医師・医学生のためのスライド共有

Antaa Slide

お知らせ

ログイン
診療科

このスライドは会員限定コンテンツです。


今すぐアカウント登録(無料)して、続きを読みましょう!

最近話題のCAR-T療法ってなあに? L1.png

すでにアカウントをお持ちの方はこちら

投稿者

kotobuki@血液専門医

1/25

テキスト全文

  • #1.

    最近話題のCAR-T療法ってなあに? kotobuki@血液専門医

  • #2.

    そもそもがん免疫とは?  免疫とは「自分と異なるもの(非自己)を攻撃する力」のこと。  外から細菌やウイルスが入ってくれば、それに対して排除する力が働き、戦った結果、発熱を きたす。  主に白血球(好中球やリンパ球など)が免疫の中心的な役割を担っている。  白血球の中でもT細胞は「がん細胞」に対しても攻撃する力を持っている。  しかし、がん細胞は免疫から逃れる力を持っており、通常の免疫機構だけでは完全に死滅させ ることはできない(なのでがんを発症する)。 攻撃はするが、 これだけでは力不足… リンパ球

  • #3.

    CAR-T療法とは?  患者自身のT細胞を取り出して、がん細胞への攻撃力を高めるように遺伝子改 変を行ったのちに(これをCAR-T細胞と呼ぶ) 、それを患者体内に戻して、が んを治療する方法。CARとはキメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor)の略である。  2019年に、CD19という表面抗原をターゲットにした「チサゲンレクルユーセ ル(キムリア🄬🄬)」が保険適応となり、B細胞性急性リンパ性白血病・びまん性 大細胞型B細胞リンパ腫に対して実臨床ですでに用いられている。薬価が3000 万円を超えることでも話題となった。  それ以降も、同じCD19をターゲットとしたCAR-T製剤が登場しており、また、 今後はCD19以外をターゲットとした製剤が出てくるのはほぼ確実である。  これらは血液内科領域の治療戦略を一変させる可能性がある。

会員登録・ログインで「スライド内のテキスト」を参照いただけます。

最近話題のCAR-T療法ってなあに?

  • 血液内科

  • 悪性リンパ腫
  • 血液内科
  • CAR-T
  • サイトカイン放出症候群
  • キメラ抗原受容体
  • 遅延性血球減少
  • CD19
  • ICANS

19,349

127

更新

シェア

ツイート

投稿者プロフィール
kotobuki@血液専門医

総合病院

概要

CAR-T療法とは、患者自身のT細胞を取り出し、がん細胞への攻撃力を高めるように遺伝子改変を行ったのちに 、それを患者体内に戻してがんを治療する方法です。血液内科領域の治療戦略を一変させる可能性があるCAR-T治療。ぜひ本スライドで学んでいただけると幸いです。

◎目次

・そもそもがん免疫とは?

・CAR-T療法とは?

・CAR-Tのしくみ

・CAR-T製剤の比較

・どのような時にCAR-T療法を知りのか?

・CAR-T療法の流れ

・CAR-T療法の主な合併症

・サイトカイン放出症候群 CRS

・神経系事象 ICANS

・遅延性血球減少

・低ガンマグロブリン血症

・急性リンパ性白血病に対する治療成績

・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する治療成績

・CAR-T療法と自家移植の比較

・CAR-T療法の今後

・Take Home Message

本スライドの対象者

研修医/専攻医/専門医

テキスト全文

  • #1.

    最近話題のCAR-T療法ってなあに? kotobuki@血液専門医

  • #2.

    そもそもがん免疫とは?  免疫とは「自分と異なるもの(非自己)を攻撃する力」のこと。  外から細菌やウイルスが入ってくれば、それに対して排除する力が働き、戦った結果、発熱を きたす。  主に白血球(好中球やリンパ球など)が免疫の中心的な役割を担っている。  白血球の中でもT細胞は「がん細胞」に対しても攻撃する力を持っている。  しかし、がん細胞は免疫から逃れる力を持っており、通常の免疫機構だけでは完全に死滅させ ることはできない(なのでがんを発症する)。 攻撃はするが、 これだけでは力不足… リンパ球

  • #3.

