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『論文にするために』プライマリ・ケア研究 はじめの一歩 Vol.11

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投稿者

ガラパゴス伊藤

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テキスト全文

  • #1.

    ちゃんとできる! 糖尿病診療

  • #3.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #4.

    CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン 糖尿病診療

  • #5.

    CHAPTER1 目標 HbA1cの目標値は? そもそも何のために治療?

  • #6.

    治療目標 予後15年以上 予後5〜15年 予後5年未満 QOLの維持 大血管イベント予防 血糖で死なない

  • #7.

    エビデンスでわかっていること 1 HbA1c<7%で微小血管合併症予防 2 特定の薬で大血管イベント予防 3 HbA1c<7% vs <8%で死亡率同じ

  • #8.

    ガイドライン比較 日本糖尿病学会 ガイドライン

  • #9.

    ガイドライン比較 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標

  • #10.

    ガイドライン比較 米国糖尿病学会(ADA) ガイドライン2020 非高齢者 高齢者

  • #11.

    治療イメージ <65歳 合併症軽い 生活自立 患者イメージ 治療目標 目標HbA1c 65〜80歳 合併症まぁまぁ 生活なんとか >80歳 合併症重い 介護必要 微小血管 合併症予防 大血管イベント 予防 血糖緊急症 予防 < 7% < 8% < 9%

  • #12.

    目標値で大事なこと 目標値を個別化する! 目標値をカルテに書く! 治療の害と天秤にかける!

  • #13.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #14.

    CHAPTER2 合併症 微小血管 大血管 し 神経障害 め 網膜症 じ 腎症 え 壊疽 の 脳卒中 き 狭心症

  • #15.

    神経障害 運動神経 感覚・自律神経

  • #16.

    神経障害

  • #17.

    神経障害 症状によるスクリーニング 20点満点で4点以上で陽性(ただし3,4,9,10のうちいずれか2点が必須) Acta Diabetol 1995;32:7

  • #18.

    神経障害 身体所見によるスクリーニング 8点満点で2点以上で陽性 Diabetes Care 1994;17:1281 Jendrassik手技 スクリーニングは年1回行う!

  • #19.

    網膜症 みわ眼科:https://www.miwa-ganka.com/vitreoretinal_disease/ 糖尿病は全例眼科紹介! 血糖急速降下で悪化リスク ↑ (目安は6ヶ月で HbA1c3%以内)

  • #20.

    腎症 治療 血糖値・血圧管理徹底 高血圧あればACE-I/ARB導入 CKDとして対応 貧血・尿酸・P・Ca・HCO3 etc. 透析も含めた ACPを深める

  • #21.

    高血圧 目標値 75歳未満 < 130/80mmHg 75歳以上 < 130/80mmHg 難しい場合 < 140/90mmHg

  • #22.

    高血圧 治療 1st ACE阻害薬 or ARB 2nd カルシウムブロッカー or サイアザイド系利尿薬

  • #23.

    脂質異常症 目標値・治療 1次予防 LDL < 120mg/dL 2次予防 LDL < 70mg/dL 1st スタチン(2次予防はストロング)  2nd エゼチミブ

  • #24.

    フットケア ポイント 初診時に足を診る 看護師にフットケア依頼 患者にも毎日見てもらう

  • #25.

    その他 がん検診 大腸がん 胃がん 乳がん 子宮頸がん (肺がん/膵がん/肝臓がん) 喫煙 本数の確認 禁煙指導 1型糖尿病 抗GAD抗体

  • #26.

    カルテ例 【問題リスト】 # 2型糖尿病 神(+) 眼(-) 腎(+) 目標HbA1c<7% # 高血圧 目標<130/80mmHg # 脂質異常症 目標LDL<120mg/dl # 喫煙 20本/日 関心期

  • #27.

