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【最新版】BLS・ALS(ACLS)のまとめ【JRC蘇生ガイドライン2020参照】

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ここから学ぼう!二次救命処置

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ゆっくり救急医

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松野舞衣

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テキスト全文

  • #1.

    ACLSAdvanced Cardiovascular Life Support

  • #2.

      CPR(心肺蘇生) 誰でもできる 医療従事者のみ A:Airway 気道確保 B:Breathing 人工呼吸 D:Defibrillation AEDの使用 BLS(一次救命処置) ACLS(二次救命処置) C:Circulation 胸骨圧迫

  • #3.

    胸骨圧迫 マスク換気、リズムチェック の際に交代 リーダー 指示出し CPRの質をフィードバック 方針の決定 時間管理・記録 介入時間 薬物投与の内容 投与する時間を知らせる 呼吸管理 バッグバルブマスク換気 気管挿管 静脈路/骨髄路確保、薬物投与   チームワーク 電気的除細動

  • #4.

    良質な胸骨圧迫によって正常時の約25%の心拍出量と 10〜20%の脳・冠血流量が得られるといわれる hokkaido.med   胸骨圧迫 100~120回/分 のテンポで 5cm以上の深さまで強く圧迫する 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻す 気管挿管後は連続した胸骨圧迫を行う 胸骨圧迫の休止が10秒を超えないようにする CCFは80%以上が理想 (CCF=胸骨圧迫時間÷CPRをしている時間)

  • #5.

    良質な胸骨圧迫によって正常時の約25%の心拍出量 10〜20%の脳・冠血流量が得られるといわれる 100~120回/分 のテンポで 5cm以上の深さまで強く圧迫する 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻す 気管挿管後は連続した胸骨圧迫を行う 胸骨圧迫の休止が10秒を超えないようにする CCFは80%以上が理想 (CCF=胸骨圧迫時間÷CPRをしている時間) hokkaido.med   胸骨圧迫 胸骨圧迫の中断を最小限にする

  • #6.

    目視で胸の上がりが確認できる程度に1秒かけて2回行う 胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の割合で行う 気管挿管後は10回/分の速度で換気する 過換気は避ける リザーバー付き バッグバルブマスク(BVM) 心停止の場合は高濃度酸素を投与する 酸素流量は10〜15L/分にし、FiO2を できる限り100%に近づける   人工呼吸

  • #7.

    下顎を挙上し軌道を確保する 親指と人差し指でマスク上に「C」の形を作りながら中指、薬指、小指で「E」の形を作る   人工呼吸

  • #8.

    EtCO2モニター(カプノメーター) 呼気に含まれるCO2の濃度を計測する バッグバルブマスクと気管チューブの間に専用コネクターを装着し モニターに接続する 一定濃度以上のCO2が検出されれば正しく挿管されている   人工呼吸

  • #9.

    心室細動(VF) 心静止(asystole) 無脈性電気活動(PEA) 無脈性心室頻拍(pulseless VT) 心室筋の無秩序な収縮がみられる状態 VTの波形を示すが脈が触れない状態 心臓の電気活動が全て停止した状態 規則的な電気活動はあるが有効に収縮 しない状態 除細動の適応あり 除細動の適応なし   CPAの波形

  • #10.

    CPRを中止/実施しない要因 ・DNRを確認している ・死後硬直 ・心停止からCPRまでの時間 ・ 質の高いCPR後 20分経過した時点で  EtCO2が10㎜Hg未満 規則的な電気活動がある 場合は脈拍の触知を試みる 5秒以上10秒以下で行う →脈がなければPEA   PEA・asystoleへの対応

  • #11.

    心停止後2回目のリズムチェック以降に 投与する ・除細動に反応しない場合 初回投与量 アミオダロン300㎎ リドカイン1.0~1.5㎎/kg 2回目以降 アミオダロン150㎎ リドカイン0.5~0.75㎎/kg ▶Torsades de pointes Mg製剤2gを生理食塩水10mlに溶解して静注   VF・pulseless VTへの対応

  • #12.

    VFによる心停止から生還する可能性は1分ごとに7~10%低下する 脈拍を触知しているかわからない場合は、CPRを開始する VFによる突然の心停止における生存率と除細動までの時間との関係

  • #13.

