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急性期脳梗塞 初期診療

急性期脳梗塞 初期診療

菊野宗明

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内科医のための脳出血とくも膜下出血

内科医のための脳出血とくも膜下出血

菊野宗明

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投稿者

えびけん

1/26

テキスト全文

  • #1.

    【救急症例検討会】ちょっとだけ骨髄針の話と脳卒中疑いだった大動脈解離症例

  • #2.

    骨髄針が必要なとき⇒一刻を争うとき 脛骨近位部 中身 《挿入部位》

  • #3.

    「骨髄針」の準備 《準備》 ラクテック500㎖(成人ルート+三活+延長チューブ)+骨髄針カテーテル 骨髄針(何㎜使用するか確認、パワードライバーにセット) 10㎖シリンジ2本 《実施方法》 消毒(アル綿) Drに骨髄針つきのパワードライバーを渡す 穿刺後Drに10㎖シリンジ渡す(髄液の逆流確認) 逆流を確認後、固定テープ貼付 準備してたラクテック繋ぐ 三活から10㎖シリンジで、ラクテックを引きフラッシュ

  • #4.

    脳卒中疑い事例で学ぶ、大動脈解離是非、イメージしながら聞いてください

  • #5.

    救急隊から連絡あり 60歳代女性  某年12月X日午後2時頃,自宅でトイレに行った際によろけてしまい, 右片麻痺と構音障害を来した後,呼びかけに反応しなくなったため救急 要請。約40分後に救急隊が接触した。 JCS III-200 HR 60, BP 146/91, RR 15, SpO2 97%(4L),  舌根沈下あり,  瞳孔径 5 mm/5 mm, 対光反射:両側とも鈍, 明らかな麻痺なし

  • #6.

    さらっと、準備 連絡・招集すべき人員・部署 医師, 看護師の招集 放射線部:画像検査の準備, 血管内治療の準備 検査部:検査結果が早期に出るように ME:血管内治療の準備 手術室:血管内治療 ないし 開頭手術の準備 薬剤部・資材:救急外来に無い薬剤・機器を準備するため 救急外来で準備するもの 末梢静脈留置針(20G), ラクテック:それぞれ2本 迅速クレアチニン測定器:造影CTを撮影するので 簡易血糖測定器:低血糖の除外 酸素とリザーバーマスク モニター 薬剤の準備:e.g., ビムパット®︎, ペルジピン®︎, エダラボン, t-PA etc.  など

  • #7.

    来院時所見 舌根沈下あり, 口腔内に唾液が多量に貯留 SpO2 89%(酸素4L マスク), 自発呼吸あり, RR 15 BP 105/79, HR 62, 橈骨動脈触知は良好 JCS III-200, 痙攣持続, 元から左上下肢拘縮あり, 右片麻痺あり,  瞳孔径 4.5 mm/4.5 mm, 共同偏視なし 体重:43 kg  

  • #8.

    初療室で行った介入 気道(AIRWAY)詰まりかけてる 安定化が必要!! 吸引 下顎挙上* 経鼻エアウェイ挿入*:末梢静脈路確保中で, 画像診断も  急がれたため *あくまで緊急避難的な処置です。 ※他に,痙攣収束のためビムパット®︎0.5 g点滴を実施

  • #9.

    画像所見① − Perfusion CT −

  • #10.

    画像所見② −3D CTA(原画像)− #1 胸部大動脈解離 #2 腕頭動脈解離 #3 左総頸動脈解離

  • #11.

    初療経過  CT撮影完了後のバイタル:HR 63, BP 103/74, SpO2 95% (酸素10L), 自発呼吸あり  撮影後も意識障害といびき音が持続し,ネーザルエアウェイ 内腔から血液の混じった分泌物が出続けている

  • #12.