    カルテ例 【検査】 採血:1,③,5,7,⑨,11月 採尿:3,9月 胸部Xp:5月 ECG:5月 胃カメラ:7月 便Hb:7月 腹部エコー:11月 【生活環境】 食事:3食 間食なし 調理者:妻 栄養指導未 運動:ウォーキング週2 仕事:事務職 アルコール:焼酎1合/日 フットケア:指導済 (住まい/ADL/主介護者) フルオーダー

  • #28.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #29.

    CHAPTER3 内服 ラインナップ

  • #30.

    ビグアナイド薬

  • #31.

    ビグアナイド薬 選択薬 メトホルミン 使い所 糖尿病治療の第1選択薬

  • #32.

    ビグアナイド薬 第一選択の理由 大血管イベント・死亡率抑制のエビデンスがある 低血糖などの副作用が少ない 他剤と併用しやすい 薬価が低い

  • #33.

    ビグアナイド薬 処方できない人 腎不全 (Cre 男性>1.3mg/dL 女性>1.2mg/dL) 高齢者 (75歳以上の新規処方は控える) アルコール多飲 脱水・重症感染症 重度心不全・肝不全 乳酸アシドーシス

  • #34.

    ビグアナイド薬 注意点 胃腸障害が多い ビタミンB12欠乏

  • #35.

    ビグアナイド薬 処方例 メトホルミン(250mg) 2T 1〜2×で開始 徐々に増量 最大9T3×(2250mg) 下痢や嘔気に注意! 必要であれば整腸剤、制吐薬も

  • #36.

    DPP-4阻害薬

  • #37.

    DPP-4阻害薬 選択薬一覧 腎・肝代謝で一つずつ

  • #38.

    DPP-4阻害薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 高齢者・腎不全では第1選択

  • #39.

    DPP-4阻害薬 長所 副作用が少ない 投与回数が少ない 腎不全でも使える 短所 薬価が高い 大血管イベント抑制の エビデンスがない

  • #40.

    DPP-4阻害薬 注意点 SU薬と併用で低血糖増える 心不全・鼻咽頭炎・尿路感染増える可能性あり

  • #41.

    DPP-4阻害薬 処方例 腎不全なし ジャヌビア®︎(50mg) 1〜2T 1× 腎不全あり トラゼンタ®︎(5mg) 1T 1×

  • #42.

    SGLT2阻害薬

  • #43.

    SGLT2阻害薬 選択薬一覧 投与回数は1日1回 中等度以上の腎障害では効果乏しい

  • #44.

    SGLT2阻害薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 肥満体型・非高齢者 心不全・軽度腎不全 大血管症ハイリスク

  • #45.

    SGLT2阻害薬 エビデンス EMPA-REG OUTCOME エンパグリフロジン(ジャディアンス®︎) vs プラセボ 心血管イベント・心血管死・総死亡抑制 CANVAS program カナグリフロジン(カナグル®︎) vs プラセボ 心血管イベント抑制 DECLARE-TIMI ダバグリフロジン(フォシーガ®︎) vs プラセボ 心血管イベント抑制有意差なし

  • #46.

    SGLT2阻害薬 エビデンス 前述3つのメタアナリシス 心血管イベントの1次予防に有意差なし 心・腎保護作用を示唆 2次予防は有意差をもって抑制 結論:心血管症2次予防の効果はありそう    心・腎保護作用はあるかも Lancet 393(10166): 31-39. 2019

  • #47.

    SGLT2阻害薬 長所 体重を減らす 投与回数が少ない 心・腎保護作用 短所 薬価が高い 副作用多め 心血管症予防

  • #48.

    SGLT2阻害薬 注意点 脱水・DKA・サルコペニアのリスク増 性器感染・尿路感染が増える 高齢者・女性には処方注意

  • #49.

    SGLT2阻害薬 処方例 ジャディアンス®︎(10mg) 1T 1× 効果不十分な場合は25mgまで増量

  • #50.

    GLP-1受容体作動薬

  • #51.

    GLP-1受容体作動薬 選択薬一覧

  • #52.

