テキスト全文
睡眠障害の臨床と背景
#1. 効果的な精神科研修のためにリエゾン頻出状態・疾患②「睡眠障害」の臨床 ある無床総合病院一人部長
#2. はじめに 救急やがんなど重篤な身体疾患患者が通院・入院している地域の中核となる総合病院において、疾患自体や入院による環境変化などのストレスに起因する自律神経系の亢進としての不眠を生じて、患者も医療者も対処の方法論として、睡眠薬が使用されることがままある。
状況自体の改善、環境調節などで睡眠薬の使用自体を避けれればそれに越したことはないが、やむを得ず使用する場合でも、確実な効果と、副作用の少ない薬剤が望ましいのは当然である。 2
#3. 病院で出会ういろいろな不眠 交通事故で脊髄損傷、慢性硬膜下血腫になった70代女性の不眠や不安
肝硬変、心不全、腰椎圧迫骨折、腸腰筋膿瘍などで痛みや体動困難などのある60代女性の不眠
糖尿病壊疽で左足を切断した60代男性の不眠や不安
胃がん、多発転移を告知された40代女性の不眠や不安
⇒生物、心理、社会的に、急性や、慢性かつ改善が難しいストレスが続けば、不眠や不安を生じるのは、ある意味当たり前で、精神科医として、人間として、何ができるかということになる(もちろん、対症療法に過ぎないと言われるとそうではあるが) 3
精神症状への介入と治療原則
睡眠の生理と重要性
不眠の主な臨床症状と評価
不眠のアセスメントと治療ステップ
不眠の原因と鑑別診断
不眠症の薬物療法と出口戦略
睡眠衛生指導と生活習慣の改善
睡眠薬の種類と作用機序
不眠症の診断と治療のポイント
不眠症の薬物療法の利点と欠点
不眠に対する認知行動療法の要点
せん妄の発症因子と治療対策
不眠の鑑別フローと対応
不眠症の再評価と治療アルゴリズム
せん妄と不眠の比較と予防
不眠・睡眠障害の診断と治療のまとめ