウイルス 排泄期間とほぼ同じ。 ワクチン接種しても、感染対策 は重視すべきである。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ghm/advpub/0/advpub_2021.01124/_article/-char/en

  14. 新規感染者数の推移(全国) ⼈⼝10万⼈あたり 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 1⽉に⼊り感染者数が著増している

  15. 新規感染者数の推移(関⻄圏) 兵庫県は未だ少ないが今後増える可能性がある ⼈⼝10万⼈あたり 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇)

  16. 新規陽性者、⼊院患者数の推移(兵庫県) 感染者 病 院 重症者 1.6% 死亡例 1.0% 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 病床利⽤率は低いが、感染者増により⼊院患者数も増える

  17. オミクロン株が流⾏することで病棟管理は難しくなるのか? 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉6⽇) 今のところは軽症例が多いが、今後⾼齢者層が増えることで変わってくるかもしれない。

  18. 何⽇で発症するのか? 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 感染のイベのから5⽇以内に原因がある。

  19. 第5波と第6波における感染者の症状の違い 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇)

  20. 新規陽性者に占める各年代の割合(全国) 第66回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 20代の感染者だけが多い。

  21. 年代別の発⽣者数の推移(全国) 全年齢層に発⽣者数に波及している 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇)

  22. 年代別の発⽣者数の推移(全国) 2021年12⽉28⽇ 2022年1⽉13⽇ 40歳以上の発⽣者数が明らかに増えている 第65回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年12⽉28⽇) 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇)

  23. ⾼齢者まで感染は拡がるのか? 20代から60〜70代まで感染が拡がるには8〜28⽇

  24. 年代別の発⽣者数の推移(兵庫県、⼤阪府) ⼈⼝10万⼈あたりの累積7⽇間発⽣者数 兵庫県は、20代の発⽣者が多い 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) ⼤阪府は、20代の発⽣者が多い

  25. 主要繁華街の滞留⼈⼝の推移(兵庫県) 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇) 全時間帯で滞留⼈⼝の増加を認めるが、1⽉に⼊り20時以降が顕著に減少している

  26. さらに ・気温が低下し、屋内での活動が増える。 ・忘年会、クリスマスやお正⽉休み等の恒例⾏事により、普段会わない ⼈々との交流が増える。 ・年末年始に向けて帰省などによる⼈の移動も活発化する 感染が急拡⼤するおそれがある 主な対策として ・医療提供体制が急速にひっ迫する可能性がある。 ・感染リスクの⾼い活動を控え、できるだけ少⼈数での活動に抑えることが必要。 ・医療従事者等や重症化リスクが⾼い⾼齢者の⽅々を対象とした追加ワクチン接種前倒し。

  27. 陽性者のエピソード(⼤阪)会⾷が最も多い。帰省やイベントなど多⼈数や普段接 触しない⼈との機会を減らすことも重要。 第67回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和4年1⽉13⽇)

  28. 陽性者のエピソード(広島)

  29. もはや、若気の⾄りとは⾔える状況ではない •(第73回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和4年1月6日)

  30. 感染リスクを極⼒減らす

  31. ⻑距離移動時の注意点 乗り物⾃体に感染リスクはない ・⾶⾏機は2〜3分ごとに換気しています。 ・新幹線は6〜8分ごとに換気しています。 感染リスクを低減するために気を付けること ・⾷事中にはしゃべらない。 ・混雑時間は避ける。 ・できるだけ移動距離は短くする。 ・⼿洗いをしっかりと⾏う。

  32. 新型コロナウイルスは空気感染ではなく、マイクロ⾶沫が問題 結核や⿇しんのような 空気感染ではなく、換 気条件が悪い空間で感 染し拡がる。 狭い空間を共有するこ とで感染リスクが⾼く なる。 明らかに換気の悪い、 お店は避けた⽅が良 い。

  33. CO2濃度の測定だけでは感染症対策の指標にはならない 感染症対策で重要なの は、CO2濃度を基準値以 下とすることが⽬的では なく、 あくまでも正しく必要な 換気ができているかを考 えること。

  34. 機械換気に加えて、窓や⼾で換気ができている場所は感染リスク減らす 東京都モニタリング会議資料

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