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Z世代の研修医教育

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清水 彰彦

2021/01/23
(2021/01/24 更新)

清水 彰彦

群馬県立小児医療センター

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Z世代 (generation Z)は、1990年代後半以降に生まれた世代です。デジタル・ネイティブ、SNSを使いこなす世代です。日本のZ世代も、他の世代と異なる特徴があり、研修医として働くZ世代を理解することは、指導医としても必要なことだと思います。

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【公式】Antaa Slideへのアップロード方法

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オミクロン(B.1.1.529系統)について

2021年11月から急速に世界中に拡がり、2022年1月初旬から日本でも急速に増加しているオミクロンについて、2022年1月6日時点でわかっていることについてまとめました。日本政府の方針に合わせて、2022年1月10日に1回目の改訂を行い、2022年1月15日に再度改訂しました。このスライドは、作者が個人的に作成したものであり、所属施設の見解を代表したものではありません。

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様々な新薬が使用できるようになりCOVID治療の選択肢が増えました。 2022.1.11時点におけるCOVIDの標準治療をまとめました。 参照される際は最新の情報をもとにご活用いただきますようお願い致します。

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在宅医療の看取りを言語化したときに「一定の作法・型がある」というのが私の臨床経験上の1つの結論です。トータルペイン、看取りのパンフレット、キュブラー・ロスの死の受容5段階モデルの活用など。より具体的にスライド作成していますので、明日の在宅医療現場で意識してもらえたら幸いです。

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救急外来で気軽に使える漢方入門 漢方はじめるならこの症候 3選

本スライドは「現代医学的な視点」で「西洋医学を補完」するための救急漢方の入門編です. ◎対象者 ・救急外来で漢方を役立てたい人 ・漢方に興味があるが, はじめ方がわからない人 ・漢方特有の理論が苦手な人 ◎目次 ・本スライドの対象者 ・救急漢方はどんなときに役立つ? ・救急漢方の特徴は? ・救急漢方はじめるならこの症候 ・めまい ・便秘 ・打撲 ・もっと救急漢方を役立てたい方 ・最後に漢方の代表的な副作用をチェック ・Take home message

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「脊髄損傷」コレだけは 〜基本的な初期対応〜

脊髄損傷の「評価の方法」「手術の是非」「ステロイド大量療法の是非」が学べます。当直などで脊髄損傷が来るとなった時でも焦らずに対応できるよう学んでいきましょう。 ◎目次 ・今回のスライドで学べること ・脊髄損傷でもまずはABCDE ・バイタルが安定したら脊髄損傷の評価 ・高位診断 ・損傷高位と達成可能な予後 ・脊髄損傷の重症度評価 ・脊髄損傷の重症度による予後予測 ・脊髄損傷に対する手術治療の是非 ・ステロイド大量療法の是非 ・脊髄損傷の初期合併症の注意点と対応 ・ステミラック注 ・TAKE HOME MESSAGE

