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潰瘍性大腸炎の概要と重要性
#1. 潰瘍性大腸炎に出会ったら。 消化器内科以外の先生方へ (1)診断から治療編。 渕上 綾子
#2. 潰瘍性大腸炎は意外と多い。 でも、適切な治療で、普通に暮らせる。 潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に炎症を起こし、下痢、下血、腹痛などの症状が出る病気です。特 定疾患に指定されていますが、患者数は現在22万人と推定され、決して珍しくはない病気です。 消化器内科以外の先生方が診断をしたり、あるいは、内科以外の先生が見られる患者さんの中 にも併存疾患として診療するケースも多くなってくると思います。 そんな時に、知っていただきたい、あんなことやこんなことを消化器内科医の視点からまと めました。 (あくまで、専門家以外を対象とした、ポイントのみ解説しています) まずは、見つけてください! そして、知ってください!
#3. 潰瘍性大腸炎の発見が遅れたり、 治療がうまくいかない事で怖いことって何? 1. 排便回数増加、腹痛など患者さんのQOLが損なわれること 2. 発がん(発病後8年以降から発がんのリスクが高まります) 3. 手術 重症化すると全大腸切除になるケースもある 早く発見して、適切な治療を継続して いくことが大事です!
潰瘍性大腸炎の診断方法
潰瘍性大腸炎の診断基準と注意点
内視鏡検査の重要性と注意点
専門医の紹介と探し方
潰瘍性大腸炎の治療法とアルゴリズム
潰瘍性大腸炎の病型と重症度
治療における5ASA製剤の役割
ステロイドと免疫抑制剤の使用法