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杉崎陽一郎

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「循環器のトビラ」 循環器には興味がある でもちょっと苦手 そんな皆さんようこそ Antaa Channel 出張版

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杉崎陽一郎

Cardiovascular Research Foundation/ Columbia University Irving Medical Center

スライドの見どころ

内容

書籍の一部を紹介します。

第1章 急性冠症候群(ACS)

ACSを疑う胸痛患者に出会ったら…

ACSの診断と初期対応をできるようになろう

NSTE -ACS!!いつ循環器内科に相談してCAG/PCIするの?

「MONA」はもう古い!?

M: モルヒネ morphine

O: 酸素 oxygen

N: 硝酸薬 nitrates

A: アスピリン aspirin

他章の紹介

第2章 安定冠動脈疾患(CAD)

第4章 ショック

第14章 術前評価

第13章 高血圧

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

テキスト全文

  • 1.

     「循環器のトビラ」循環器には興味がある でもちょっと苦手そんな皆さんようこそAntaa Channel 出張版

  • 2.

    杉崎 陽一郎 Yoichiro SUGIZAKI 出身 :兵庫県 神戸市 学歴 :愛媛大学 2010年(H22年)卒  About Me @cardio_dr_ys Cardiovascular Research Foundation/ Columbia University Irving Medical Center Research Fellow

  • 3.

    - 循環器には興味がある でもちょっと苦手 そんな皆さんようこそ - 「循環器、勉強しなきゃいけないけどちょっと…」そんなあなたが一歩踏み出すためのトビラがここに メディカルスタッフや研修医・内科専攻医はもちろん循環器医にもおすすめ ACSや心不全など主要疾患から、失神や術前評価まで基本の「き」から最新のガイドラインまで網羅した循環器の入門書 書店, Amazon, 楽天, 医書jpなどで好評発売中  QRコードからamazonの本書のページへ

  • 4.

    こうして「循環器のトビラ」は生まれた 循環器ってなんだか難しそう・・・ 何かいい教材ないのかな・・・

  • 5.

    -

  • 6.

    NSTE-ACS!!いつ循環器内科に相談してCAG/PCIするの? まずは「ST上昇」を判断 NSTE-ACSと判断したらリスクがどれくらいかを考える=いつCAGするの? リスク層別化は症状や血行動態と合わせて「GRACE score」などを使用 胸痛持続・心不全あり・血行動態不安定・VT/Vf・機械的合併症は急ぐ!!

  • 7.

    「MONA」はもう古い!? M: モルヒネ morphine   ✖️ 疼痛コントロールにとりあえずモルヒネ  ○ 硝酸薬投与後も胸痛持続していれば投与 塩酸モルヒネは血管拡張作用もあり,肺うっ血にも有効 硝酸薬同様,循環血液量が低下している場合に使用すると,低血圧を招くことがあるので,注意が必要 呼吸数低下や嘔吐などの合併症もあり ACS だからといってルーチンでの使用は推奨されない O: 酸素 oxygen   ✖️ ルーチンの酸素投与  ○ SpO2<90% or 心不全兆候ありで開始 過剰な酸素投与は予後改善効果に乏しく梗塞巣拡大を招く可能性も示唆 ACS だからといってルーチンでの酸素投与は推奨されない 酸素投与だけで不十分な場合、非侵襲的陽圧換気(NPPV)や気管挿管下での人工呼吸器管理を行うことも考慮 N: 硝酸薬 nitrates   ✖️ ACSだからとりあえず硝酸薬  ○ 胸痛緩和に硝酸薬を第1選択として投与 明確な予後改善効果は実証されていない 使用目的は「まずは症状緩和」 低血圧、右室梗塞、勃起不全治療薬服用後24時間以内では使用を避ける ACS だからといってルーチンでの使用は推奨されない A: アスピリン aspirin   ✖️ アレルギーや重篤な血液異常などへ投与   ○ ACSが強く疑われる患者に対して投与 ACS が強く疑われる患者に対してアスピリン(162~200 mg)を咀嚼服用させる 予後改善効果が示されている DAPT開始のタイミングは施設ごとで要検討

  • 8.

    M: モルヒネ morphine    ✖️ 疼痛コントロールにとりあえずモルヒネ   ○ 硝酸薬投与後も胸痛持続していれば投与 硝酸薬使用後にも持続するような胸痛には有効 塩酸モルヒネは血管拡張作用もあり,肺うっ血にも有効ただし、血管拡張により循環血液量低下時には血圧低下を招く恐れもあり 呼吸数低下や嘔吐などの合併症もあり 特に急性下壁梗塞では、迷走神経反射(Bezold-Jarisch反射)で血圧低下や嘔気/嘔吐を来しやすいので注意 使用により、抗血小板薬の効果発現が遅くなる可能性もあり ブプレノルフィンやミダゾラムなどで代用することもあり

  • 9.

    O: 酸素 oxygen    ✖️ ルーチンの酸素投与  ○ SpO2<90% or 心不全兆候ありで開始 AVOID trial:過剰な酸素投与は梗塞巣拡大を招く可能性がある DETO2X-AMI trial:酸素投与をしても予後改善効果なし ACS だからといってSpO2 ≥90%の患者へのルーチンでの酸素投与は推奨されない 酸素投与だけで不十分な場合、非侵襲的陽圧換気(NPPV)や気管挿管下での人工呼吸器管理を行うことも考慮

  • 10.

    N: 硝酸薬 nitrates ✖️ ACSだからとりあえず硝酸薬 ○ 胸痛緩和に硝酸薬を第1選択として投与 明確な予後改善効果は実証されていない 使用目的は「まずは症状緩和」 低血圧、右室梗塞、勃起不全治療薬服用後24時間以内では使用を避ける ACS だからといってルーチンでの使用は推奨されない 欧米ではNSTEMIへのβ blockerの投与も推奨されているただし、エビデンスは不十分であり、高齢や頻脈、sBP<120mmHgなどではショック/死亡の増加の可能性も示唆

  • 11.

    A: アスピリン aspirin   ✖️ アレルギーや重篤な血液異常などへ投与   ○ ACSが強く疑われる患者に対して投与 ACS が強く疑われる患者に対してアスピリン(162~200 mg)を咀嚼服用させる アスピリン使用不可ならチエノピリジン系抗血小板薬を投与(JCSガイドライン)DAPTが必要な場合の明確な方法は現時点ではない チカグレロール単剤やリバロキサバン併用など小規模な報告はあり 予後改善効果が示されている DAPT開始のタイミングは施設ごとで要検討

  • 12.

    他章の紹介

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