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PROGRAM 本日の流れ 1 2 3 4 北九州の連携モデル 症例紹介と課題認識 在宅医の視点 質疑応答・ ディスカッション 楠本 拓生 今村 克郎 進谷 憲亮 全員 ・暮らしを支える在宅 PD ・在宅医の役割 ・連携で見出す在宅 PD ・質問への回答 ・これまでの歩み 先生 ・北九州連携モデルの全体像 ・在宅腹膜透析の背景 ・地域連携の仕組みと実践 ・透析専門医の視点から見た 在宅PD 推進 先生 ・在宅 PD 症例の実際 ・有床クリニックの役割 ・現場で感じる課題
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Q & A いただいた質問に回答します No. 質問 実際にPDを導入された患者さんは、日 常生活の中でどのような変化を感じて いることが多いのでしょうか。例えば、 夜間に機械を使う場合の睡眠への影響 1 や、日中の活動量、外出や旅行などは どの程度可能なのか、患者さんの生活 の自由度という意味で血液透析と比べ てどのような違いがあるのかを教えて いただきたいです。 回答 今村先生 血液透析の場合は週3回の通院が必要になりますので、どうしてもその通 院が生活の中心になってしまう患者さんが多いと思います。一方でPDは 自宅で行う透析なので、通院の拘束がなくなるという点が大きな違いで す。夜間に機械を使う場合もありますが、慣れてしまえば睡眠への影響 が大きくない患者さんも多いですし、日中の活動や外出もしやすくなる ケースが多いです。患者さんの生活の自由度という意味では、血液透析 と比べてメリットを感じる方は多い印象があります。
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Q & A いただいた質問に回答します No. 質問 末期腎不全の患者さんで、数値上は透 析導入の段階に近づいていても、症状 がまだ軽い場合があると思います。実 際の臨床ではどのようなタイミングで 2 透析導入を検討されていますか。 eGFRの値だけで判断するのか、それ とも患者さんの生活状況や症状を重視 するのか、先生方の実際の判断基準を 教えていただきたいです。 回答 今村先生 透析導入のタイミングは、eGFRの値だけで決めることはほとんどありま せん。もちろん数値は参考にはしますが、それ以上に患者さんの症状や 生活への影響を見ながら判断することが多いです。食欲低下や倦怠感、 体液貯留などの症状が出ているかどうか、日常生活にどの程度支障が出 ているかなどを総合的に評価します。また、高齢患者さんでは透析によ って生活がどう変わるのかという点も重要ですので、ご本人やご家族と よく相談しながら導入のタイミングを決めていくことが多いですね。
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Q & A いただいた質問に回答します No. 質問 回答 今村先生 まず、ハードルになるのは自己・家族管理、感染と思われがちですが、 PD導入の話を患者さんにして、見送ら 3 れたケースはありましたか?どのよう な理由がありましたか?デメリットと いう側面の話になると思います。 こちらは頻回訪問看護にて看護師任せのPD手技に持ち込めば在宅療養上 あまり問題ありません。しかし、その一方でたまにですが、家庭に他人 が入ってきて欲しくないと言う理由で、HDを希望される患者様がおられ ます。また、日帰り手術が可能な手の手術(シャントや人工血管)や頚 部の手術(長期留置カテーテル)は受け入れる一方で、入院になる腹部 手術を受け入れない患者が少数ですがいらっしゃいます。その様な方は、 PDを提案してもHDを選択されてます。
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Q & A いただいた質問に回答します No. 質問 回答 今村先生 PD関連トラブルにおいては、注排液不良などは、夜間の治療はSKIPして、 訪問診療に携わっているものです。在 翌朝報告でいいと患者指導しております。感染症などの合併症の場合、 宅でPDを行っている方で、夜間休日な 事前に配備している抗生剤を含めたお守りグッズで1日は乗り切れるよう 4 どに患者さんからコールを受ける代表 にしております。また、どちらも初期対応は訪問看護師さんに行っても 的な理由(トラブル)などはあります らっているため、PDトラブルに関してに限定すると、ほとんど夜間や休 か? 日に患者さんから連絡を受けることはありません。(補足:マシントラブ ルに関しては、基本メーカーのコールセンターがありますし、付け加え て当院では臨床工学技士が1stで対応しております。)
