検査をした時に『検査陽性=病気』、『検査陰性=正常』のように、はっきり白黒つけることができればよいのですが、そのような理想的な検査はほぼ存在せず、どんな検査にも偽陽性や偽陰性が存在します。
偽陽性や偽陰性の割合を考慮して、検査が陽性もしくは陰性の時の疾患の割合を計算するのに「感度」や「特異度」が関係します。このことを理解していると、新型コロナウイルスのPCRや抗原検査が陰性でも、疾患を否定できないこと(=偽陰性の可能性がある)を理解できると思いますし、その可能性がどのくらいかを見積もることもできます。
本スライドでは、「感度・特異度」そして両者から計算できる「尤度比(ゆうどひ)」について解説します。
音声付きの解説は以下のYouTube動画から視聴可能です。
https://youtu.be/EKdmNpeYfLA