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本番で実力を発揮するためのメンタルTips 〜医療従事者の「ここぞ」の瞬間に備える〜

投稿者プロフィール
畠山博行

神奈川県

988

6

投稿した先生からのメッセージ

本番での緊張は決して悪いものではなく、備え次第で味方にすることもできます。忙しい臨床の合間に実践しやすい方法を厳選しましたので、ぜひご自身やチームのパフォーマンス向上に役立てていただければ幸いです。

概要

医療従事者が学会発表、試験、手技、患者説明など「ここぞ」の場面で実力を発揮するために役立つ心理学的知見や実践法を紹介します。アスリートが実践するメンタルテクニックも参考にしながら、呼吸法、ルーティン化、セルフトーク、イメージトレーニング、睡眠の工夫など、すぐに試せるTipsをまとめました。過度な緊張に困った時の対処や、日々の習慣化の重要性についても解説しています。

【目次】

・なぜ本番で緊張するのか

・呼吸法・セルフトーク・ルーティン化

・イメージトレーニングと睡眠の重要性

・マインドフルネスと認知の転換

・まとめ

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

参考文献

  • [1] Reardon CL et al. Mental health in elite athletes: International Olympic Committee consensus statement. Br J Sports Med. 2019;53(11):667–699. PMID: 31097450

  • [2] Si XW et al. A meta-analysis of the intervention effect of mindfulness training on athletes' performance. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2024;16(1):27. PMID: 38939219[2] Si XW et al. A meta-analysis of the intervention effect of mindfulness training on athletes' performance. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2024;16(1):27. PMID: 38939219[2] Si XW et al. A meta-analysis of the intervention effect of mindfulness training on athletes' performance. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2024;16(1):27. PMID: 38939219[2] Si XW et al. A meta-analysis of the intervention effect of mindfulness training on athletes' performance. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2024;16(1):27. PMID: 38939219

  • [3] Walsh NP et al. Sleep and the athlete: narrative review and 2021 expert consensus recommendations. Br J Sports Med. 2020;54(11):671–679. PMID: 33144349

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テキスト全文

本番での緊張と向き合う方法

#1.

Report 本番で最高の自分を出す ためのヒント 精神科医の視点から考える、緊張と向き合うメンタルTips

#2.

Main highlights 学会発表 専門医試験 (国試) 心理的負荷 のかかる 手技 あらゆる「ここぞ」の瞬間に活かせる心理学の知見

#3.

はじめに:なぜ「本番」で緊張するのか? 「頭が真っ白になる」「実力が出せない」といった経験は誰にでもある、 普遍的な反応かもしれません 医療従事者にも経験される「本番」の緊張感:学会発表前、専門医試験や 国家試験前、大手術前、患者さんへの説明時など 緊張のメカニズム:適度な緊張はパフォーマンスにプラスに働くことも、 過度な緊張がマイナスに作用することも 【知見の応用】アスリートが極限のプレッシャーとどう向き合ってきた か、その知見もヒントになるかもしれません

緊張を和らげる呼吸法とルーティン

#4.

Growth 4-7-8 緊張・不安を「味方」にする即効性Tips:呼吸法 呼吸法のご紹介: 秒で吸い、 7 秒止めて、 8 秒で 吐く(これを数回繰り返す) 深い呼吸によって副交感神経を 優位にし、即時的な不安の軽減 が期待できるかもしれません 4 「吸う:吐く=1:2」 の呼吸法のご紹介: 吐く息を長くすることで、 リラックス反応を促す考え方 例:4秒吸って8秒吐く ポイント: 「今すぐ試せる心の筋トレ」。 習慣化することで、本番での効果も期待できます。

#5.

ルーティン化:集中モードへの「心 のスイッチ」 決まった行動をすることで、脳を集 中状態に切り替える(例:発表前の ルーティン、試験前の準備) セルフトーク(自己対話): ポジティブな声かけで自信を維持 「大丈夫、落ち着いて」「練習通りや ればできる」など、自分を励ます言葉 を用いてネガティブな思考を打ち消す イメージトレーニング: ミスからの切り替え: 「失敗は次への 成功イメージで本番慣れ 糧」と捉える認知の再評価 本番での成功体験を具体的に想像し、 小さなミスを引きずらず、気持ちを切 脳内でリハーサルを繰り返すことで、 り替える心の技術として過度な完璧主 本番への適応力を高める 義からの脱却

睡眠とストレスマネジメントの重要性

#6.

「ここぞ」のパフォーマンスを支える 根本TIPS:睡眠 睡眠不足がパフ ォーマンスに与 える影響 集中力低下、判断ミ ス、反応速度の低下、 体調不良、イライラ (睡眠不足は認知機能や 身体パフォーマンスを低 下させることが知られて います [3]) 不規則な生活や ストレスが睡眠 に与える影響 試験前や発表準備期間 の夜更かし、不安によ る不眠 睡眠の質を高め る習慣:睡眠衛 生の重要性 ・規則正しい睡眠時 間、寝る前のカフェ イン・アルコール制 限、寝室環境の整備 短時間仮眠 (ナップ)や睡眠 貯金の活用 昼間の短時間仮眠 (20分程度)で 集中力回復 連日多忙な時期は、 事前に少し多めに寝 ておく「睡眠貯金」 も有効

#7.

メンタル疲労・プレッシャーに打ち勝つために ストレスマネジメント としての マインドフルネス : 「今ここ」に意識を集中し、 雑念にとらわれない心の状態 不安の軽減、集中力の向上、 冷静な判断力の寄与が期待さ れます ( メタ解析による不安軽 減効果 )** [2]** 「緊張は敵ではない」と捉え直す 認知の視点が重要です : 緊張を「体が本番に向けて準備 OK の サイン」と前向きに捉え直すアプロ ーチ 認知行動療法の基本的な考え方の一 つです

メンタルTipsの実践と参考文献

#8.

まとめ:メンタル Tips を日常に活かす 「心の筋トレ」は誰もが取り組める技術と捉えることができます 本番に強い心を作るための、日々の習慣化の重要性 小さな Tips から実践し、ご自身に合った方法を見つけることをお勧めします もし、過度な緊張や不安が長く続く、日常生活に支障をきたす場合は、専門 家への相談も一つの有効な選択肢です

#9.

参考文献 [1] Reardon CL et al. Mental health in elite athletes: International Olympic Committee consensus statement. BJSM 2019. (PMID: 31097450) [2] Si XW et al. A meta-analysis of the intervention effect of mindfulness training on athletes' performance. BMC Sports Sci Med Rehabil 2024. (PMID: 38939219) [3] Walsh NP et al. Sleep and the athlete: narrative review and 2021 expert consensus recommendations. Br J Sports Med 2020. (PMID: 33144349)

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