#4.
コロナ後遺症を6000例以上診療している平畑光一先生 EATにより改善したコロナ後遺症の症状:囲みの症状
#5.
上咽頭擦過療法(EAT: Epipharyngeal Abrasive Therapy) 1960年代に東京医科歯科大耳鼻科堀口申作教授が提唱され、その後衰退したが近年難治性疾患の治療に有効性が示されてきている
日本病巣疾患研究会(仙台堀田修理事長)が活動を始めている。
#6.
コロナ後遺症へのEATの効果①疲労症状を有意に低下させる
#7.
コロナ後遺症へのEATの効果②組織での発現 コロナの組織への侵入口であるACE2とTMPRSS2が低下 炎症性サイトカインであるIL-6とTNF-α発現が低下
#8.
コロナ後遺症例の経過
45歳女性
2024/2/9コロナ陽性、一旦改善後3月末に38.9度、咽頭痛
コロナ罹患時から継続した咳嗽、咽頭痛、倦怠感、37度台微熱継続
既往歴:更年期症状で漢方治療あり 病院看護師
2024/4/8 当院受診 一般検査(血算、生化学)異常なし
CRP1.21 亜鉛69 コルチゾール13.0 ACTH20.5 抗核抗体80
上咽頭擦過療法希望あり4/8初回治療
初回EAT後に痛みが強かったが、3日ほどして鼻閉、鼻汁、咳嗽が良くなり
倦怠感もかなりよくなった。
亜鉛低下に対して、ポラプレジンク開始
以後、EATを月1-2回継続し、6月からはセルフEATも指導
5月からは倦怠感が減じ、職場復帰(非常勤勤務を通常通り)
6/20検査 CRP 0.01 亜鉛72 抗核抗体160
#9.
LC患者へのEAT EAT 初回 EAT 4回目
#10.
筋痛性脳脊髄炎
/慢性疲労症候群例
へのEATの効果 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群患者の
上咽頭擦過療法 (申偉秀、堀田修、谷俊治)
日本臨床 79巻7号2021年
特集:病巣疾患
III口腔・咽頭の原病巣が関連する疾患
から引用
#11.
上咽頭擦過療法に用いる器具と薬品 鼻鏡(ハルトマン、和辻式)
ルーチェ氏鼻用捲綿子 メンティップ綿棒1P1503
ハルトマン氏咽頭捲綿子
チェルマック舌圧子(ディスポーザブル木製舌圧子でも可)
1パーセントまたは0.5パーセント塩化亜鉛液
4パーセントキシロカイン液
1パーセントの塩化亜鉛液と4パーセントキシロカイン液の等量混合液 最初はディスポの綿棒で開始を
#12.
0.1 mmol/L 塩化亜鉛溶液
関東化学株式会社
Cat. No. 48100-08 0.5%水溶液作成法
上記0.1mmol溶液23.2ml
+
蒸留水 40ml
または
4%キシロカイン液 40ml
(約2.5%キシロカイン)
#13.
鼻鏡(左はハルトマン、右は和辻式) 鼻中隔弯曲
鼻茸などの
有無を初回は
必ず確認
#14.
まずは綿チップで
慣れて操作性を求めるなら
ルーチェ使用
#15.
ハルトマン氏咽頭捲綿子 慣れないうちは
ディスポ綿棒で
鼻からの擦過のみでも可
慣れてきてまた、より良い
効果のためには、
ハルトマン捲綿子による
咽頭擦過をトライ
#16.
チェルマック舌圧子 ディスポーザブル木製舌圧子 咽頭擦過時に
使用するディスポ
舌圧子
#17.
EAT治療の必需器具
#18.
中咽頭から上咽頭へ至る解剖学的連続性と上咽頭の立体的構造は、
レクサス車のスピンドル(糸巻)グリルと逆台形型時計をイメージする 中咽頭を視てスピンドル形状で連続する上咽頭を想像する。
上咽頭は緑の側壁と紫の天蓋で囲われた部分。 上咽頭を上辺が長い逆台形型の時計に見立てる。2時と10時(天蓋左右側)が最も綿棒が届きにくい。各部位を擦過した際の関連痛部位を緑矢印で示す。 上咽頭天蓋正中 上咽頭側壁(ローゼンミューラー窩) 耳管咽頭口 頭頂部痛 左後頭部~側頭部痛 左側頭部~耳痛 後頭部痛 上咽頭擦過療法の第一人者 田中亜矢樹先生(大阪田中耳鼻咽喉科)による説明図
#19.
根本原因除去のため鼻呼吸をしよう 鼻から吸って鼻から吐く「鼻呼吸」が正しい呼吸法である
鼻には、入ってきた空気を加湿、加温、浄化する機能が備わっている
口呼吸ではこのような作用を受けないので、慢性炎症を扁桃や咽頭、上咽頭にもたらしやすくなる
#20.
#21.
#22.
「か!いーうーべー体操」の効果 口を閉じたときに舌の先がどこにあるか
舌の先が上あごの先端につくのが正常な位置
口呼吸の人は舌の先が上の前歯の裏につく
「か!いーうーべー体操」によって舌の位置が正しくなり、鼻呼吸しやすくなる
#23.
鼻うがい:
ニールメッドサイナスリンス
ハナノアなど 口テープ:
市販のサージカルテープ
を眠前に唇に縦に貼る
#24.
2024年出版の堀田修先生の近著 慢性疲労治療のためのセルフケア
#25.