#4.
古典的な呼吸器のモデル チューブ・バルーンモデル 気道 R 肺 C 電気回路モデルと相同 R C
#5.
電気抵抗Rとは A B
#6.
静電容量Cとは A + + ー ー + + ー ー B
#7.
RC電気回路 A B
#8.
電気モデルと呼吸器モデルの対応 電気モデル 呼吸器モデル Point 1 「気流量」は気体体積の時間変化(≠「気体の流速」)
#9.
チューブ・バルーンモデル 気道成分 肺成分 モデルの前提条件: RとCが一定(実際は変化する) 気流が層流(実際は中枢気道で乱流) 肺容積が0から∞まで変化する 気道抵抗や肺コンプライアンスを理解する上では非常に有用
#10.
チューブ・バルーンモデル 気道成分 肺成分 Point 2 「呼吸器にかかる圧」は 「気道で消費される圧」と「肺を広げておく圧」に分配される
#11.
気道成分 + 気流の向き 右向きが正、左向きが負 Point 3 「気道で消費される圧」は「気流量」に比例する 気流が止まれば、気道で消費される圧は0
#12.
肺成分 + 肺容積の向き 膨らむ方が正、縮む方が負 Point 4 「肺を広げておく圧」は「肺容積」に比例する バネのイメージ(伸ばしておく力は長さに比例する)
#13.
C:(静)肺コンプライアンス 肺容積 Δ P Δ V 圧
#14.
肺コンプライアンスの低下とは 肺容積 圧 Point 5 「肺コンプライアンス」は「肺の膨らみやすさ」
#15.
チューブ・バルーンモデル 気道成分 肺成分 PPIP PPEEP t=0 t=∞
#16.
微分方程式の解 VT V0 t=0 t=∞ t=0 t=∞ ・ VI
#17.
チューブ・バルーンモデル 気道成分 肺成分 PPIP PPEEP t=0 t=∞
#18.
微分方程式の解 VT V0 t=0 t=∞ t=0 t=∞ ・ VE
#19.
吸気と呼気をまとめると 圧曲線 Volume曲線 Flow曲線
#20.
呼吸器にかかる圧の成分分解 圧曲線 Volume曲線×定数 Flow曲線×定数
#21.
呼吸器にかかる圧の成分分解 圧曲線 Volume曲線×定数 Flow曲線×定数
#22.
時定数 τ VT (タウ) 36.8% V0 τ =RC
#23.
時定数 τ (タウ) τ =RC V0 τ =RC R↑なら? C↓なら?
#24.
気道抵抗が高い? PCV Point 7 気道抵抗が高いと吸気にも呼気にも時間がかかり、気 道での圧消費が多くなる
#25.
呼吸が悪い R or C ? • 肺水腫 • 気管支喘息 • 肺炎 • 気管狭窄 • ARDS • 急性細気管支炎 • 気管軟化 • 高度肥満 C R C R C R R C 胸郭コンプライアンス Point 8 呼吸障害では気道抵抗の問題か、肺コンプライアンスの問題 かを考える
#26.
症例1 気管支喘息 3歳 呼吸器設定 A/C, FIO2 0.7 PIP/PEEP 20/5 cmH2O Ti 0.5 sec, RR 40 /min 動脈血ガス pH 7.04 PaO2 210 mmHg PaCO2 100 mmHg A/C, FIO2 0.5 PIP/PEEP 30/8 cmH2O Ti 1.0 sec, RR 20 /min pH 7.30 PaO2 138 mmHg PaCO2 55 mmHg
#27.
気道抵抗が高い症例 τ =RC R↑ τ↑ ○ 十分な吸気・呼気時間をとる ○ 一回換気量を増やす × 呼吸回数をどんどん増やす
#28.
症例2 ARDS 4歳 呼吸器設定 A/C, FIO2 0.7 PIP/PEEP 20/5 cmH2O Ti 0.7 sec, RR 20 /min 動脈血ガス pH 7.11 PaO2 70 mmHg PaCO2 78 mmHg A/C, FIO2 0.7 PIP/PEEP 25/10 cmH2O Ti 0.6 sec, RR 30 /min pH 7.30 PaO2 100 mmHg PaCO2 55 mmHg
#29.
肺コンプライアンスが低い症例 τ =RC C↓ τ↓ ○ 1回換気量を抑え、呼吸回数を増やす ○ 酸素化が悪い場合はPEEPをあげる × 正常CO2を目指しPIPをどんどんあげる
#30.
症例3 胸壁膿瘍/ARDS 1ヶ月
#31.
症例3 胸壁膿瘍/ARDS 1ヶ月 呼吸器設定 A/C, FIO2 0.8 PIP/PEEP 30/10 cmH2O Ti 0.4 sec, RR 50 /min 動脈血ガス pH 7.20 PaO2 54 mmHg PaCO2 72 mmHg VT 12 ml A/C, FIO2 0.8 PIP/PEEP 38/14 cmH2O Ti 0.4 sec, RR 50 /min pH 7.32 PaO2 65 mmHg PaCO2 49 mmHg VT 22 ml この圧は許容される?
#32.
経肺圧を考える (胸郭を広げるために使われる圧を差し引く) 気道内圧 38/14 cmH2O のとき 食道内圧の変化幅が 8 cmH2O 24のdriving pressureのうち 胸郭を広げるために8使われる (24-8=16は肺を広げるために使われる) この患者では 肺を広げる圧:胸郭を広げる圧=16:8=2:1 プラトー経肺圧は38×2/3=25.3(27以下許容)
#33.
胸郭コンプライアンスが低い症例 τ =RC C↓ τ↓ ○ 経肺圧を考えVTがとれる圧設定にする ○ 食道内圧をモニターする × PIPは絶対に30 cmH2O以下に設定する
#34.
肺胸郭コンプライアンス 気道成分 肺成分 胸郭成分
#35.
おまけ VCVでの圧の成分分解 ? 圧曲線 Volume曲線×定数 Flow曲線×定数 ?
#36.
おまけ VCVでの圧の成分分解 圧曲線 Volume曲線×定数 Flow曲線×定数
#37.
本日のポイント