抗精神病薬を「どう選び、どう続けてもらうか」を薬理メカニズムから一気通貫で整理したスライドです。
4つのドパミン経路(中脳辺縁系・中脳皮質系・黒質線条体・漏斗下垂体)から、FGAの限界とSGA(SDA/MARTA/DPA)のセロトニン・ドパミン仮説を解説。さらに、受容体プロファイル(D2・M1・α1・H1・5-HT2C)と副作用を論理的にマッピングし、EPS・高プロラクチン血症・代謝系副作用がなぜ起こるのかを「Ki値の原則」から予測できるように整理しました。
後半では、薬剤間の絶対的な効果差は比較的小さい一方で、長期治療がもたらす再発予防・死亡率低下こそが真の価値であること、そして服薬中断の最大要因が「副作用の苦痛」であることを示し、効果と服薬継続の好循環(Efficacy-Adherence Loop)へと話を結びます。
初期研修医・精神科専攻医、また精神科の薬を扱うすべての診療科の先生に向けた入門〜整理用の一枚です。