    初療室で行った介入② まだA(気道)が不安定…確実な気道確保が必要だ 薬剤・器具準備 鎮静薬:ドルミカム(1Aにつき2 mL/10 mg)を生食 8 mLへ溶解。 麻薬性鎮痛薬:フェンタニル(1Aにつき2 mL/0.1 mg)  筋弛緩薬:エスラックス(1Vにつき5 mL/50 mg)   〃 拮抗薬:ブリディオン(1Vにつき200 mg) 喉頭鏡, サクション, アンビューバッグ, EtCO2モニター,   気管チューブ, 気管チューブ固定用器具 十分な酸素化・患者状態監視の継続 薬剤投与:ドルミカム, フェンタニル, エスラックス いざ挿管!(薬剤が効いてきたら) チューブ固定とEtCO2モニター・聴診による確認 ブリディオン投与(神経症状確認が必要なので etc.) この間も患者状態 (i.e., バイタル) の監視を継続! 1, 2は同時並行で やります。

  • #13.

    “AMPLE” −初療経過中に救急隊・キーパーソンから収集すべき情報 − Allergy(アレルギー):なし Medication(内服薬):アトルバスタチン, シロスタゾール,   ビムパット, タケキャブ etc. Past medical history(既往歴):17年前に脳腫瘍摘出術・  SAHで開頭ネッククリッピング術・脳室腹腔シャント術 (他院), 14年前に脳梗塞で入院(他院), 1年前に右大腿骨頸部 骨折で手術 Last meal(最終飲食):昼食? Event:ここでは発症の経緯, 最終健常確認時間など

  • #14.

    その後の経過 入院加療歴のある他院(心臓血管外科やICUあり)への転院を打診したが,  満床のため応需できず。 他の心臓血管外科のある施設にも相談したが,院内クラスター・満床のため  に応需不可だった。 当院で入院加療の方針となった。 挿管後暫くして意識レベル・神経症状は改善。 JCS 1桁:従命可能, 頷きで意思疎通可能, 刺激しなくても開眼 麻痺も認めず 全身麻酔下で解離部への血管内治療を予定したが,最初の造影で解離病変の改善  を認めたため治療せず終了。 病棟へ戻り,ABCD安定を確認後に気管チューブを抜管した。 その後著変なく経過し,入院5日目に他院(心臓血管外科あり)へ転院した。

  • #15.

    大動脈解離とは 循環器内科の先生のご厚意で,スライドを作成して頂けました。 一部,○○○による改変あり。

  • #16.

    大動脈解離 <定義> 大動脈壁が中膜の レベルで2層に剥離し,大動脈の走行に 沿ってある長さを持ち2腔になった状態で,大動脈壁内に 血流または血腫 (血流のある型がほとんどであるが, 血流のない=血栓化し た型もある)が存在する動的な病態

  • #17.

    <分類> 1.解離の範囲からみた分類(右図) e.g., Stanford分類, DeBakey分類 2.偽腔の血流状態による分類 ・偽腔開存型:偽腔に血流があるもの。 部分的に血栓が存在する場合 大部分の偽腔が血栓化しているが, ULPから  長軸方向に広がる偽腔内血流を認める場合 も含む。 ・ULP型:偽腔の大部分に血流を認めないが,tear近傍に  限局した偽腔内血流(ULP)を認めるもの ・偽腔閉塞型:三日月形の偽腔を有し,tear/ULP  及び偽腔内血流を認めないもの。 3.病期による分類 ・急性期:発症後2週間以内.この中で発症48時間以内を  超急性期とする ・亜急性期:発症後2週間を超えて3ヵ月以内 ・慢性期:発症後3ヵ月を超えるもの 解離が上行大動脈に 及んだ:A型 及んでない:B型

  • #18.

    急性大動脈解離の臨床症状には,解離そのものによって生じる疼痛・失神と, 解離が生じたことによって起こる続発症(合併症)がある 血行動態が維持できないのであれば, 心嚢穿刺も考慮 とはいえ内科的にはやりようがないので、できるだけ 早期に手術へ(つまり心外科へ転院搬送)!!

  • #19.

    経過中に合併症発症のリスク  あり。 従って,集学的治療が可能な  施設との連携が望まれる

  • #20.