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Q & A いただいた質問に回答します No. 質問 回答 今村先生 透析クリニックは構造的にPDを受け入れにくい仕組みが背景にあると考えます。まず透析クリニックは、 今村先生に質問です。在宅医です。 HDを中心が前提に成り立っており、収益構造・人員配置・設備のいずれもHD前提で最適化されていま 血液透析クリニックの医師として す。看護師や臨床工学技士もHD対応が中心で、PDの経験者は相対的に少なく、さらに夜間トラブルへ 今村先生は先見の明があると思い 5 の対応が困難な施設も多いのが実情です。加えて、PDは通院頻度が低く、訪問診療を併せて行わない場 合にはHDと比べて収益が上がりにくい一方で、導入指導やトラブル対応などの手間はむしろ多くなり ますが、在宅医がPDに取り組むよ ます。そのため、現状の制度設計ではPDを積極的に行うインセンティブが乏しい構造になっています。 り血液透析クリニックがPDに取り 今回の診療報酬改定における腎代替療法充実体制加算についても、実際にはPD患者をフォローするより 組む方がハードルが高いように感 腎移植登録を目指す施設が多いと噂も聞いており、制度上も透析クリニックがPDフォローすることを強 く後押しする設計とは言い難い状況です。もし透析クリニックにPDフォローを期待するのであれば、 じています。血液透析クリニック 「PD管理料24回/年or腎移植登録・腎移植2件/年」ではなく、「PD管理料12回/年」で評価すると がPDに踏み出せない主な理由と、 いった、より現実的なインセンティブ設計が必要だったのではないかと考えます。一方で在宅医療の側 どのように促せば踏み出してくだ さるでしょうか。 から見ると状況は異なります。在宅医はもともと通院困難な患者を支えることが主な役割であり、PDは 通院不要で在宅管理が可能であり、非常に親和性の高い治療です。PDラストの患者は、高齢・ADL低 下・通院困難・家族介護ありといった特徴を持つことが多く、結果として在宅医療との適合性が高くな ります。国の意図としては、眞川先生や楠本先生の様に基幹病院のフォローを得ながら、在宅医がPDを 診るスタイルが理想なんじゃないかなぁと考えます。
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APPENDIX SECTION 1 北九州の連携モデル 楠本 拓生 先生 SECTION 3 在宅医だからこそ導ける 在宅腹膜透析という選択肢 進谷 憲亮 先生
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SECTION 1 北九州の連携モデル 楠本 拓生 先生 楠本内科医院 腎臓内科・透析 在宅腹膜透析を地域で推進する透析専門医の立場から、北九州における連携 モデルの全体像と、在宅 PD に踏み出した背景についてお話します。 ● 北九州連携モデルの全体像 ● 在宅腹膜透析の背景 ● 地域連携の仕組みと実践 ● 透析専門医の視点から見た在宅 PD 推進
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SECTION 3 在宅医だからこそ導ける在宅腹膜透析という選択肢 進谷 憲亮 先生 ファミリーヘルスクリニック北九州 家庭医療・総合診療・在宅医療 在宅支援診療所の院長として、 在宅医が在宅PD に関わる意義・役割についてお話します。 ● 暮らしを支える腎代替療法『在宅腹膜透析』 ● 在宅腹膜透析に携わる上での在宅医の役割 ● 専門性の掛け合わせで実現する在宅腹膜透析という新しい選択肢
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DISCUSSION 質疑・応答 & ディスカッション これまでの歩み 1. なぜ始めたのか? — 楠本先生が在宅PD に踏み出した動機 2. どう広げたのか? — 有床クリニック(今村先生)との連携が生まれた経緯 3. どう変わったか? — 在宅医(進谷)との連携により広がる可能性
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CLOSING 私たちの思い 在宅PDは、特別なことではありません。 地域の中で、それぞれの役割を持った医療者がつながれば、 患者さんの選択肢は確実に広がります。 今日お伝えしたのは、北九州のひとつのかたちです。 皆さんの地域には、皆さんの地域のかたちがあるはずです。 3人の対話を通じて、 「自分たちにもできるかも」 感じていただけますと幸いです。 を
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次の一歩へ まずは、身近な腎臓内科医に 「在宅 PD に興味がある」と一言伝えてみてください。 その一言が、地域の連携の始まりになります。 見学のご希望があれば、お気軽にご連絡ください。 お問い合わせ 楠本拓生:楠本内科医院 kusumoto.takuo@gmail.com 今村 克郎:今村クリニック imamuraclinic2022@gmail.com 進谷 憲亮:ファミリーヘルスクリニック北九州 fh.clinic.kk@gmail.com