      VF・pulseless VTへの対応 電気的除細動 QRS波に同期せずに通電する リズムチェックの15秒前に事前に充電しておく 充電中も胸骨圧迫を続ける 200Jで除細動する 二相性の除細動器は120~200Jが 推奨されており不明な場合は200Jで行う 除細動が終わったらすぐに胸骨圧迫を再開

  • #14.

    ROSC後   原因検索と鑑別疾患 心肺停止の原因として考えられる疾患は5H5Tで覚える

  • #15.

    ROSC後   原因検索と鑑別疾患 心肺停止の原因として考えられる疾患は5H5Tで覚える

  • #17.

    呼吸管理 SpO2 92〜98%、PaCO2 35〜45mmHg 血圧管理 sBP>90mmHg、平均動脈圧>65mmHg ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン等を使用 血糖管理 血糖値は180mg/dL以下 静注または皮下注射によりインスリンを投与 体温管理 目標体温管理(TTM:Targerted Tmperature Management)はROSC後の神経学的回復を改善できることが証明されている唯一の治療である   ROSC(自己心拍再開)後

  • #18.

    心拍再開後の昏睡患者 目標体温を32〜36℃の間で選択 24時間以上行う 氷程度の温度でブドウ糖を含まない等張性輸液 の急速投与や体表冷却器具を用いる 食道体温計、膀胱カテーテルで深部体温を 継続的にモニターする 目標体温管理(TTM:Targerted Tmperature Management)   ROSC(自己心拍再開)後 https://www.bdj.co.jp/interventional/support/temperature/ttm-about.html

  • #19.

    胸骨圧迫の中断を最小限にする 過換気を避ける CPRをしながら鑑別する ROSC後の管理も怠らない   Take Home Message

  • #20.

    ACLS 二次救命処置 プロパイダーマニュアル 研修医のための内科診療ことはじめ 救急・病棟リファレンス イヤーノート2020 研修医当直御法度 診察と手技がみえる2 参考文献

ACLS

  • 内科

  • 初期研修医

  • ACLS

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投稿者プロフィール
松野舞衣

市立伊丹病院

概要

ACLSの基本

本スライドの対象者

医学生/研修医

テキスト全文

  • #1.

    ACLSAdvanced Cardiovascular Life Support

  • #2.

      CPR(心肺蘇生) 誰でもできる 医療従事者のみ A:Airway 気道確保 B:Breathing 人工呼吸 D:Defibrillation AEDの使用 BLS(一次救命処置) ACLS(二次救命処置) C:Circulation 胸骨圧迫

  • #3.

    胸骨圧迫 マスク換気、リズムチェック の際に交代 リーダー 指示出し CPRの質をフィードバック 方針の決定 時間管理・記録 介入時間 薬物投与の内容 投与する時間を知らせる 呼吸管理 バッグバルブマスク換気 気管挿管 静脈路/骨髄路確保、薬物投与   チームワーク 電気的除細動

  • #4.

    良質な胸骨圧迫によって正常時の約25%の心拍出量と 10〜20%の脳・冠血流量が得られるといわれる hokkaido.med   胸骨圧迫 100~120回/分 のテンポで 5cm以上の深さまで強く圧迫する 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻す 気管挿管後は連続した胸骨圧迫を行う 胸骨圧迫の休止が10秒を超えないようにする CCFは80%以上が理想 (CCF=胸骨圧迫時間÷CPRをしている時間)

  • #5.

    良質な胸骨圧迫によって正常時の約25%の心拍出量 10〜20%の脳・冠血流量が得られるといわれる 100~120回/分 のテンポで 5cm以上の深さまで強く圧迫する 圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻す 気管挿管後は連続した胸骨圧迫を行う 胸骨圧迫の休止が10秒を超えないようにする CCFは80%以上が理想 (CCF=胸骨圧迫時間÷CPRをしている時間) hokkaido.med   胸骨圧迫 胸骨圧迫の中断を最小限にする

  • #6.