    GLP-1受容体作動薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 肥満体型 注射OKな人 大血管症ハイリスク

  • #53.

    GLP-1受容体作動薬 長所 体重を減らす 短所 薬価が高い 注射製剤 心血管症予防

  • #54.

    GLP-1受容体作動薬 注意点 食欲が下がる 胆石症・急性膵炎のリスク増

  • #55.

    GLP-1受容体作動薬 使い分け 1st ビクトーザ®︎ 2nd トルリシティ®︎ 1.8mgで心血管イベントの抑制 食欲低下も比較的マイルド 心血管イベント抑制エビデンスは日本の倍量 週1回注射 在宅で使いやすい

  • #56.

    GLP-1受容体作動薬 vs DPP4阻害薬 エビデンス面ではGLP-1受容体作動薬が優位 しかし注射へのハードルが高い 基本はDPP-4阻害薬  ハイリスク群はGLP-1受容体作動薬

  • #57.

    GLP-1受容体作動薬 vs SGLT2阻害薬 エビデンス面ではほぼ互角 副作用はSGLT2阻害薬 > GLP-1受容体作動薬 しかしGLP-1受容体作動薬は注射 副作用リスク低ければSGLT2阻害薬

  • #58.

    GLP-1受容体作動薬 注意点 内因性︎インスリンがないと効果薄い できれば開始前にCペプチド確認 DPP-4阻害薬と併用できない

  • #59.

    GLP-1受容体作動薬 処方例 ビクトーザ®︎ 1日1回皮下注 0.3mg/日から開始  1週間以上空けて0.3mg/日ずつ増量 最大1.8mg/日

  • #60.

    SU薬

  • #61.

    SU薬 グリベンクラミド (第二世代;オイグルコン®︎) 選択薬 グリクラシド (第二世代;グリミクロン®︎) グリメピリド (第三世代;アマリール︎®︎)

  • #62.

    SU薬 使い所 基本的に使わない 2,3剤使用してダメな時 非高齢者・肝腎不全がない・痩せ型

  • #63.

    SU薬 長所 効果が強い 短所 低血糖リスクがある 効果が遷延する 薬価が安い 体重が増える

  • #64.

    SU薬 注意点 少量から開始する 漫然と処方されていることが多い

  • #65.

    αGI薬

  • #66.

    αGI薬 ボグリボース (ベイスン®︎) 選択薬 ミグリトール (セイブル®︎) アカルボース (グルコバイ®︎)

  • #67.

    αGI薬 使い所 2,3剤使用してダメな時 服薬コンプライアンスがよい人 高齢者・腎不全でも使用できる

  • #68.

    αGI薬 長所 副作用が少ない 短所 内服回数多い (毎食直前) 薬価が安い

  • #69.

    αGI薬 注意点 初期に放屁・下痢・腹満がでる 肝硬変では高アンモニア血症リスク増 イレウスの既往あれば禁忌

  • #70.

    グリニド薬

  • #71.

    グリニド薬 使い所 ほとんど使わない ピンポイントで食後血糖高い時

  • #72.

    チアゾリジン

  • #73.

    チアゾリジン 使い所 基本的に使わない (膀胱癌↑ 心不全↑) 予後限られていて他剤使用できない時

  • #74.

    非インスリン療法 非高齢 and 腎機能正常 高齢 and/or 腎不全 大血管症ハイリスク メトホルミン DPP-4阻害薬 SGLT2阻害薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害薬 DPP-4阻害薬 少量メトホルミン 少量SU薬 αGI薬 その他(チアゾリジン以外) 個別にアレンジする! or or NO YES

  • #75.

    内服まとめ

  • #76.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #77.

    CHAPTER4 インスリン 糖尿病リソースガイド

  • #78.

    持効型インスリン

  • #79.

    持効型インスリン

  • #80.

    超速効型インスリン どれでもOK! 個人的には持効型のデバイスと合わせる

  • #81.

