#4.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#5.
日米の臨床医の働き方の違い
#6.
米国の内科医のスペシャリティ 2, ホスピタリスト
入院を専門とする
総合内科医
1, プライマリケア
外来を専門とする
総合内科医
3, 臓器別専門医
入院のコンサルト、外来、手技を行う
#7.
ホスピタリストの数は年々増加 1990年頃に誕生し、年に6%のペースで増加
現在では5万人以上で、循環器内科を抜き、内科の最大のサブスペシャリティに Wachter RM, et al. N Engl J Med. 375:1009-11:2016
#8.
日本の病棟管理 循環器内科 呼吸器内科 腎臓内科 消化器内科
#9.
米国の病棟管理 循環器内科 腎臓内科 消化器内科 呼吸器内科 ホスピタリスト コンサルト コンサルト コンサルト コンサルト
#10.
ホスピタリストのメリット・デメリット
#11.
ホスピタリストのチーム制 チームA チームC チームB チームD
#12.
病棟でのチーム編成 指導医(ホスピタリスト) 2年目レジデント 1年目レジデント
5~7人の患者を担当 1年目レジデント
5~7人の患者を担当 1年目レジデント
5~7人の患者を担当
#13.
夜勤専属ホスピタリストの存在 夜勤 日勤 夜勤 日勤 ※その後1週間休み
#14.
夜勤専属医師のシステム 夜勤専属ホスピタリストは20時から翌朝7時まで1週間連続で働き、その後1週間休む。
日勤医師、夜勤医師はそれぞれ生活リズムを維持できるため、体内時計の乱れを避けることができる。
ERは救急医、ICUは集中治療医がシフト制でカバー。
病棟は、夜勤ローテート中の内科レジデントが主にカバー。
#15.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#16.
若手医師の長時間労働が問題に 26歳医師が自殺で遺族会見 ‘極度の長時間労働’で労災認定”. NHK NEWS WEB. 2023-08-18.
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230818/k10014166761000.html
#17.
米国の若手医師労働問題の歴史 1984年18歳女性のリビー・ザイオンが、長時間労働をしていた研修医の医療ミスで死亡。NYタイムズの記者かつ弁護士である父親が、是正を求めて訴えた。1989年NY州がレジデントの勤務時間を制限。2003年ACGME(米国卒後医学教育認定評議会)が全米のレジデントプログラムの勤務時間を制限。
#18.
若手医師を守るためのシステム 1. ACGMEによる労働時間規制
2. ACGMEによる監視システム
3. Sick callのシステム
#19.
若手医師を守るためのシステム 1. ACGMEによる労働時間規制
2. ACGMEによる監視システム
3. Sick callのシステム
#20.
ACGMEによる労働時間規制 レジデントの勤務時間には以下のようなルールがある
週に80時間までの勤務
7日間に1日の割合で休日を設ける
連続勤務は24時間まで
24時間勤務の後は次の勤務まで14時間空ける
#21.
若手医師を守るためのシステム 1. ACGMEによる労働時間規制
2. ACGMEによる監視システム
3. Sick callのシステム
#22.
ACGMEによる監視システム レジデントはオンラインで日々の勤務時間を報告することが義務付けられている。
ACGMEによる定期的な査察(レジデントとの抜き打ち面接や匿名のアンケート)があり、プログラムとレジデントの報告に乖離がないか確認している。
規則違反があった場合にはプログラムに罰則が課される。
この監視システムによりシステムの形骸化を防いでいる。
#23.
若手医師を守るためのシステム 1. ACGMEによる労働時間規制
2. ACGMEによる監視システム
3. Sick callのシステム
#24.
Sick callの存在 「Sick call」と呼ばれる病欠者のカバーをするシフトが存在。
ほかのレジデントが病気やその他の理由で勤務できないときに、そのシフトをカバーする担当のレジデントのことで、呼び出しがなければ自宅待機する。
誰かが休んでも業務が特定の人に集中することを防ぎ、全体の負担を軽減するシステムが構築されている。
#25.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#26.
