日本における年間の熱中症患者数は約29万〜39万人に及ぶとされています。
一般に熱中症は屋外で発症するというイメージが多いですが、熱中症の40%以上は屋内で発症しています。
本スライドでは、高齢者の室内熱中症予防のための適正室温に関する知見を、IoTを用いた室温介入調査・観察研究の結果とともに解説しています。
<まとめ(スライド内より抜粋)>
・高齢者の夏期の室内は熱中症リスクが高い
・室内熱中症予防のための適正室温は理想的には26°C未満
・独居、80歳以上、要介護度4以上は、室内熱中症のリスク上昇
<論文掲載>
1. 山下 駿, 織田良正, 神代 修ら. Internet of Things (IoT)を用いた室温介入調査:高齢者自宅は熱中症の危険性が高い. 日本遠隔医療学会雑誌 2020;16 (1):1-5.
2. 山下 駿, 多胡雅毅, 織田良正ら.高齢者の熱中症が室内で発症し得る室温のIoT を用いた観察研究. 日本生気象学会雑誌 2020 (In press).
※本スライドは、2020年11月10日配信のAntaaNEWS「Short Lecture」で使用したスライドです。配信アーカイブは以下よりご覧いただけます。
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