    どんな人に導入? ① 1型糖尿病 ② DKA・HHS ④ 3剤以上でも目標未達成 ③ 糖毒性状態 専門医紹介 入院加療 外来導入

  • #82.

    外来導入 BOT (Basal Supported Oral Therapy) 血糖値 時間 持効型インスリン

  • #83.

    BOT (Basal Supported Oral Therapy) やり方 持効型インスリンを1日1回で開始 打つ時間はどこでもOK 1回4単位から開始 2単位ずつUP 内服はSU薬・グリニド薬以外継続 初回は必ず手技指導!

  • #84.

    BOT (Basal Supported Oral Therapy) SMBG (自己血糖測定) ちゃんとできる人 普通の人 できなそうな人 1日3〜4回 1日1回 最初はなし

  • #85.

    BOTでダメな時 入院させる 専門医に紹介 高いところだけ超速効型併用

  • #86.

    BOTでダメな時

  • #87.

    おまけ シックデイ 基本原則 できるだけ食べる 持効型インスリンはやめない

  • #88.

    おまけ シックデイ 全く食べれない時 持効型インスリン以外全て中止 入院も考慮

  • #89.

    おまけ シックデイ 半分くらい食べれる時 DPP-4阻害薬は継続 速効型インスリン、SU薬は半量 それ以外は中止

  • #90.

    参考文献

  • #91.

    糖尿病診療 まとめ CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン 目標の個別化 Check & Follow メトホルミン1St まずはBOT

ちゃんとできる!糖尿病診療!

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ガラパゴス伊藤

さんむ医療センター

概要

内科、総合診療の後期研修医向けに作ったスライドです。初期研修医の先生でもわかる内容になっています。YouTubeに動画も投稿していますので合わせてご視聴ください!https://youtu.be/sdcgxnxEfJ4

【このスライドの解説動画はこちら】

https://qa.antaa.jp/stream/contents/189

本スライドの対象者

研修医/専攻医

参考文献

  • プライマリ・ケア医のための糖尿病診療入門

テキスト全文

  • #1.

    ちゃんとできる! 糖尿病診療

  • #2.

    自己紹介 総合診療医 ガラパゴス伊藤 チャンネル登録者 2000人 毎月レクチャー動画配信中! https://www.youtube.com/c/ガラパゴス伊藤の総合診療チャンネル YouTube更新などお知らせ DMでお悩み相談受け付け中! https://twitter.com/galapagos_ito

  • #3.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #4.

    CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン 糖尿病診療

  • #5.

    CHAPTER1 目標 HbA1cの目標値は? そもそも何のために治療?

  • #6.

    治療目標 予後15年以上 予後5〜15年 予後5年未満 QOLの維持 大血管イベント予防 血糖で死なない

  • #7.

    エビデンスでわかっていること 1 HbA1c<7%で微小血管合併症予防 2 特定の薬で大血管イベント予防 3 HbA1c<7% vs <8%で死亡率同じ

  • #8.

    ガイドライン比較 日本糖尿病学会 ガイドライン

  • #9.

    ガイドライン比較 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標

  • #10.

    ガイドライン比較 米国糖尿病学会(ADA) ガイドライン2020 非高齢者 高齢者

  • #11.

    治療イメージ <65歳 合併症軽い 生活自立 患者イメージ 治療目標 目標HbA1c 65〜80歳 合併症まぁまぁ 生活なんとか >80歳 合併症重い 介護必要 微小血管 合併症予防 大血管イベント 予防 血糖緊急症 予防 < 7% < 8% < 9%

  • #12.

    目標値で大事なこと 目標値を個別化する! 目標値をカルテに書く! 治療の害と天秤にかける!

  • #13.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #14.

    CHAPTER2 合併症 微小血管 大血管 し 神経障害 め 網膜症 じ 腎症 え 壊疽 の 脳卒中 き 狭心症

  • #15.

