EGFR遺伝子変異陽性肺癌の初回治療は長らくオシメルチニブ単独療法が第一選択でしたが、FLAURA2試験やMARIPOSA試験の結果を受け、治療戦略が今後大きく複雑化していくことが予想され、特定の一つの因子のみで治療選択が決まることは少なくなります。
ここでは①腫瘍の広がり(マクロの視点)、②腫瘍の変異や微小環境(ミクロの視点)、③患者さんの背景の3要素からなるトライアングルモデルをもとに、特にEGFR遺伝子変異陽性肺癌の初回治療を整理し深掘りします。
【3要素でフォーカスの内容】
①脳転移などの転移部位や転移個数を踏まえた治療選択
②EGFR変異サブタイプや共変異、腫瘍免疫微小環境を踏まえた治療選択
③年齢や社会背景を踏まえた治療選択
これらに関連する最近の研究や学会発表を解説しつつ、具体的な症例を出します。
【このスライドで学べること】
・EGFR遺伝子変異陽性肺癌の治療 国際学会を含めたアップデート
・複雑化するEGFR遺伝子変異陽性肺癌の初回治療の考え方
・今夏に新規承認されたレジメンの最新臨床試験結果
・実際のレジメン使用経験に基づく有害事象管理のポイント
※Zoomウェビナーで解説したスライドになります。