#4.
潜在性原発性アルドステロン症と心血管イベント from Circulation カナダの一般成人を対象に、血圧に依存しない軽度アルドステロン過剰(潜在性原発性ア ルドステロン症: subclinical PA )が主要心血管イベント( MACE )と関連するかを検討した 前向きコホート研究。対象は 2,017 人(平均 56 歳、女性 45% )で、平均追跡 10.8 年の間に57 件のMACE が発生した。レニン低値( ≦4.0 ng/L )やアルドステロン・レニン比高値( ≧70 pmol /L/ng/L )は、血圧や他の因子を調整しても約 2倍のMACE リスク上昇と関連。アルドス テロン単独濃度では関連を認めなかった。これらの所見は、潜在性 PAが血圧正常や軽度高血 圧の段階から心血管疾患リスクを高めることを示し、早期のスクリーニングとミネラルコル チコイド受容体拮抗薬などによる治療介入の重要性を示唆 。 血圧が正常でも注意が必要です。高血圧の診断に至らない段階から、レニン抑制型のホル モン異常が血管や心筋への負荷を増やしているのでしょう。臨床現場では、特に境界域高血 圧や耐糖能異常を伴う患者に対して、早期からレニン・アルドステロン系の評価が必要です ね。治療介入として、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬や減塩介入を適切に組み合わせる ことで、心血管イベント予防につながる可能性があります。アルドステロン関連は今後も注 目されます。 出典: https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCULATIONAHA.124.073 507