    神経障害 運動神経 感覚・自律神経

  • #16.

    神経障害

  • #17.

    神経障害 症状によるスクリーニング 20点満点で4点以上で陽性(ただし3,4,9,10のうちいずれか2点が必須) Acta Diabetol 1995;32:7

  • #18.

    神経障害 身体所見によるスクリーニング 8点満点で2点以上で陽性 Diabetes Care 1994;17:1281 Jendrassik手技 スクリーニングは年1回行う!

  • #19.

    網膜症 みわ眼科:https://www.miwa-ganka.com/vitreoretinal_disease/ 糖尿病は全例眼科紹介! 血糖急速降下で悪化リスク ↑ (目安は6ヶ月で HbA1c3%以内)

  • #20.

    腎症 治療 血糖値・血圧管理徹底 高血圧あればACE-I/ARB導入 CKDとして対応 貧血・尿酸・P・Ca・HCO3 etc. 透析も含めた ACPを深める

  • #21.

    高血圧 目標値 75歳未満 < 130/80mmHg 75歳以上 < 130/80mmHg 難しい場合 < 140/90mmHg

  • #22.

    高血圧 治療 1st ACE阻害薬 or ARB 2nd カルシウムブロッカー or サイアザイド系利尿薬

  • #23.

    脂質異常症 目標値・治療 1次予防 LDL < 120mg/dL 2次予防 LDL < 70mg/dL 1st スタチン(2次予防はストロング)  2nd エゼチミブ

  • #24.

    フットケア ポイント 初診時に足を診る 看護師にフットケア依頼 患者にも毎日見てもらう

  • #25.

    その他 がん検診 大腸がん 胃がん 乳がん 子宮頸がん (肺がん/膵がん/肝臓がん) 喫煙 本数の確認 禁煙指導 1型糖尿病 抗GAD抗体

  • #26.

    カルテ例 【問題リスト】 # 2型糖尿病 神(+) 眼(-) 腎(+) 目標HbA1c<7% # 高血圧 目標<130/80mmHg # 脂質異常症 目標LDL<120mg/dl # 喫煙 20本/日 関心期

  • #27.

    カルテ例 【検査】 採血:1,③,5,7,⑨,11月 採尿:3,9月 胸部Xp:5月 ECG:5月 胃カメラ:7月 便Hb:7月 腹部エコー:11月 【生活環境】 食事:3食 間食なし 調理者:妻 栄養指導未 運動:ウォーキング週2 仕事:事務職 アルコール:焼酎1合/日 フットケア:指導済 (住まい/ADL/主介護者) フルオーダー

  • #28.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #29.

    CHAPTER3 内服 ラインナップ

  • #30.

    ビグアナイド薬

  • #31.

    ビグアナイド薬 選択薬 メトホルミン 使い所 糖尿病治療の第1選択薬

  • #32.

    ビグアナイド薬 第一選択の理由 大血管イベント・死亡率抑制のエビデンスがある 低血糖などの副作用が少ない 他剤と併用しやすい 薬価が低い

  • #33.

    ビグアナイド薬 処方できない人 腎不全 (Cre 男性>1.3mg/dL 女性>1.2mg/dL) 高齢者 (75歳以上の新規処方は控える) アルコール多飲 脱水・重症感染症 重度心不全・肝不全 乳酸アシドーシス

  • #34.

    ビグアナイド薬 注意点 胃腸障害が多い ビタミンB12欠乏

  • #35.

    ビグアナイド薬 処方例 メトホルミン(250mg) 2T 1〜2×で開始 徐々に増量 最大9T3×(2250mg) 下痢や嘔気に注意! 必要であれば整腸剤、制吐薬も

  • #36.

    DPP-4阻害薬

  • #37.

    DPP-4阻害薬 選択薬一覧 腎・肝代謝で一つずつ

  • #38.

    DPP-4阻害薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 高齢者・腎不全では第1選択

  • #39.