    胸部大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR) 大血管なので心外科で施行します。 循環器では手が出せません

  • #21.

    大動脈解離の入院管理について −手術以外の治療の話− 『救急診療指針 改訂第5版』(日本救急医学会) 『2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン』  (日本循環器学会・日本心臓血管外科学会・日本胸部外科学会・日本血管  外科学会) より

  • #22.

    大動脈解離の急性期管理の原則 降圧 目標:「100~120 mmHg」(救急診療指針), 「130/80 mmHg未満」  (心臓血管外科etc.のガイドライン) 使用する降圧薬の例(持続点滴) ペルジピン®︎(ニカルジピン:Ca拮抗薬) ヘルベッサー®︎(ジルチアゼム:Ca拮抗薬) ニトログリセリン(硝酸薬) 心拍数コントロールも必要:β遮断薬(e.g., オノアクト®︎) 鎮痛 痛みが強い場合に麻薬性鎮痛薬(e.g., フェンタニル, モルヒネ) 必要なら鎮静薬投与も(e.g., プレセデックス ®︎, ディプリバン ®︎ ) 安静

  • #23.

    まとめ ・大動脈解離は,基本的に心外科の手術のできる病院へ転院搬送 にも関わらず,心外のある施設が「受け入れ不能」はやはりまずい。 このような現状を是正すべく,地域〜国レベルの議論や対策が必要。 ・搬送前(〜中)にやること 血圧管理 ABCの安定化・監視継続 ・当院(=心外なし)で保存的にみるケースの例 超高齢and/or基礎疾患のため手術・血管内治療の適応がない 家族が緩和ケアを主とする保存的加療に同意した

骨髄留置針の使い方&大動脈解離の初期診療

  • 救急科

  • 脳神経外科

  • 心臓血管外科

  • 脳卒中
  • 大動脈解離
  • 骨髄留置針

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投稿者プロフィール
えびけん

医療法人社団三喜会横浜新緑総合病院

投稿した先生からのメッセージ

脳卒中様症候を呈した大動脈解離の症例提示です。冒頭の部分では骨髄留置針の使用法を解説していますが。

救急初期診療や、大動脈解離の入院診療についてもガッツリ解説しました。

概要

 当院で看護師向けに実施したレクチャーのスライドを改変したものです。

 まず冒頭で骨髄留置針の使用方法をサラッと解説しています。

 その後、脳卒中の症候を呈した大動脈解離の症例を提示し、救急初期診療の流れ+大動脈解離の治療についても解説しています。

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医

テキスト全文

  • #1.

    【救急症例検討会】ちょっとだけ骨髄針の話と脳卒中疑いだった大動脈解離症例

  • #2.

    骨髄針が必要なとき⇒一刻を争うとき 脛骨近位部 中身 《挿入部位》

  • #3.

    「骨髄針」の準備 《準備》 ラクテック500㎖(成人ルート+三活+延長チューブ)+骨髄針カテーテル 骨髄針(何㎜使用するか確認、パワードライバーにセット) 10㎖シリンジ2本 《実施方法》 消毒(アル綿) Drに骨髄針つきのパワードライバーを渡す 穿刺後Drに10㎖シリンジ渡す(髄液の逆流確認) 逆流を確認後、固定テープ貼付 準備してたラクテック繋ぐ 三活から10㎖シリンジで、ラクテックを引きフラッシュ

  • #4.

    脳卒中疑い事例で学ぶ、大動脈解離是非、イメージしながら聞いてください

  • #5.

    救急隊から連絡あり 60歳代女性  某年12月X日午後2時頃,自宅でトイレに行った際によろけてしまい, 右片麻痺と構音障害を来した後,呼びかけに反応しなくなったため救急 要請。約40分後に救急隊が接触した。 JCS III-200 HR 60, BP 146/91, RR 15, SpO2 97%(4L),  舌根沈下あり,  瞳孔径 5 mm/5 mm, 対光反射:両側とも鈍, 明らかな麻痺なし

  • #6.

