#4.
処方が必要となるとき 「避妊が十分にできなかった」性行為で必要 例: • • • • 避妊を行わなかった/できなかった コンドームの使用が不十分・破損・腟内への脱出 避妊ピルの 3日以上の飲み忘れ・胃腸炎など吸収不全 子宮内避妊具の脱出 ・性暴力被害・レイプの被害 患者の心理的負担に配慮しながら、状況を適切に聴取する。
#5.
日本で使える緊急避妊法 • 経口薬と子宮内避妊具 の2種類がある。 1.経口薬 -レボノルゲストレル - ヤッペ法(中用量ピル) 2.子宮内避妊具 ホルモン放出型子宮内避妊具(ミレーナ®)
#6.
日本で使える緊急避妊法
#7.
処方の流れは「3ステップ」 緊急避妊ピルの処方において、 血液検査、妊娠反応検査、内診は必須ではない 。
#8.
Step 1: 問診のポイント 最終月経日 、性行為の日時 、その時の避妊法 を確認 安全な処方のために、以下の禁忌事項がないかチェック • • • 緊急避妊ピルへのアレルギー 重篤な肝障害 妊娠 *内診・血液検査・妊娠反応検査は必ず行う必要はない。
#9.
妊娠反応検査が必要なケース ・最終月経が 1カ月以上前、前回の月経が不明のとき → すでに妊娠している可能性がある → 妊娠反応検査を提案 万が一妊娠に気付かずに緊急避妊ピルを服用したとしても、流 産や中絶は起こらず、胎児への悪影響はない。
#10.
Step 2: 服用方法の説明 • 妊娠予防効果は時間とともに徐々に低下するため、 「できる限り早く飲む 」ように説明する。 • • 服用は食後である必要はなく、いつでも服用可能 • • 緊急避妊ピルの作用機序は排卵抑制であり、排卵前に内 服することで高い妊娠予防効果を発揮する。
#11.
知っておくべき副作用 • • レボノルゲストレルの副作用は少ない ヤッペ法では一時的な吐き気(~50%)や 嘔吐(~20%)が出ることがある。 ・必要に応じて制吐薬の併用も可能 である。 ・万が一、服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は 再度服用が必要となるため患者に伝えておく。
#12.
服用後のフォローアップ • 緊急避妊ピルの妊娠予防率は 100%ではない ことを 必ず説明する。 • • もともとの月経予定日を1週間以上経過するか、 服用後21日経過しても月経が来ない場合には 妊娠反応検査を行うよう指導する。 • 避妊の成否を最後まで確認する ことが重要
#13.
Step 3: 今後に向けた情報提供 • • • 緊急避妊ピル処方時は、今後の確実な避妊法について 情報提供を行う 絶好の機会 低用量ピルやミニピル、子宮内避妊具(ミレーナ®など)と いった、より確実性の高い選択肢を紹介する。 製品パンフレットなどを一緒に渡しておくと効果的
#14.
性暴力被害が疑われる場合の対応 • 望まない性行為を強要された場合(性暴力被害) →ワンストップ支援センター( #8891)を紹介する • • 警察に被害を届けることで、緊急避妊薬や診療費用が公 費負担となる制度もある。 証拠採取や性感染症検査には産婦人科での診察が必要
#15.
One Point Advice: とにかく「早く」 • 緊急避妊ピルで妊娠を予防するには 可能な限り早く 服用することが最も重要 • レボノルゲストレルは2026年2月より薬局にて 要指導医薬品として販売開始された。 全国の販売薬局は厚生労働省のHPを参照 https://www.mhlw.go.jp/stf/kinnkyuuhininnyaku_00005.html
#16.
さらに詳しい内容は、 『女性診療のエビデンスをぎゅうっとまとめました 』 をCHECK!