    目視で胸の上がりが確認できる程度に1秒かけて2回行う 胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の割合で行う 気管挿管後は10回/分の速度で換気する 過換気は避ける リザーバー付き バッグバルブマスク(BVM) 心停止の場合は高濃度酸素を投与する 酸素流量は10〜15L/分にし、FiO2を できる限り100%に近づける   人工呼吸

  • #7.

    下顎を挙上し軌道を確保する 親指と人差し指でマスク上に「C」の形を作りながら中指、薬指、小指で「E」の形を作る   人工呼吸

  • #8.

    EtCO2モニター(カプノメーター) 呼気に含まれるCO2の濃度を計測する バッグバルブマスクと気管チューブの間に専用コネクターを装着し モニターに接続する 一定濃度以上のCO2が検出されれば正しく挿管されている   人工呼吸

  • #9.

    心室細動(VF) 心静止(asystole) 無脈性電気活動(PEA) 無脈性心室頻拍(pulseless VT) 心室筋の無秩序な収縮がみられる状態 VTの波形を示すが脈が触れない状態 心臓の電気活動が全て停止した状態 規則的な電気活動はあるが有効に収縮 しない状態 除細動の適応あり 除細動の適応なし   CPAの波形

  • #10.

    CPRを中止/実施しない要因 ・DNRを確認している ・死後硬直 ・心停止からCPRまでの時間 ・ 質の高いCPR後 20分経過した時点で  EtCO2が10㎜Hg未満 規則的な電気活動がある 場合は脈拍の触知を試みる 5秒以上10秒以下で行う →脈がなければPEA   PEA・asystoleへの対応

  • #11.

    心停止後2回目のリズムチェック以降に 投与する ・除細動に反応しない場合 初回投与量 アミオダロン300㎎ リドカイン1.0~1.5㎎/kg 2回目以降 アミオダロン150㎎ リドカイン0.5~0.75㎎/kg ▶Torsades de pointes Mg製剤2gを生理食塩水10mlに溶解して静注   VF・pulseless VTへの対応

  • #12.

    VFによる心停止から生還する可能性は1分ごとに7~10%低下する 脈拍を触知しているかわからない場合は、CPRを開始する VFによる突然の心停止における生存率と除細動までの時間との関係

  • #13.

      VF・pulseless VTへの対応 電気的除細動 QRS波に同期せずに通電する リズムチェックの15秒前に事前に充電しておく 充電中も胸骨圧迫を続ける 200Jで除細動する 二相性の除細動器は120~200Jが 推奨されており不明な場合は200Jで行う 除細動が終わったらすぐに胸骨圧迫を再開

  • #14.

    ROSC後   原因検索と鑑別疾患 心肺停止の原因として考えられる疾患は5H5Tで覚える

  • #15.

    ROSC後   原因検索と鑑別疾患 心肺停止の原因として考えられる疾患は5H5Tで覚える

  • #17.

    呼吸管理 SpO2 92〜98%、PaCO2 35〜45mmHg 血圧管理 sBP>90mmHg、平均動脈圧>65mmHg ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン等を使用 血糖管理 血糖値は180mg/dL以下 静注または皮下注射によりインスリンを投与 体温管理 目標体温管理(TTM:Targerted Tmperature Management)はROSC後の神経学的回復を改善できることが証明されている唯一の治療である   ROSC(自己心拍再開)後

  • #18.

    心拍再開後の昏睡患者 目標体温を32〜36℃の間で選択 24時間以上行う 氷程度の温度でブドウ糖を含まない等張性輸液 の急速投与や体表冷却器具を用いる 食道体温計、膀胱カテーテルで深部体温を 継続的にモニターする 目標体温管理(TTM:Targerted Tmperature Management)   ROSC(自己心拍再開)後 https://www.bdj.co.jp/interventional/support/temperature/ttm-about.html

  • #19.

    胸骨圧迫の中断を最小限にする 過換気を避ける CPRをしながら鑑別する ROSC後の管理も怠らない   Take Home Message

  • #20.

    ACLS 二次救命処置 プロパイダーマニュアル 研修医のための内科診療ことはじめ 救急・病棟リファレンス イヤーノート2020 研修医当直御法度 診察と手技がみえる2 参考文献

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