    DPP-4阻害薬 長所 副作用が少ない 投与回数が少ない 腎不全でも使える 短所 薬価が高い 大血管イベント抑制の エビデンスがない

  • #40.

    DPP-4阻害薬 注意点 SU薬と併用で低血糖増える 心不全・鼻咽頭炎・尿路感染増える可能性あり

  • #41.

    DPP-4阻害薬 処方例 腎不全なし ジャヌビア®︎(50mg) 1〜2T 1× 腎不全あり トラゼンタ®︎(5mg) 1T 1×

  • #42.

    SGLT2阻害薬

  • #43.

    SGLT2阻害薬 選択薬一覧 投与回数は1日1回 中等度以上の腎障害では効果乏しい

  • #44.

    SGLT2阻害薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 肥満体型・非高齢者 心不全・軽度腎不全 大血管症ハイリスク

  • #45.

    SGLT2阻害薬 エビデンス EMPA-REG OUTCOME エンパグリフロジン(ジャディアンス®︎) vs プラセボ 心血管イベント・心血管死・総死亡抑制 CANVAS program カナグリフロジン(カナグル®︎) vs プラセボ 心血管イベント抑制 DECLARE-TIMI ダバグリフロジン(フォシーガ®︎) vs プラセボ 心血管イベント抑制有意差なし

  • #46.

    SGLT2阻害薬 エビデンス 前述3つのメタアナリシス 心血管イベントの1次予防に有意差なし 心・腎保護作用を示唆 2次予防は有意差をもって抑制 結論:心血管症2次予防の効果はありそう    心・腎保護作用はあるかも Lancet 393(10166): 31-39. 2019

  • #47.

    SGLT2阻害薬 長所 体重を減らす 投与回数が少ない 心・腎保護作用 短所 薬価が高い 副作用多め 心血管症予防

  • #48.

    SGLT2阻害薬 注意点 脱水・DKA・サルコペニアのリスク増 性器感染・尿路感染が増える 高齢者・女性には処方注意

  • #49.

    SGLT2阻害薬 処方例 ジャディアンス®︎(10mg) 1T 1× 効果不十分な場合は25mgまで増量

  • #50.

    GLP-1受容体作動薬

  • #51.

    GLP-1受容体作動薬 選択薬一覧

  • #52.

    GLP-1受容体作動薬 使い所 メトホルミンの上乗せ 肥満体型 注射OKな人 大血管症ハイリスク

  • #53.

    GLP-1受容体作動薬 長所 体重を減らす 短所 薬価が高い 注射製剤 心血管症予防

  • #54.

    GLP-1受容体作動薬 注意点 食欲が下がる 胆石症・急性膵炎のリスク増

  • #55.

    GLP-1受容体作動薬 使い分け 1st ビクトーザ®︎ 2nd トルリシティ®︎ 1.8mgで心血管イベントの抑制 食欲低下も比較的マイルド 心血管イベント抑制エビデンスは日本の倍量 週1回注射 在宅で使いやすい

  • #56.

    GLP-1受容体作動薬 vs DPP4阻害薬 エビデンス面ではGLP-1受容体作動薬が優位 しかし注射へのハードルが高い 基本はDPP-4阻害薬  ハイリスク群はGLP-1受容体作動薬

  • #57.

    GLP-1受容体作動薬 vs SGLT2阻害薬 エビデンス面ではほぼ互角 副作用はSGLT2阻害薬 > GLP-1受容体作動薬 しかしGLP-1受容体作動薬は注射 副作用リスク低ければSGLT2阻害薬

  • #58.

    GLP-1受容体作動薬 注意点 内因性︎インスリンがないと効果薄い できれば開始前にCペプチド確認 DPP-4阻害薬と併用できない

  • #59.

    GLP-1受容体作動薬 処方例 ビクトーザ®︎ 1日1回皮下注 0.3mg/日から開始  1週間以上空けて0.3mg/日ずつ増量 最大1.8mg/日

  • #60.

