【説明概要(共通)】
◆このような方におすすめ / 解決できる課題
・精神科当直や救急外来で、抗精神病薬による副作用である錐体外路症状(EPS)の初期対応に直面する若手医師や専攻医の方。
・アキネトン(一般名:ビペリデン)の正しい適応から、緊急時の注射対応、漫然とした処方を防ぐための具体的な出口戦略までを網羅的に学びたい方。
◆このスライドの要点(学べること)
症状ごとの有効性と禁忌の違い
急性ジストニアに対しては第一選択として著効する一方で、遅発性ジスキネジアに対しては症状を悪化させる恐れがあるため禁忌であるという鑑別の重要性。
緊急時の注射投与と処方の基本ルール
眼球上転や斜頸など一刻を争う緊急時の筋注・静注対応(5〜10mg)の手順と、経口薬(1日2〜6mgで維持)への切り替え方針、および「念のための予防的ルーチン併用」を避ける原則。
高齢者へのリスク管理と具体的な出口戦略
高齢者におけるせん妄や認知機能低下などの中枢性抗コリン性副作用リスクへの警戒と、急な中止による悪性症候群やリバウンドを防ぐため、EPS安定後3ヶ月を目安に1〜2週ごとに0.5〜1mgずつ漸減していく安全な終わらせ方。