テキスト全文
抄読会準備の爆速化と著者紹介
#1. 2024 / 09 / 07 第29回 日本病院総合診療医学会学術総会 補足資料 プロンプト紹介 抄読会準備の爆速化など Ubie株式会社 医師 東日本橋内科クリニック 院長 白石 達也
#2. 白石 達也 Tatsuya Shiraishi, MD 2006-2013 京都大学医学部医学科 2013-2015 田附興風会医学研究所北野病院 2015-2019 仁生社江戸川病院 循環器内科 2019- 株式会社 Ubie 2021- 東日本橋内科クリニック Product Dev. Specialist / Product Owner 院長 2 2
ガントチャート作成のプロンプトと数式化
#3. Confidential Claudeの特徴 Artifacts プログラムコードの作成、文書の作成、ホームページのようなデザインの作成、フローチャートなどの図表の作成( できます。以下は、抗生剤投与のガントチャートを作ってもらっている例です。 SVGファイルになります)などが 3
#4. ガントチャートなど作る時のプロンプト Claude 以下のようなガントチャートを作ってください。 SVGで 入院1日目〜7日目:CTRX 2g/dayを使用 入院1日目〜3日目:PSL 100mg/dayを使用 入院1日目〜3日目:CAM 400mg/dayを使用 入院8日目〜14日目:ABPC 3g/dayを使用 ガントチャート以外にも、フローチャート、レーダーチャート、ツリーチャート、リレーションなど指示すると 色色と作ってくれます 4
#5. とことん数式化にこだわるプロンプト 条件を詳細に、数式で表すことが可能なくらいにして指示をすると、結果にブレがない形で Pythonコードにして出力 してくれることがあります。以下は当直表作成などの例 あなたは待機表作成マシーンです。 2024年7月の待機表を作成します。以下の情報を元にして、待機表を作成します。 メンバー: 山田、佐藤、鈴木、白石、齊藤 休日: 土曜日、日曜日、祝日 平日: 月曜日から金曜日(祝日を除く) #以下の手順でステップバイステップに待機表を作成してください。 1. 2024年7月の日付リストを作成(各日付に対して {date}を作成。) 2. 各日付について、 {date}に、曜日{day: }、平日か土日祝日か (holiday:true/false)をリストで明示する。 3. 各メンバーの不在日をセットする。 {date}にunavailable:(membername) でセット 4. 各メンバーについてアサインされた日付の数を [(メンバー名) assginend#]=初期値 0でセットする。 5. 各{date}にメンバーをアサインする。(日付の若い土日祝日) →(土日祝日) →(日付の若い平日) →(平日)の順でアサインする。アサイ ンするメンバーは、 assginend#が最小のもの&その {date}のunavailableじゃない メンバーから選ぶ。 {date}にassigned: (membername) の形でセットする。 6. アサインされたメンバーについて、翌日の {date}と翌々日の {date}のunavailableに追加する。また assginend#を+1する。 7. 最終的に日付( date)、曜日(day)、担当者( assigned)、不可能( unavailable)の3列の表にして csv出力してください 。また各 assginend#も出力してください 5
論文PDFからスライド作成の手法
#6. 論文PDFから抄読会用のスライドたたきをつくる Pythonは、pptxファイル形式での出力をすることができるので、例えば抄読会用の中身を考えてもらい、スライド で出力してもらうことが可能です。 6
#7. 論文PDFから抄読会用のスライドたたきをつくる Part1 背景: この論文の導入部を 3枚のスライドに日本語でまとめてください。 1. 既知の事実として、既存研究の結果を記述してください。 2. 未解明の課題として、既存研究における疑問点を挙げてください。 3. 研究目的として、本研究で解明を目指す具体的な問題を述べてください。 対象と方法 : この論文の実験設計の詳細を 3-4枚のスライドにまとめてください。 (次ページに続く) 7
#8. 論文PDFから抄読会用のスライドたたきをつくる( Part2) 1. 研究デザインとして、 RCT、観察研究、メタアナリシス等のどれに該当するか示してください。 2. Inclusion/Exclusion Criteriaとして、研究参加条件と除外条件を記載してください。 3. 変数と評価方法として、エンドポイントとサブエンドポイントの定義を説明してください。 4. 統計手法として、 t-テスト、 ANOVA、回帰分析等、使用された手法を列挙してください。 結果: この論文の結果を、図とグラフを中心に提示してください。方法と対応するように結果を明示するようにしてくださ い。 (次ページに続く) 8
論文考察と結論のまとめ
#9. 論文PDFから抄読会用のスライドたたきをつくる( Part3) 考察: この論文の考察を 4-5枚のスライドにまとめてください。 1. 主要な発見として、結論とともに重要な発見を 2-3点挙げてください。 2. 発見1の裏付けとして、他研究との一致や対立を文献で示してください。 3. 発見2の裏付けについても同様に記述してください。 4. 発見3の裏付けについても同様に記述してください。 5. 限界点として、バイアスの可能性、サンプルサイズの問題等を指摘してください。 結論: 本研究から得られた最も重要な知見とその臨床的意義を簡潔に述べてください。 最後に、ここまでの要約をスライドとして pptxとして出力してください。また結果については、論文から該当箇所の 図をpptxのスライドにサイズを合わせてスライドに出力してください。 9