    SU薬

  • #61.

    SU薬 グリベンクラミド (第二世代;オイグルコン®︎) 選択薬 グリクラシド (第二世代;グリミクロン®︎) グリメピリド (第三世代;アマリール︎®︎)

  • #62.

    SU薬 使い所 基本的に使わない 2,3剤使用してダメな時 非高齢者・肝腎不全がない・痩せ型

  • #63.

    SU薬 長所 効果が強い 短所 低血糖リスクがある 効果が遷延する 薬価が安い 体重が増える

  • #64.

    SU薬 注意点 少量から開始する 漫然と処方されていることが多い

  • #65.

    αGI薬

  • #66.

    αGI薬 ボグリボース (ベイスン®︎) 選択薬 ミグリトール (セイブル®︎) アカルボース (グルコバイ®︎)

  • #67.

    αGI薬 使い所 2,3剤使用してダメな時 服薬コンプライアンスがよい人 高齢者・腎不全でも使用できる

  • #68.

    αGI薬 長所 副作用が少ない 短所 内服回数多い (毎食直前) 薬価が安い

  • #69.

    αGI薬 注意点 初期に放屁・下痢・腹満がでる 肝硬変では高アンモニア血症リスク増 イレウスの既往あれば禁忌

  • #70.

    グリニド薬

  • #71.

    グリニド薬 使い所 ほとんど使わない ピンポイントで食後血糖高い時

  • #72.

    チアゾリジン

  • #73.

    チアゾリジン 使い所 基本的に使わない (膀胱癌↑ 心不全↑) 予後限られていて他剤使用できない時

  • #74.

    非インスリン療法 非高齢 and 腎機能正常 高齢 and/or 腎不全 大血管症ハイリスク メトホルミン DPP-4阻害薬 SGLT2阻害薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害薬 DPP-4阻害薬 少量メトホルミン 少量SU薬 αGI薬 その他(チアゾリジン以外) 個別にアレンジする! or or NO YES

  • #75.

    内服まとめ

  • #76.

    糖尿病診療 CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン

  • #77.

    CHAPTER4 インスリン 糖尿病リソースガイド

  • #78.

    持効型インスリン

  • #79.

    持効型インスリン

  • #80.

    超速効型インスリン どれでもOK! 個人的には持効型のデバイスと合わせる

  • #81.

    どんな人に導入? ① 1型糖尿病 ② DKA・HHS ④ 3剤以上でも目標未達成 ③ 糖毒性状態 専門医紹介 入院加療 外来導入

  • #82.

    外来導入 BOT (Basal Supported Oral Therapy) 血糖値 時間 持効型インスリン

  • #83.

    BOT (Basal Supported Oral Therapy) やり方 持効型インスリンを1日1回で開始 打つ時間はどこでもOK 1回4単位から開始 2単位ずつUP 内服はSU薬・グリニド薬以外継続 初回は必ず手技指導!

  • #84.

    BOT (Basal Supported Oral Therapy) SMBG (自己血糖測定) ちゃんとできる人 普通の人 できなそうな人 1日3〜4回 1日1回 最初はなし

  • #85.

    BOTでダメな時 入院させる 専門医に紹介 高いところだけ超速効型併用

  • #86.

    BOTでダメな時

  • #87.

    おまけ シックデイ 基本原則 できるだけ食べる 持効型インスリンはやめない

  • #88.

    おまけ シックデイ 全く食べれない時 持効型インスリン以外全て中止 入院も考慮

  • #89.

    おまけ シックデイ 半分くらい食べれる時 DPP-4阻害薬は継続 速効型インスリン、SU薬は半量 それ以外は中止

  • #90.

    参考文献

  • #91.

    糖尿病診療 まとめ CHAPTER1 目標 CHAPTER2 合併症 CHAPTER3 内服 CHAPTER4 インスリン 目標の個別化 Check & Follow メトホルミン1St まずはBOT

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