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認知症、高齢者の予後推定

投稿者プロフィール
Dainty1964

社団医療法人養生会かしま病院

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概要

近年の超高齢社会においては、疾患中心の医療のみならず、患者の価値観や生活機能、予後を踏まえたGoal-Concordant Careの重要性が指摘されており、治療方針の決定に難渋することも少なくないですね。

患者家族とのSDMを行う際の大前提路として、方針決定に有用な超高齢(認知症)症例の予後(寿命)を推定しながら説明するためのツールとして作成しました。

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テキスト全文

認知症の余命判断と影響因子

#1.

認知症の生命予後判断 ComFaMかしま病医院

#2.

■認知症の余命判断は困難です 認知症は決して年のせいではなく、多くは発症から数年から10年程度の経過で徐々に生活機能が低下し、最終的に死に至る疾患との認識が大切ですが、認知症が予後不良な病態であるとの認識は、一般人のみならず、医療者間でも低いことが判ってます 長期の生命予後に関する観察研究でも、認知症の診断から14年間生存した患者は、アルツハイマー型認知症(AD)で2.4%、血管性認知症(VD)で1.7%とあります 医療者が「どの程度進行した認知症なのか」を判断し、家族と情報共有することが肝要であると思われます

#3.

■認知症の余命に影響する因子とは? *発症年齢 認知症の多くは平均年齢が83.8歳と高齢であり、診断からの生命予後の中央値は3.3年と非常に短期間です 65歳時に診断された群の余命は8.3年、90歳時に診断された群は3.4年でした いずれもAD患者のみを対象とした観察研究ですが、診断時の年齢によって余命期間は変わります ただし同年齢の非認知症者と生存期間を比較すると、90歳では39%の短縮であるのに対し、65歳では67%もの短縮を認める点を理解しておく必要があります *性別 男性で生命予後がより短いとするデータが多く、臨床現場での感覚とも合致します *FAST(Functional Assessment Staging) 認知症の進行とは、生活機能低下の進行であることは明確です 物忘れから始まり、手段的ADLが障害され、基本的ADL(着脱衣/入浴/排泄など)が障害されて行きます 病期別の良質な疫学データは乏しいものの、高度認知症と判断された後の余命は1.4~2.4年です

認知症の終末期判断とホスピス基準

高齢者の入院患者死亡率と心肺蘇生

参考文献と患者へのメッセージ

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