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Z世代の研修医教育

1. Z世代の研修医教育 アレルギー感染免疫科 清水彰彦
2. 最初に いつの時代も「最近の若者は…」と年長者からは言われます 続いて「わしらの若い時は…」と昔ばなしが始まりますが 若者は、そんな昔ばなしは聞きません(私も聞きません 笑) 若い先生の指導をしていると、彼らの振る舞いに、驚かされる事があります(大部分の研修医はまともな先生ですので大丈夫です) ついつい「最近の若者は…」と言いたくなりますが、それでは先に進めません
3. 最初に 今の初期研修医は、多くがZ世代 (generation Z) です Z世代が生まれた時代を理解し、Z世代が考えている事を理解することが大事だと思います。 研修医それぞれに能力・個性が違いますし、多くの研修医の先生は真面目で能力も高いです 指導医は、Z世代の研修医にどう対応したら良いのでしょうか?
4. Wikipedia
5. X, Y, Z世代とは?? X世代 (generation X):1965年〜1980年生まれ Y世代 (generation Y)=ミレニアル世代:1981年〜96年生まれ Z世代 (generation Z):1997年〜2012年生まれ           →まさに今の初期研修医
6. Z世代の特徴 (米国) 人口のボリュームゾーン (6100万人!) 年間支出が増加中 4.8兆円→数年で22兆円以上に 社会問題をSNSで意見交換する BLMなど→問題意識を持っている・独自性をアピール
7. 典型的なZ世代 社会(友人・家族)とつながりを重視 マルチタスクに慣れている 独立心が強い 高学歴が多い 世界に対して良いことをしたい デジタルネイティブ 社交性がある テクノロジーを使いこなす 一つのことに集中しすぎない 無駄遣いに気をつけている
8. 日本版Z世代の特徴 ゆとり世代 1987年〜95年生まれ 脱ゆとり世代 1996年生まれ以降→「日本版のZ世代」といえる 1886万人(人口の15%) 少子化で人数は少ない
9. Z世代の特徴 (日本):よくわからん Z世代会議 PRTIMES
10. ゆとり世代の特徴:わかりやすい バブル崩壊後の世の中しか知らない、生まれながら不況 実感なき景気回復 リーマンショック・就職氷河期 非正規雇用増加・収入格差増加 デフレ→全然、期待を持てない時代に育った
11. ゆとり世代の特徴 消費離れ:車、新聞、読書、恋愛、結婚、お酒、テレビ、旅行… 同調圧力:携帯電話やMixi 仲間から外れることを恐れる     デジタル空間で村八分ができた →スモールライフ、草食系
12. Z世代の特徴 (日本) アベノミクス経済・株価上昇 雇用の増加・求人倍率の改善 少子化 →「ダイヤモンドの卵」 →不安や競争が少なく 安心・安定した生活
13. Z世代のキーワード Chill out(チル)=まったりすること「部屋でネフリでチルってます」 マイペースで居心地良く過ごす事が好き→職場などで会社組織で、上司の意向通りに動かすのが難しい
14. Z世代のキーワード 自己承認欲求と発信欲求SNSで「いいね」が欲しい世間体を気にするが、個性が重要 プチ万能感・強い自意識 脆さが同居している →9割褒めて1割改善提案、いじりは通用しない(パワハラ扱い)
15. 見えにくい自己承認欲求 上に立つリーダーになりたい   Z世代30.3% vs. 25歳以上17.1% →草食ではない 近い将来実現可能な目標がある   Z世代58.1% vs. 25歳以上41.8% →自己肯定感強い しかし、あからさまな自慢は、人目が気になる・嫌われるでも、自慢したい… Tik tok
16. 間接自慢 スタバのドリンクの横に、さり気なくブランド物の財布が写っている  レストランの料理の写真に、さり気なく彼氏らしき男性が写っている
17. SNSとメディア Twitter>Instagram>Facebook (中年)>Tik tok Youtube>テレビ 共感するもののみ見る「自分たちの関心があるニュース・情報しか見ない」 情報のつまみ食い 自分にとって違和感のある情報に接すると強い拒否感→一気に興味を消失する
18. こんな研修医がいるかも知れない 基本、研修医室でまったり(チルってる)スマホをいじっている 自分はできる・知識があると思っている (プチ万能感) うまく褒めると伸びる(自己承認欲求) 注意すると、立ち上がれなくなる、やる気を無くす(脆さ) 飲み会は参加しない(家でまったりが良い)
19. 指導医としての対応 チルってる時 ・寛容な心で接する ・危機感を煽るのは逆効果になることもある  「そんなんじゃ、ダメだよ!このままだと、やばいよ。」   (これが通じるのはゆとり世代まで…) ・クリアしやすいタスクを一つずつ与える  「まずはこれ(病歴聴取)しようか」
20. 指導医としての対応 自己承認欲求・プチ万能感を持っている時 ・寛容な心で接する:指導医の心の修行 ・それを壊すのは逆効果  「全然、出来てないじゃん」「違うよ」 ・9割褒めて1割改善提案 ・サンドイッチ 法(褒める→忠告→褒める) ・こまめに成長を認めるコメント
21. 指導医としての対応 つまみ食いになる時 寛容な心で接する 一つのタスクに集中できるようにする (担当患者を限定する) 何らかの理由で、脆さが出てしまう時 冷却期間をおいて落ち着かせる 指導担当の交代 (年齢が近いほうが良い?)
22. 最後に 当院で研修してくれる多くの先生は、問題なく研修してくれています。 しかし、本格的にZ世代が医師として働くのはこれからです。 「最近の若者は…」というような老医師になりたくないです。
23. 参考資料 Z世代 光文社新書 原田曜平 日本経済新聞 Tik tokのHP Z世代会議(PRTIMES)