    CAR-T療法とは?  患者自身のT細胞を取り出して、がん細胞への攻撃力を高めるように遺伝子改 変を行ったのちに(これをCAR-T細胞と呼ぶ) 、それを患者体内に戻して、が んを治療する方法。CARとはキメラ抗原受容体(Chimeric Antigen Receptor)の略である。  2019年に、CD19という表面抗原をターゲットにした「チサゲンレクルユーセ ル(キムリア🄬🄬)」が保険適応となり、B細胞性急性リンパ性白血病・びまん性 大細胞型B細胞リンパ腫に対して実臨床ですでに用いられている。薬価が3000 万円を超えることでも話題となった。  それ以降も、同じCD19をターゲットとしたCAR-T製剤が登場しており、また、 今後はCD19以外をターゲットとした製剤が出てくるのはほぼ確実である。  これらは血液内科領域の治療戦略を一変させる可能性がある。

会員登録・ログインで「スライド内のテキスト」を参照いただけます。

投稿された先生へ質問や勉強になったポイントをコメントしてみましょう!

0 件のコメント

コメントするにはログインしてください >

kotobuki@血液専門医さんの他の投稿スライド

生存曲線のミカタ

#臨床研究 #血液内科 #生存曲線 #カプラン・マイヤー法 #全生存期間 #OS #打ち切り

62

15,126

最終更新:2022年3月20日

R-CHOP療法を実際にやってみよう!

#血液内科 #リツキシマブ #シクロホスファミド #ハイドロキシダウノルビシン #オンコビン #プレドニゾロン #心機能障害 #耐糖能異常 #骨髄抑制 #ST合剤

161

65,407

最終更新:2022年1月31日

造血幹細胞移植のミニマムエッセンス

#造血幹細胞移植 #血液内科 #骨髄移植 #末梢血幹細胞移植 #臍帯血移植 #同種移植 #自家移植 #GVHD

90

15,052

最終更新:2022年2月3日

もっと見る

関連するスライド

発熱性好中球減少症

#感染症科 #発熱性好中球減少症 #FN #血液内科

97

18,270

最終更新:2024年2月11日

発熱性好中球減少症の対応

#発熱性好中球減少症 #FN #バンコマイシン #メロペネム #血液内科 #ピペラシリン/タゾバクタム #セフェピム #レッドマン症候群 #真菌

199

53,217

最終更新:2021年12月27日

R-CHOP療法を実際にやってみよう!

#血液内科 #リツキシマブ #シクロホスファミド #ハイドロキシダウノルビシン #オンコビン #プレドニゾロン #心機能障害 #耐糖能異常 #骨髄抑制 #ST合剤

161

65,407

最終更新:2022年1月31日

あなたのとなりのシェーグレン~プライマリケアで診るシェーグレン症候群~

#プライマリケア #悪性リンパ腫 #ドライアイ #リウマチ #シェーグレン症候群 #サクソンテスト #新生児ループス #ガムテスト #ドライマウス #義歯 #先天性心ブロック #自己抗体

101

13,371

最終更新:2023年8月7日

医学生や研修医に届けたい血液内科の魅力 4選!!

#医学生 #腰椎穿刺 #初期研修医 #血液内科 #中心静脈穿刺 #ローテーション

14

25,195

最終更新:2022年7月26日

押さえておきたい脾臓腫瘤といえばコレ!! SANT (sclerosing angiomatoid nodular transformation) の画像診断まとめ

#画像診断 #悪性リンパ腫 #画像診断クラブ #画像診断クイズ #SANT #脾臓 #脾腫瘤

101

148,611

最終更新:2021年12月20日



診療科ごとのスライド

内科(539)

消化器内科(69)

循環器内科(91)

呼吸器内科(135)

血液内科(37)

糖尿病内分泌代謝内科(69)

腎臓内科(51)

アレ膠リウマチ内科(51)

脳神経内科(115)

総合診療科(234)

救急科(433)

外科(39)

消化器外科(4)

呼吸器外科(38)

乳腺外科(0)

整形外科(92)

脳神経外科(23)

泌尿器科(25)

形成外科(24)

皮膚科(35)

眼科(19)

耳鼻咽喉科(14)

歯科口腔外科(9)

リハビリテーション科(12)

心臓血管外科(8)

小児科(66)

産婦人科(52)

精神科(73)

放射線科(88)

麻酔科(14)

緩和ケア科(29)

感染症科(236)

産業医(9)

初期研修医(533)

医学生(65)

その他(368)


Antaa Slide Post Banner
今すぐ投稿
Antaa Slide Post Banner今すぐ投稿

Antaa Slide

医師・医学生のためのスライド共有

投稿者インタビュー
Antaa QA

医師同士の質問解決プラットフォーム

App StoreからダウンロードGoogle Play Storeからダウンロード

会社概要

Antaa, Inc. All rights reserved.

Follow us on Facebook
Follow us on Twitter