    さらっと、準備 連絡・招集すべき人員・部署 医師, 看護師の招集 放射線部:画像検査の準備, 血管内治療の準備 検査部:検査結果が早期に出るように ME:血管内治療の準備 手術室:血管内治療 ないし 開頭手術の準備 薬剤部・資材:救急外来に無い薬剤・機器を準備するため 救急外来で準備するもの 末梢静脈留置針(20G), ラクテック:それぞれ2本 迅速クレアチニン測定器:造影CTを撮影するので 簡易血糖測定器:低血糖の除外 酸素とリザーバーマスク モニター 薬剤の準備:e.g., ビムパット®︎, ペルジピン®︎, エダラボン, t-PA etc.  など

  • #7.

    来院時所見 舌根沈下あり, 口腔内に唾液が多量に貯留 SpO2 89%(酸素4L マスク), 自発呼吸あり, RR 15 BP 105/79, HR 62, 橈骨動脈触知は良好 JCS III-200, 痙攣持続, 元から左上下肢拘縮あり, 右片麻痺あり,  瞳孔径 4.5 mm/4.5 mm, 共同偏視なし 体重:43 kg  

  • #8.

    初療室で行った介入 気道(AIRWAY)詰まりかけてる 安定化が必要!! 吸引 下顎挙上* 経鼻エアウェイ挿入*:末梢静脈路確保中で, 画像診断も  急がれたため *あくまで緊急避難的な処置です。 ※他に,痙攣収束のためビムパット®︎0.5 g点滴を実施

  • #9.

    画像所見① − Perfusion CT −

  • #10.

    画像所見② −3D CTA(原画像)− #1 胸部大動脈解離 #2 腕頭動脈解離 #3 左総頸動脈解離

  • #11.

    初療経過  CT撮影完了後のバイタル:HR 63, BP 103/74, SpO2 95% (酸素10L), 自発呼吸あり  撮影後も意識障害といびき音が持続し,ネーザルエアウェイ 内腔から血液の混じった分泌物が出続けている

  • #12.

    初療室で行った介入② まだA(気道)が不安定…確実な気道確保が必要だ 薬剤・器具準備 鎮静薬:ドルミカム(1Aにつき2 mL/10 mg)を生食 8 mLへ溶解。 麻薬性鎮痛薬:フェンタニル(1Aにつき2 mL/0.1 mg)  筋弛緩薬:エスラックス(1Vにつき5 mL/50 mg)   〃 拮抗薬:ブリディオン(1Vにつき200 mg) 喉頭鏡, サクション, アンビューバッグ, EtCO2モニター,   気管チューブ, 気管チューブ固定用器具 十分な酸素化・患者状態監視の継続 薬剤投与:ドルミカム, フェンタニル, エスラックス いざ挿管!(薬剤が効いてきたら) チューブ固定とEtCO2モニター・聴診による確認 ブリディオン投与(神経症状確認が必要なので etc.) この間も患者状態 (i.e., バイタル) の監視を継続! 1, 2は同時並行で やります。

  • #13.

    “AMPLE” −初療経過中に救急隊・キーパーソンから収集すべき情報 − Allergy(アレルギー):なし Medication(内服薬):アトルバスタチン, シロスタゾール,   ビムパット, タケキャブ etc. Past medical history(既往歴):17年前に脳腫瘍摘出術・  SAHで開頭ネッククリッピング術・脳室腹腔シャント術 (他院), 14年前に脳梗塞で入院(他院), 1年前に右大腿骨頸部 骨折で手術 Last meal(最終飲食):昼食? Event:ここでは発症の経緯, 最終健常確認時間など

  • #14.

