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薬剤比較
パーキンソン病治療薬 〜2018年ガイドラインの変更ポイント・薬効まとめ〜
#パーキンソン病 #イシヤク #レボドパ #COMT阻害薬 #MAO-B阻害薬 #メネシット #マドパー #シンメトレル #エフピー #トレリーフ
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最終更新:2022年1月4日
脂質異常症治療薬 スタチン不耐のフローチャート・薬効ごとのまとめ
#脂質異常症 #イシヤク #スタチン #フィブラート #クレストール #リピトール #EPA製剤 #MTP阻害薬 #PCSK9阻害薬 #陰イオン交換樹脂
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最終更新:2021年12月27日
ステロイド外用薬 〜強さごとのまとめ〜
#ステロイド #イシヤク #アンテベート #デルモベート #フルメタ #リンデロン #ベトネベート #ネリゾナ #ロコイド #マイザー
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最終更新:2022年5月11日
利尿薬の使い方〜体液量過剰に使うものだという認識が第一歩〜
#腎臓内科 #高K血症 #利尿薬 #サイアザイド #マンニトール #スピロノラクトン #ループ利尿薬 #トルバプタン #グリセロール #低Mg血症
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最終更新:2022年12月22日
ループス腎炎患者における寛解達成後の免疫抑制療法の中止について
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最終更新:2022年11月11日
低ナトリウム血症
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常染色体優性多発嚢胞腎〜診断と治療、脳動脈瘤の検索と高血圧の管理が大事〜
#ADPKD #常染色体優性多発嚢胞腎 #脳動脈瘤 #未破裂動脈瘤 #PKD
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最終更新:2022年10月3日
慢性腎臓病(CKD)の生活指導〜運動療法、飲水の考え方〜
#生活指導 #飲水指導 #CKD診療ガイドライン
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最終更新:2022年7月28日
降圧薬と高K血症のマネージ 〜Kはこのように調整すると上手くいく〜
#RAA系 #ケイキサレート #カリメート #ロケルマ
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最終更新:2022年4月27日
腎性貧血治療薬 薬効ごとのまとめ イシヤク
目次 1. 腎性貧血とは 2. 腎性貧血の治療と治療目標 3. エリスロポエチン(EPO)製剤 4. HIF-PH阻害薬 5. 腎性貧血治療薬
腎性貧血とは 腎臓においてヘモグロビンの低下に見合った十分量のエリスロポエチン(EPO)が産生されないこと によってひき起こされる貧血であり、貧血の主因が腎障害(CKD)以外に求められないもの 保存期CKD患者では、血中EPO濃度の測定が診断に有用 腎性貧血診断基準 60歳未満 60歳以上70歳未満 70歳以上 男性 Hb<13.5g/dL Hb<13.5g/dL Hb<11.0g/dL 女性 Hb<11.5g/dL Hb<10.5g/dL Hb<10.5g/dL エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018
血液疾患の鑑別 日本透析医学会雑誌 49巻2号 2016
腎性貧血の治療と治療目標 ・赤血球造血刺激因子製剤(ESA) 治療 ・HIF-PH阻害薬 ・鉄欠乏状態(血清フェリチン値<100μg/L または TSAT<20%)であれば、鉄剤 の投与推奨 保存期CKD:11g/dL≦ Hb <13g/dL 透析患者:10g/dL≦ Hb <12g/dL 治療目標 但し、重篤なCVDの既往や合併のある患者あるいは医学的に必要のある患者では Hb値12g/dL を超える場合に ESAの減量・休薬を考慮 死亡リスクの観点からは、 Hb≧9g/dLの管理でも許容 される
エリスロポエチン(EPO)製剤 作用機序 EPOは主に腎臓で産生、分泌される糖蛋白質で、赤血球の産生を促す。 治療目標 Hbの目標値は、透析前の保存期では 11〜13g/dL、透析患者では 10〜12g/dL。患者個々 人の状態に応じて適切な治療目標を設定する。 EPO投与が後のHb値は12g/dLを超えな いようにする。 薬剤 血中半減期を長くしたネスプ、ミルセラなどがあり、 ネスプは骨髄異形成症候群を伴う貧血 にも使用できる。
EPO製剤:エスポー、エポジン、ミルセラ
EPO製剤:ネスプ、エポエチンアルファ
HIF-PH阻害薬 作用機序 低酸素誘導因子ープロリン水酸化酵素( HIF-PH)を阻害することで、 EPO産生の誘導によ る造血を亢進し、腎性貧血を改善する。 副作用 VEGFの発現を亢進させるため、悪性腫瘍、網膜疾患の精査が投与前に必要。 どの薬剤も血栓塞栓症のリスク があり、Hb値の上昇速度が 0.5g/dL/weekを上回らないよ うにする。 ・週3回投与:エベレンゾ ・毎日内服:ダーブロック、バフセオ、エナロイ、マスーレッド。 薬剤 ダーブロックは 、リン吸着薬や酸化マグネシウム製剤との相互作用がないので、 服用時点 をずらす必要がない 。他の同効薬は併用の際は時間を空ける必要あり。
HIF-PH阻害薬:エベレンゾ、ダーブロック、バフセオ
HIF-PH阻害薬:エナロイ、マスーレッド
腎性貧血用剤:チオデロン
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