アメリカの電子カルテ Epicが約4割のシェアを占める
#27.
Epic Chat
#28.
Epic Chatの良い点 シフト制・チーム制と相性が良い夜勤の医師や主担当医ではない医師でも、臨床判断の経緯を把握しやすい
都合の良い時間にやりとりができる電話やPHSよりも業務に集中しやすい
#29.
申し送り 電子カルテの中に申し送りのタブがあり、患者のサマリーやシフト中にやるべきタスクが一目でわかる。
シフト終了時にはこのタブを使って、次のシフト担当者に申し送りを行う。
#30.
Care Everywhere 同一患者のカルテを他の医療機関と共有するシステム
Epicの電子カルテを使用している医療施設の受診歴や検査データやカルテを閲覧できる
診療情報提供依頼や詳細な紹介状のやりとりが不要に
#31.
Smart Phrase 診療科単位や個人単位でテンプレートを作成できる
時間短縮につながる
#32.
Care Gap Report
#33.
電子カルテの遠隔アクセス VPNを利用することで、どこにいても自分のパソコンから電子カルテにアクセスすることができる
物理的に病院から離れることで、不要な残業を避けることができる
フレキシブルな働き方が可能になる例)17時に子供を迎えに行き、自宅に帰ってカルテを書く
#34.
電子処方箋・リフィル処方 米国ではほとんどの州で電子処方箋が主流になっている
医師は患者が使用する薬局を聞き、カルテ上でその薬局を選択して処方をサインすると、電子処方箋が送られる
慢性疾患の薬はリフィル処方付きで処方されることが多い例)アムロジピン 5mg 90日分 リフィル 3回 ➡ 処方のためだけの受診を減らすことができる
#35.
オンライン診療 電子カルテの遠隔アクセスや電子処方箋を利用することで、医師が自宅にいてもオンライン診療が可能に
100%リモートで働く医師も増えている
Epicの画面から直接Zoomが立ち上がり、簡単に始められる
#36.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#37.
Haiku カルテにスマホアプリからアクセスできる
カルテや血液検査データ、画像検査の結果をアプリ上で閲覧できるため、検査データを確認するためにパソコンでカルテを立ち上げる必要がない
患者の皮膚所見などカルテに取り込みたい画像がある時は、スマホで写真を撮影して簡単にアップロードできる
#38.
Haiku
#39.
Doximity 遠隔診療などをサポートするアプリ
このアプリを通じて電話をかけると、病院の電話番号から患者や家族に電話することができる
自分自身のFAX番号をアプリ上で設定でき、FAXの送受信を行うことができる
#40.
Doximity
#41.
AMiON オンラインの当直表管理アプリ
どの科の医師がどういうスケジュールで働いているか、一目でわかる
勤務の交代がある場合でもオンライン上で簡単に変更できる
#42.
AMiON
#43.
患者向けカルテのアプリ 患者も、医療機関ごとのアプリをインストールし、
自分の医療情報を確認できる
日々のカルテ、検査データ(血液検査、病理検査、放射線画像読影など)にアクセスできる
外来で医療従事者とメッセージのやりとりができる
検査結果説明のための受診が不要に
#44.
患者向けカルテのアプリ
#45.
患者側としての外来受診 1. アプリで予約、事前に既往歴や内服薬などを入力
2. 受診前にはリマインダーの通知が届く
3. 受診後、医師が書いたカルテをアプリ上で読める
4. 検査結果がわかるとアプリ上で通知が届く
5. 薬の処方や診断書はアプリ上でリクエストできる
#46.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#47.
音声による自動カルテ入力 米国では以前から音声によるカルテ入力が普及
最近では、診察室での会話をスマホが聞き取り、診察が終わった頃にはカルテのまとめを作成してくれるサービスがスタート(Dax Copilot)
既にEpicに導入されており、運用を開始している病院もある https://www.nuance.com/healthcare/dragon-ai-clinical-solutions/dax-copilot.html
#48.
