北風先生は本講演で、「基礎研究 → 臨床研究 → 社会実装」という流れをいかに形にしていくかを、自身の研究・治験経験を交えて解説されました。
特に「EARLIER試験」では、自ら主導した医師主導治験の苦労と意義を共有。また、「DELIVER試験」では、国際共同研究における設計の精密さと統計処理の奥深さを紹介。
後半では、AIを活用した心不全発症予測プロジェクトを例に、「介入を伴わない新しいエビデンス創出」の可能性も提示。若手医師に対しては、「まずは問いを持ち続ける姿勢」から臨床研究の第一歩が始まるという、力強いメッセージが送られました。