    その後の経過 入院加療歴のある他院(心臓血管外科やICUあり)への転院を打診したが,  満床のため応需できず。 他の心臓血管外科のある施設にも相談したが,院内クラスター・満床のため  に応需不可だった。 当院で入院加療の方針となった。 挿管後暫くして意識レベル・神経症状は改善。 JCS 1桁:従命可能, 頷きで意思疎通可能, 刺激しなくても開眼 麻痺も認めず 全身麻酔下で解離部への血管内治療を予定したが,最初の造影で解離病変の改善  を認めたため治療せず終了。 病棟へ戻り,ABCD安定を確認後に気管チューブを抜管した。 その後著変なく経過し,入院5日目に他院(心臓血管外科あり)へ転院した。

  • #15.

    大動脈解離とは 循環器内科の先生のご厚意で,スライドを作成して頂けました。 一部,○○○による改変あり。

  • #16.

    大動脈解離 <定義> 大動脈壁が中膜の レベルで2層に剥離し,大動脈の走行に 沿ってある長さを持ち2腔になった状態で,大動脈壁内に 血流または血腫 (血流のある型がほとんどであるが, 血流のない=血栓化し た型もある)が存在する動的な病態

  • #17.

    <分類> 1.解離の範囲からみた分類(右図) e.g., Stanford分類, DeBakey分類 2.偽腔の血流状態による分類 ・偽腔開存型:偽腔に血流があるもの。 部分的に血栓が存在する場合 大部分の偽腔が血栓化しているが, ULPから  長軸方向に広がる偽腔内血流を認める場合 も含む。 ・ULP型:偽腔の大部分に血流を認めないが,tear近傍に  限局した偽腔内血流(ULP)を認めるもの ・偽腔閉塞型:三日月形の偽腔を有し,tear/ULP  及び偽腔内血流を認めないもの。 3.病期による分類 ・急性期:発症後2週間以内.この中で発症48時間以内を  超急性期とする ・亜急性期:発症後2週間を超えて3ヵ月以内 ・慢性期:発症後3ヵ月を超えるもの 解離が上行大動脈に 及んだ:A型 及んでない:B型

  • #18.

    急性大動脈解離の臨床症状には,解離そのものによって生じる疼痛・失神と, 解離が生じたことによって起こる続発症(合併症)がある 血行動態が維持できないのであれば, 心嚢穿刺も考慮 とはいえ内科的にはやりようがないので、できるだけ 早期に手術へ(つまり心外科へ転院搬送)!!

  • #19.

    経過中に合併症発症のリスク  あり。 従って,集学的治療が可能な  施設との連携が望まれる

  • #20.

    胸部大動脈ステントグラフト内挿術(TEVAR) 大血管なので心外科で施行します。 循環器では手が出せません

  • #21.

    大動脈解離の入院管理について −手術以外の治療の話− 『救急診療指針 改訂第5版』(日本救急医学会) 『2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン』  (日本循環器学会・日本心臓血管外科学会・日本胸部外科学会・日本血管  外科学会) より

  • #22.

    大動脈解離の急性期管理の原則 降圧 目標:「100~120 mmHg」(救急診療指針), 「130/80 mmHg未満」  (心臓血管外科etc.のガイドライン) 使用する降圧薬の例(持続点滴) ペルジピン®︎(ニカルジピン:Ca拮抗薬) ヘルベッサー®︎(ジルチアゼム:Ca拮抗薬) ニトログリセリン(硝酸薬) 心拍数コントロールも必要:β遮断薬(e.g., オノアクト®︎) 鎮痛 痛みが強い場合に麻薬性鎮痛薬(e.g., フェンタニル, モルヒネ) 必要なら鎮静薬投与も(e.g., プレセデックス ®︎, ディプリバン ®︎ ) 安静

  • #23.

    まとめ ・大動脈解離は,基本的に心外科の手術のできる病院へ転院搬送 にも関わらず,心外のある施設が「受け入れ不能」はやはりまずい。 このような現状を是正すべく,地域〜国レベルの議論や対策が必要。 ・搬送前(〜中)にやること 血圧管理 ABCの安定化・監視継続 ・当院(=心外なし)で保存的にみるケースの例 超高齢and/or基礎疾患のため手術・血管内治療の適応がない 家族が緩和ケアを主とする保存的加療に同意した

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