音声による自動カルテ入力 https://news.nuance.com/2020-04-20-Nuance-Launches-Dragon-Ambient-eXperience-for-Telehealth-Compatible-with-Any-Telehealth-Platform https://www.nuance.com/healthcare/dragon-ai-clinical-solutions/dax-copilot.html
#49.
音声による自動カルテ入力 https://www.nuance.com/healthcare/dragon-ai-clinical-solutions/dax-copilot.html
#50.
Glass Health AIを用いた臨床決定支援ツール
臨床医が作成した臨床知識データベースを学習しており、医学に特化した精度の高い回答が得られる
クリニカルクエスチョンに対して回答してくれたり、提示した症例の鑑別診断や診断・治療方針を示してくれる
このような生成AIが、今後Epicに組み込まれる予定。
#51.
クリニカルクエスチョン
#52.
症例提示
#53.
今後の内科診療の展望(私見) 1、問診内容をAIが聞き取り、カルテを自動作成
2、問診と身体診察、カルテの過去のデータから おすすめの検査プランをAIが提案
3、検査結果からおすすめの治療法をAIが提案し Assessment & Planを自動作成 4、医師は患者の好みや、社会的背景、全体像を 考慮して治療プランを修正
#54.
医師の働き方改革とDx 1、日米の臨床医の働き方の違い
2、米国の若手医師を守るシステム
3、米国の働き方改革に貢献する電子カルテ
4、米国の働き方改革に貢献するアプリ
5、今後のDxの展望
#55.
まとめ 米国では医師の働き方改革が以前から進んでいて、若手医師を守るためのシステムが構築されている
米国では電子カルテやアプリなどのデジタル化が、医師のフレキシブルで効率的な働き方を可能にしている
#56.
本編は以上です
以下はおまけで
英語でお困りの方への宣伝です
#57.
こんな時どうする? 3ヶ月後に英語で学会発表することになっちゃった!どうしよう・・・ 将来は留学したいけど、英語は苦手。
どうやって勉強したら良いんだろう?
#58.
\ 医療英語学習に役立つ/ めどはぶ
Medical English Hub
#59.
めどはぶ (Medical English Hub)とは 海外で働きたい、国内で英語を使って活躍したい医療従事者・医療系学生向けの有志団体
活動内容は主に2つ
1、医療英語学習プログラムの提供
2、海外志向の医療従事者の為のオンラインサロン
#60.
めどはぶの特徴
#61.
めどはぶHP https://www.oneup.jp/medhub/
#62.
1、医療英語学習プログラム 医療に特化した英語を学べる、3ヶ月のプログラム
週1回のオンライン授業
(受講できなかった週はネイティブとマンツーマンの補講あり)
論文の読み方、英語でのプレゼン、英語での問診の仕方などを集中的に学べる
これまで卒業生 130人以上
1~3月、5~7月、9~11月に開校
#63.
1、医療英語学習プログラム
#64.
2、めどはぶオンラインサロン 海外留学、英語学習、国際的な活動に興味のある医療従事者、学生のためのコミュニティ
Facebookグループで運営
参加費 一般 :1650円/月 学生 :無料
現在 200名以上参加
#65.
海外で働く医師による投稿 回診でのプレゼン 病棟での英語表現
#66.
月1回の臨床留学関連のセミナーあり ・USMLEの勉強法について
・米国の学生臨床実習報告会
・レジデンシー、フェローの生活について
・留学お悩み相談会
・英語プレゼン練習会 など・・・
#67.
体験レビュー、口コミ https://english-with.com/medohub-review/ https://bonjinblog.com/medhub/
#68.
さらに知りたい方はこちら めどはぶHP
https://www.oneup.jp/medhub/
オンラインサロン
https://www.oneup.jp/medhub/onlinesalon/
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Youtube
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