#7. オルトートルイジンによる膀胱がん 福井県の化学工場で膀胱がんを発症した問題で、厚生労働省は、化学物質「オルト―トルイジン」を取り扱う業務が発症の有力な原因だとして、福井労働基準監督署が7人(退職者を含む)を労災認定したと発表した。
厚労省によると、オルト―トルイジンを体内に吸収した期間が10年以上の場合、膀胱がんの発症リスクが高まるという。労災認定を受けた7人のうち5人が該当した。残り2人は暴露した期間が10年未満だったが、体に取り込みやすい職場環境だったことなどを理由に労災認定が決まった。
(2016年日本経済新聞)